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腰痛の情報として耳にすることが多いのは、ぎっくり腰・腰部椎間板(ようぶついかんばん)ヘルニア・脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の3つではないでしょうか?
ちなみに、ぎっくり腰の経験はわずかに(?)2回だけですが、現在でも私の腰には椎間板ヘルニアが2ヶ所にあり、そのうち1ヶ所はいぜんとして脊柱管狭窄症のままです。
その状態でふつうの日常生活どころか、スポーツも武術の稽古も全く問題なくこなしております。
私自身の腰痛体験談は他のページでもご紹介していますので、ここではこの3種類の有名な(?)腰痛について見ていくことにしましょう。
ぎっくり腰
ぎっくり腰という呼び方ですが、“突然に生じる強い腰の痛み”にならば何にでも使われているようです。
どんな痛みであっても関係ありません。
この言葉で分かるのは『一瞬にして腰が痛くなってしまった』ということだけ。何が原因かは全くもって不明なのです。
別の言い方をすれば、多くの原因が考えられるともいえるでしょう。
腰や骨盤の筋肉、筋肉を包んでいる薄い膜である筋膜、骨と骨がずれないようにしっかりと固定している靱帯(じんたい)、レントゲンには写らない軟骨(なんこつ)、関節を袋のように包んでいる関節包(かんせつほう)などが傷ついたり、伸びすぎてしまったため痛みに襲われてしまったのです。
筋肉のばあいならば、肉離れのような状態となったために激しい痛みが生じるというのが、原因とされています。
ぎっくり腰に年齢は関係無し。
一瞬にして強烈な痛みを感じて一気に地獄に突き落とされるイメージですが、2〜3日安静にしているとそれだけで痛みが軽くなっていき1週間から長くても10日でいどで日常生活に戻ることが可能というのが一般的な経過のようです。
個人的な体験でも、また多くのお客さまからお聴きしたご体験でも、同じでした。
でも、そのときに生じた骨盤の歪(ひず)みや腰の骨の配列、そして筋肉のアンバランスや硬(かた)くなってしまったところがその状態のまま安定してしまう可能性が大きいのです。
そのため、ぎっくり腰を繰り返すまでの時間が徐々に短くなり、2〜3年に1回が毎年1回となった頃からいつも腰に違和感を感じたり、気になる痛みが感じられたり…
年に2回程度繰り返すようになった頃から絶えず腰の痛みに悩まされるようになるといったパターンが典型的な腰痛の悪化への道筋のようです。
きちんとした検査を受けてみると、いつの頃なのか椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症になっていたというケースも多いとのこと。風邪よりも性質(たち)が悪そうですね。
椎間板ヘルニア
腰痛では、腰の部分という意味の“腰部(ようぶ)”という説明が付きます。ですから、椎間板(ついかんばん)ヘルニアを省略しないで呼ぶと腰部椎間板(ようぶついかんばん)ヘルニアとなります。
でも、この言葉の意味は、『背骨の腰の部分の骨である腰椎(ようつい)と腰椎の間、または腰椎と骨盤の間には、椎間板(ついかんばん)と呼ばれる少しつぶれた円盤のような形をしたクッションがあります。そのクッションが飛び出してしまった』ということ。
その状態を伝えている言葉に過ぎません。痛いとも痛くないとも言ってはいないのです。
背骨の骨と骨の間でクッションとして働いてくれている椎間板(ついかんばん)にヘルニア、“飛び出したもの”があるということを表しているだけなのです。
大変、残念なことですが、『ヘルニアが神経を圧迫するので痛みが生じる。だから、腰が痛くなっても仕方が無い』という間違った解釈が一般的に広まっておりそれが修正される気配はありません。
ちなみに、椎間板ヘルニアのばあい年齢的には10代から40代までの比較的若い人たちがなるケースが多いといわれています。短期間で痛みが強くなってしまう傾向があるともいわれています。
話はずれますが、ヘルニアという言葉は“腸ヘルニア”や“鼡径(そけい)ヘルニア”といえば鼡径部(そけいぶ:コマネチラインですね!)から腸が出てしまう脱腸(だっちょう)のことですし、“臍(さい)ヘルニア”といえば“おへそが出っ張った状態”、つまりデベソのことです。
でも、最近ではヘルニアというと腰部椎間板ヘルニアのことを連想するようになってきています。それだけ、一般的な言葉(?)となってきたということなのでしょう。
椎間板にヘルニアがあっても腰の痛みとは無関係な生活を送っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
脊柱管狭窄症
ここ数年来耳にすることが多くなってきた脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)っていったい何なのでしょうか?
前からは椎間板ヘルニアで、後からは背骨の骨によって作られている筒(つつ)、つまり脊柱管(せきちゅうかん)の中を通っている骨の固定具である靱帯(じんたい)が中で肥大(ひだい)して厚くなってしまたため神経を圧迫することになってしまった。
そのために、お尻や脚の焼けるような痛みや痺(しび)れ、ひどい状態では麻痺(まひ)までもが出てくる病気だと言われています。
その症状の中でも特徴的なのが、間歇跛行(かんけつはこう)という、「しばらく歩いていると脚が酸欠状態になったかのような感覚と共に痺(しび)れてきて脚(あし)が動かせなくなってしまう。でも、腰を丸めるようにして座っていると数分でまた歩けるようになるけれども、歩くとまた脚が痺れて出せなくなることの繰り返し状態になる」という症状です。
「会陰部(えいんぶ)と呼ばれる肛門と性器の間の部分に違和感や刺すような痛みを感じたり、排便や排尿に問題が生じたらそくざに手術をしなければなりません」とは私自身も異なる整形外科の先生方からいわれたことでした。
一般的にもそのような注意を受けることが多いようです。
ちなみに、間歇(かんけつ)という言葉は、突然噴水のように噴出したり止まったりする温泉を間歇泉(かんけつせん)と呼ぶのと同じ意味です。
広辞苑に拠れば間歇とは『一定の時間を隔てて起ること。止んで、また、起ること』ですし、跛行(はこう)とは『びっこをひいて行くこと』。
つまり、ふつうに言葉自体の意味から想像できる『平気で歩けていると思っていたら、突然脚を引きずって歩くしかなくなる。でも、しばらく休んでいたらまた歩けるようになる。そして、これが繰り返される』という状況どおりのことなのです。
経験して分かりましたが、まさにその通りでした。
私の場合は、それ以外にも会陰部(えいんぶ:肛門と性器の間の部分)の陰嚢(いんのう:睾丸が入っている“いわゆる袋”)の付け根の辺りのに鋭い痛みがピリッと走ったり、焼けるような熱痛い(?)感覚を感じることもあり、恐怖感に襲われたのを覚えています。
脊柱間狭窄症が腰痛の原因となるのは50代以上のひとに多いとのことで、ゆっくりと、でも確実に痛みが増していくと言われています。
だそくとなりますが、脊柱管狭窄症かどうか判断するために一番役立つ間歇跛行(かんけつはこう)ですが、実はこの症状は、閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)や末梢血管障害(まっしょうけっかんしょうがい)と呼ばれている血管の病気でも生じる場合があります。
原因は動脈硬化(どうみゃくこうか)による血流の悪化ですから、高血圧や糖尿病、そして脂質異常症など動脈硬化の危険因子をもっている方は病院で正確な診断を受けることが大切となります。
かんたんなセルフチェック法としては、脊柱管狭窄症が原因であれば、前屈みになると一時的に回復しますが、閉塞性動脈硬化症原因のケースでは歩くのを止めれば、まっすぐに立ったままでも症状が回復するとのこと。心配な方はチェックなさってみるようおすすめいたします。
また、狭窄症の脚の痺れや痛みは太ももから膝下の部分まで広がりますが、硬化症のケースではフクラハギだけに集中することが多いとの情報もあります。
腰痛に対する当院での考え方
腰痛には、様々な原因があるといわれています。
今までのお客様の中で断トツに多かったのが、骨盤の真ん中にあって尾てい骨と背骨の腰の部分の骨である腰椎(ようつい)を結んでいる骨である仙骨(せんこつ)と骨盤の左右に象の耳のように広がっている腸骨(ちょうこつ)という骨の間にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)部分の動きがある方向だけ悪くなっていたのとそれによって仙腸関節を固定している部分が傷(いた)んでしまっていたことが原因のものでした。
なぜそう考えたかと言うと、仙腸関節のズレ、あるいは歪(ひず)みといわれる症状を矯正(きょうせい)した瞬間、ケースによって異なりはしますが、60%から70%の痛みがその場で改善してしまうことがほとんどだからなのです。
残りの30%から40%の痛みは、やはり背骨の腰の部分の骨である腰椎(ようつい)の動きを改善すると、そのほとんどが改善してくれました。
もちろん、それだけで完全に改善したとおっしゃった方もいらっしゃれば、痛みが残ってると言われる方もいらっしゃいます。
そのばあいは、そのズレや歪み、そして骨の動きの悪さが原因でちぢんで硬(かた)くなってしまったために痛みを生じさせている筋肉を調整することでほとんどの方々が満足なさりお帰りになってくださいます。
平均で、1〜3回で痛みの改善は終了しております。
再発予防法を勉強なさりたいということで、別に1回いらっしゃる方や再発防止プログラムを使ってご自身でセルフケアを実行しながらも、骨格や筋肉の歪みを事前に見つけて解消してしまいたいとのことで、定期的にメンテナンスにいらっしゃる方も…
完全改善後に、骨格や筋肉のアンバランスを解消した状態を維持する目的で、2週間に1回、あるいは1月に1回、とくに問題がなくとも定期的に施療をお受けくださる方もいらっしゃいます。
それぞれですね。
でも、ぎっくり腰のばあいも、椎間板(ついかんばん)ヘルニアの場合にも、そして脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)もそのままの状態なのです。
MRIを撮ればヘルニアも狭窄(きょうさく)もそのまま残っている。
それにもかかわらず、「施療を受けるとなぜか痛みが消えてしまった」。あるいは、「腰に響いていた動きが改善して、楽に動けるようになってしまった」と満足をいただいております。
そして、日常生活の戻られるだけではなく、ハードなスポーツや武道の練習をも再開されるのです。
ヘルニアという椎間板の出っ張った部分が神経を圧迫している痛みならば、その椎間板がある限り痛みが消えてしまうことはないでしょう。
また、手術をしてその圧迫している部分を切取って除いてしまえば、100%の確率で痛みは消えるはずです。では、なぜ手術後でも痛みが残ったり、痛みが再発するのでしょうか?
脊柱管狭窄症に付いても同じことが考えられます。
前からは椎間板ヘルニアで、後からは背骨の管である脊柱管の中で肥大(ひだい)して厚くなってしまった靱帯(じんたい)が脊髄(せきずい)を圧迫したままのはずです。
その状態にまったく変化はないのに、どうして強烈な腰の痛みや痺れや間歇跛行(かんけつはこう)という症状が、そして麻痺までが改善してしまうのでしょうか?
私的なことを申し上げて恐縮ですが、私の父親は腰に2ヶ所の狭窄がある広範脊柱管狭窄症(こうはんせきちゅうかんきょうさくしょう)という東京都指定の難病でした。
整形外科では著名な病院で手術を受け、退院後すぐから毎日1万歩以上、多いときは1万5千歩以上も歩けるようになりました。そして、母の日記によれば、その1年5ヶ月後には手術前の状態よりもひどい状態となり動けなくなってしまったのです。
MRI画像を比較して説明を受けたとき、狭窄(きょうさく)、つまり前後からの神経のサンドウィッチのような圧迫は無くなっていたのにです・・・
仮説ではありますが、こうは考えられないでしょうか?
「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、そしてそこまでの変形が無いばあいでも、骨盤や腰の骨の配置のズレや歪(ひず)みにより、筋肉が本来その機能としてもっている役目以外のこともしなければならなくなる。その結果、筋肉全体に疲労が蓄積して硬くなってしまう。その硬い筋肉の塊(かたま)りが神経を圧迫して腰痛を生じさせる」と…
他にも“頭痛でお困りの方へ”で少しご紹介申し上げたトリガーポイントによるケースもありますが、簡単にいえばこれが一番の原因だと考えております。
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→“腰痛でお困りの方へ−2”はこちらへ
腰痛のタイプのかんたんチェックとかんたん対処法
ぎっくり腰の痛みが落ち着いて動けるようになってから、この椎間板ヘルニアタイプか腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)タイプかチェックしてみませんか?
もちろん、慢性の腰痛でいつも腰が痛かったり、だるくてお困りでいらっしゃる方は、今すぐにでもお試しください。
肩幅くらいに足を開き、リラックスして立ちます。脚を伸ばしたままで上半身を前に曲げてみましょう。いわゆる前屈(ぜんくつ)をおこなうわけです。
このとき腰が痛くなったら椎間板ヘルニアの可能性が高いことになります。
足を肩幅くらいに開いてもう一度リラックスして立ってみましょう。今度は腰に手をあててから後に反ってみます。どうですか?
後に反って腰が痛くなれば腰部脊柱管狭窄症の可能性が高いといえます。
このかんたんチェックをおこなう理由は、なるべく痛い姿勢を取らないためというよりも、痛くなったときに取るべき姿勢を事前に覚えておくためなのです。
腰を曲げて痛ければ反らすような姿勢を取れば良いし、反って痛ければ腰を曲げれば良いだけなのです。
もちろん、痛くなったときに、立ったままでチェックをしたときと同じように、リラックスして立った状態から上半身を曲げても良いし、後に反らしても効果はあります。
前に曲げて痛い方
四つん這いになります。太ももと体と腕の角度が90度になるようにしてください。その状態で腰の痛い部分だけを天井方向へと向かって押し上げます。お腹側を上に向かって押し上げるイメージを持つとかんたんにできるはずです。
もし、協力してくれるご家族の方や友人がいらっしゃるならば、腰の痛い部分を指で押さえてもらい、その部分を天井に向かって押し上げて丸くするようにしてみましょう。
後に反って痛い方
床にお腹がつくようにうつ伏せに寝ます。
両手は肩の前に手のひらを床につけておきましょう。
そのまま、腕立て伏せをするように腕を伸ばして体重を支えます。
腕と床が90度となるのは腕立て伏せと同じですが、体は力を抜いた状態でだらっとしたまま。
足先から脚の前面は床についたままで、体は床に対して斜めに垂れ下がっているイメージとなります。
ポイントは、お腹の力とお尻の力を完全に抜いて、お腹とお尻がだらっと床に向かってたれさがっているのをイメージする点にあります。
ぎっくり腰になってしまったときの対処法
安静が第一!
このばあいの安静というのは、
硬めの布団やベットで横を向いて寝るだけ。
腰に負担がかからなように背中を丸めるのがポイントです。
お母さんのお腹の中にいる赤ちゃん、胎児(たいじ)をイメージし横向きに丸まって寝ることです。
そのまま動けないばあいには動かないのがベスト。
オシッコも、できれば渋滞した車の中で使う携帯用トイレや尿瓶(しびん)、それらが無ければペットボトルにジョウゴを差し込んですませていただきたいということなのです。
とはいっても、事前にぎっくり腰になることを想定して倒れたままオシッコをする用意はしていないですよね…
オシッコを我慢続けられないので、どうしても仕方ないときだけ立ち上がってトイレに行くしかありません。
横向きの胎児のポーズから、痛みが最小限で済むように背中と腰を丸めたままで四つん這いになります。
そして、痛みが一番少ないポーズをゆっくりと探していきます。
不自然な姿勢になりますが、できるだけ腰は動かさずに曲げたままで中腰になったら、そのままきょくどのガニマタでカニのように足だけを使って腰に響かないようにトイレへいくのが最良の選択となります。
せいぜい2〜3日の間だけです。我慢です。無理すると回復が遅れてしまいますから…
ぎっくり腰の予防法
もっとも有効なのは『骨盤や腰の骨である腰椎(ようつい)の歪(ひず)みや配列の乱れを直し、どこか一部分に力が集中しないようにする。そして、その歪(ひず)みや配列の乱れによって引き起こされてしまった筋肉のアンバランスやその状態を調整しておく』こと。
当院の特徴である三段階療法をお読みくださり安心なさったうえで施療をお受けいただくのが一番。
でも、当院や専門家のチェックと施療をお受けになれないときには、少なくても以下のことだけには注意なさって日々の生活をお送りくださるようおすすめ申し上げます。
最低限、このポイントは頭にとどめおかれ、腰への刺激にはじゅうぶんにご留意なさりながら毎日をお過ごしください。
ぎっくり腰再発防止の一例
| 重い物やサイズが大きめの物をもちあげるとき: その物に足先がくっ付くまで近付き、完全にしゃがんでから腕と体で抱えるように持つ。“抱きしめる”といういうイメージがぴったりです。 できれば、お相撲さんのように蹲踞(そんきょ:しゃがんで両脚を開く)して股の間に荷物をはさむように入れてみましょう。 |
小さなものを拾い上げるとき: 床に落としたものや小さなものを立ったまま腰をかがめて拾い上げたいときには、手足の出し方を逆にしましょう。 たとえば、右手で床にあるものをつかんで拾うならば、左足を前にだして右足は後に退いたままで体をかがめます。 ちょうど、歩くときに右手と左足、そして左手と右足が前後でペアになっているのとおなじです。 この拾う手と反対側の足を踏み出して拾う方法。慣れないうちは違和感を感じますが、すぐに慣れて習慣とすることは可能です。 とにかく手と足はそれぞれ、左右別々に合わせて使うようにしてください。 | |
| くしゃみが出そうなとき: 体を少し前に曲げた状態でお腹と腰の両方、つまり体の前後に力を入れ硬(かた)く固めてからくしゃみをする。終わった後の爽快感(そうかいかん)は減りますが、ぎっくり腰も減りますので習慣にしてください。 慣れないうちは、お腹にだけ力を入れる方法でも効果はありますので試してください。 |
| しばらくの間同じ姿勢、それも少し屈(かが)んだ状態を続けるとき: 台所で洗い物をするなど、15cmから25cm位の高さの台になるものを用意して、片足だけをそこに乗せる。 あるいは、肩幅位から肩幅の3倍くらいに足を開いたり、お相撲さんの四股(しこ)を踏み終わった瞬間をイメージして四股立ちになったりとしょっちゅう姿勢を変えてみる。 とくに、シンクが低すぎる方はぜひともお試しください。 |
| オフィスワークや椅子に座った状態やあぐらのままの長時間作業: 最低でも1時間に1回は立ち上がり、上半身を前後に曲げる柔軟体操(じゅうなんたいそう)や下半身は固定したまま上半身を大きく回すラジオ体操のような動きをおこなう。 |
| 朝、目覚めたとき: |
以上、“腰痛のタイプのかんたんチェックとかんたん対処法”、“ぎっくり腰になってしまったときの対処法”、“ぎっくり腰の予防法”、“ぎっくり腰再発防止の一例”を2回にわたってご紹介申し上げてまいりました。
これらの方法をためし、お役に立てていただけるならば、これにまさる喜びはございません。
ですが、腰痛のタイプにしても千差万別。じっさいにお体のチェックや動作チェックやテストをさせていただくと、色々なタイプが混ざり合ったものであることがほとんどなのです。
おひとりおひとりに対して、異なる部位にたいして違った施療テクニックの数々を組み合わせてご対応申し上げているというのが現状でございます。
《万人に効果がある腰痛体操は無い!》のとおなじで、施療のやり方もその内容もおひとりおひとりの病状によりまったく異なってまいります。
お住まいの場所の問題やお忙しくて時間が取れない等々、当院の施療をお受けになるためのご都合が付かないことも多いかと思われます。
ですが、“腰痛でお困りの方へ−1”と“腰痛でお困りの方へ−2”をお読みいただき当院の考え方にご納得いただいた、腰痛で長期間苦しんでいらっしゃる皆さまには、ぜひとも当院独特の腰痛に特化した施療をお受けいただけたらと思います。
また、メールによる腰痛についてのご相談もお受けいたしております。
ご遠慮なさらずにご一報ください。
以前から『腰痛・肩こり専門』と宣言しているためでしょうか?
腰痛に関するほどではありませんが、肩こりの相談も多く受けてきました。
女性は腰痛よりも肩こりでお悩みのケースが多いようですね。
肩こりの原因に付いてご質問いただいたときには、「色々な理由があるし、大きなものでも3つ、4つはあります。でも基本は姿勢だと思いますよ」という感じでお答えしています。
これだけでは、ちょっとわかりにくいかも知れません。
施療を受けてくださる方には、お話を聴いたり動きをチェックすることで原因の特定をしていくのですが、ここでは、肩こりに多いおもな原因《3つ〜4つ》についてお知らせしていくことにします。
肩こりを3つに分けてみると
先ず最初に問題となるのは、どこが苦しいか、キツイか、あるいは痛みを感じるかという、位置の特定になります。
上で3つと申しあげたのは、
1.いわゆる肩こり:首の付け根から肩甲骨の内側と背骨の間の部分にかけてのこり
2.首こり:首そのものに張りや痛みや重さを感じるこり
3.腕の付け根を中心に広がるこり:胸の上の方の部分もふくめた腕の付け根からその周りのこり
のことでした。
いわゆる肩こり
肩こりで悩んでいらっしゃるほとんどの方は、1番目の肩甲骨の内側部分のこりが多いため、“肩もみ”で親指があたる辺りや背骨の両側を押してもらうと「気持ちが良い」とか、「肩甲骨の内側を強く押してもらうと気持ちが良いんだよね!」と言われるはずですね。
このとき硬くなっていたり、緊張していたり、縮んでしまっているケースが多いのは、肩甲骨を外側や前方に引っ張る筋肉や肩甲骨を上に引っ張りあげる筋肉になります。
肩を揉(も)むと言うとき、いちばん多く揉まれるのが、首の付け根から肩先にかけての筋肉です。この筋肉は肩甲骨と後頭部の骨に付いていますので、ちょうど頭の骨の下の縁(ふち)と肩甲骨をつないでいるうえに体の表面に出ているので私たちが揉んでも比較的ほぐしやすいのです。
問題はその下と言うか、奥の方にある筋肉たちなのです。ちょっと荒っぽいというか大ざっぱな言い方になりますが、後頭部の骨の真後ろや少し横の下の縁、そして首の骨と肩甲骨をつないでいる筋肉はとても多いのです。首の部分でも何重にも筋肉が重なっています。ですから、肩こりの原因が奥の筋肉だと分かったとしても、それらをほぐすのはプロのマッサージの先生でもむずかしいと言われているのです。
そういえば、首自体(?)にはツボがありませんね。後頭部の骨の下の縁(ふち)のあたりには色々とならんでいますけれど…
やはり、首の骨である頚椎からは色々な神経が出て入り乱れているし、また脳へと血液を送る総頚動脈(そうけいどうみゃく)などがあるからなのでしょうか? 素人(しろうと)が首をもむのは危険だと言われる原因もここにありそうですね。
首こり
今お話したことと関係しているのが2の首こりの問題。1と2は同じ筋肉が原因であるケースが多いのですが、筋肉の中での縮んだり、硬くなっていたり、緊張している位置が異なるため、違ったところがこっているように感じてしまうのです。
『後頭部の骨の真後ろや少し横の下の縁、そして首の骨と肩甲骨をつないでいる筋肉はとても多い』と申しあげましたが、これらの首の奥深くを縦方向に走っている筋肉たちは、肩甲骨を引き上げたり、上に向かって回したりしているだけではありません。
頭を後に倒すことで首を反らせたり、頭を横に傾(かたむ)けさせたり、顔を横向きに捻(ひね)らせたりという活動をひんぱんに行ってくれているのです。
ここでは肩こりに付いてですが、現在、健康関連のテレビや雑誌などで語られることが多い斜角筋症候群(しゃかくきんしょうこうぐん)や、以前しばしば耳にすることが多かった頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)などもこれらの筋肉をゆるめることで大幅に改善することがあるくらい重要なのが、この首を通っている多くの筋肉たちなのです。
ちなみに、斜角筋症候群や頚肩腕症候群も、改善例が多い当院の得意分野のひとつです!
話を肩こりに戻しますが、首がだるかったり、重かったり、張ったりしているときには、首の付け根の背中の上の方がこっている感じがするはずなのです。
腕の付け根を中心に広がるこり
“胸の上の方の部分もふくめた腕の付け根からその周りのこり”というのが、3番目にあげた原因でした。ちょっと分かりにくい種類のこりですが、オフィスワーク中心に一日中パソコンを使った作業をなさる方々の中では多いタイプの肩こりと言えましょう。
腕の使い過ぎで、“いわゆる肩こりの肩”ではなくて腕の付け根にある、本当の(?)肩や二の腕の前後の筋肉がパンパンに張ってしまっているケースも多く見受けられます。
1や2の部分の凝りと一緒になっていて、「背中の上の方が全体的に張っているから、だるくてどうしようも無いよ」とおっしゃる方がほとんどのようです。
別の名前をもつ筋肉同士がお互いの仕事内容で協力しあったり、補助してあげたり、行き過ぎないようにブレーキをかけてあげたりと密接な関係にあるためです。そのためにひとつの調子が悪くなると隣り近所の調子も崩れてしまうことが多々あります。
“ひとつが硬くなれば隣りの筋肉の血行が悪くなるというだけではなく、問題の筋肉の仕事と関係するいくつか別の筋肉が手伝ってくれたり、代わりに仕事をしてくれます。でも、本来の仕事でなければ慣れてもいないし、こつも分からずに必要以上に疲れてしまいます。すると、今度はその隣も同じ状態になって…”
と、悪循環が始まってしまうのです。
その結果「背中の上の方の広い部分も首も腕の付け根から腕全体が変な感じだし、何だか頭が重くなってきたし、頭痛もするし、朝出勤途中ではめまいもしたな…」
などということになってしまうのです。
この3を1や2と同列に記して良いか悩みましたが、比較的多いのに忘れられていることが多い原因なので、あえて併記させていただきました。
1と2のこりを改善したとしても、もしこの3が本当の原因だったとしたら、治ったはずの肩こりがまたすぐに再発してしまうのです。
クリープ現象
最後は「3つ、4つはあるし」と変な言い方で申しあげた、問題の4つ目に付いてです。
上の3つが直接的原因だとすれば、これは上の3つの原因を引き起こす原因のうちで最近多いと思われる、原因の原因というか、間接的原因とも言えそうな原因です。複雑ですみません。
そのようなわけで、《3つ〜4つ》という変な言い方をさせていただいきました。
日常生活動作の中で肩こりを引き起こす間接的原因は多くありますが、オフィスワークが中心となってきた現代人にはこれが一番多いのではないかと思います。
当たり前ですが、江戸時代の人たちなどと言うまでもなく、戦前の人たちにもほとんどなかったのではないでしょうか。
椅子に座ったり、立ったままでも、パソコンや事務作業を行うために前屈みの姿勢を取ることが多くなったために生じた問題です。
前かがみになると、背中が猫背となります。どうじに、頭が前に移動しますし、同じく両肩も前へと移動します。試してみてください。どこかに意識して力を入れていない限りは、縦方向と横方向の両方で猫背になっているはずです。
背中の肩甲骨は両方ともに普段よりも背中の外側にあることが感じられますか?
この時起きているのが、背骨と肩甲骨の内側の縁(ふち)を斜めにつないでいる筋肉のクリープ現象というものです。
クリープ現象というのは工学系の用語で『物体に対して連続的に物理的なストレスがかかり続けていると、時間が経つに従って歪(ひず)みが増える現象』だそうです。
ゴムのバンドを思い切りではなく、ある程度の力で張った状態でその両端を柱か何かに縛り付けて固定してしまった状態を想像してみてください。
常に引っ張られた状態でいるのです。ゴムも筋肉も同じです。疲労がどんどん積み重なってしまい、それ自体が傷(いた)んでしまいます。
その結果、近隣の強力関係にある筋肉たちに余分な負担もかかるし、またそれらが引っ張られることでクリープ現象の餌食(?)となってしまう筋肉*2が増えてしまうのです。
この状況になってしまったら中々大変です。ならないように防止しましょう。
でも、「いつも胸を張って姿勢を正しくしてくださいね。以上!」では無責任です。
そもその、常に胸を張っていたり、姿勢を正しくしていられるならば、誰も苦労はしないわけですから。
「ちょっと前かがみや猫背の状態が長く続いたなと思ったら、昔の体育の先生みたいに腰の後で手を組んでみてください」
「長くやることはありません。手を組んで力を抜くよう心がけてください。少し肩のあたりがゆるんできた気がしたら、両肩を後にグッと引いてみましょう。外側に出っぱなしだった肩甲骨が背骨方向へ、つまり内側に動くのが分かるはずですよ!」
パソコンを使う作業やデスクワークが続いたときには、ぜひお試しください。考えている以上に効果がありますから。
肩こり対策
個人的におすすめしているのが正しく行うストレッチングです。やり方によっては、揉(も)んでもほぐせない、手が届かない体の奥深くにある筋肉も伸ばすことができるからです。
施療をお受けくださった方々へのセルフケアレシピや運動の処方箋の中には多くのストレッチングが入っているくらい効果的なのです。肩こりに対しても信じられないくらい効果を発揮してくれます。
でも、効果があるものに多少の危険がともなうのも事実です。
ストレッチングで伸びるのは筋肉だけではなく骨を除いたほぼ全体の組織が伸びると言われています。筋肉や皮膚だけではないのです。アキレス腱で有名な筋肉が骨に付くあたりにある腱も、骨同士が動かないように強く固定しているバンド型の固定具である靱帯(じんたい)でも、そして血管だって、神経だって伸ばされる。そのために、危険もあるということなのです。
ゆっくりと関節が動かせる範囲の限界まで力を入れて行うと、効果は出やすいですが、その分危険性も高まりますのでご注意下さい。
「他人にやってもらうのではなく、自分自身でやるセルフストレッチングなのだから、加減は分かるだろう。やりすぎの危険は無い!」というのは間違い。
別のページでストレッチングに関する注意点に付いてご案内できるかも知れませんが、それまでは「イタキモでは強すぎる。その一歩手前の伸びていると感じるレベルで20秒間を目安に行ってください。そして、もし途中で痛みを感じたらそくざにストップしてください」。お願いいたします。
また、気功法の中には動きを伴なうダイナミックストレッチング的な動功(どうこう)というもののあります。私も以前7種類ほどですが、首に対する気功を学び、ある時期は毎日練功していました。その経験から言っても、これらも強い力で行うとストレッチング同様に危険ですのでご注意ください。
→ 軽い肩こり解消法はこちら
→ 頑固な肩こり解消法はこちら
→“肩こり解消エクササイズ再び:エアー腕立て(!?)”はこちらへ
当院の施療をお受けいただき、肩こりや肩の痛みや動きの悪さ等々のお悩みやトラブルが完全改善なさった皆さまからいただいたご体験談はこちらをご覧ください。
→ 肩甲骨のこりとぎっくり腰からの慢性腰痛
→ 頚部付け根の腫瘍摘出手術後の肩関節の不具合と首の痺れや酷い肩凝り
→ 肩の痛みと動作不良
→ 30年来の偏頭痛
ぜひ一度、当院の施療をお試しください!
肩こりって怖い−AC風(?)
「首が痛い」っていうと、
「肩こりでしょう」って言う
「偏頭痛(へんずつう)でMRIでも、CTでも原因不明だった」って言うと
「肩こりでしょう」って言う
「眼がショボショボするし、目の奥が痛いから、眼科は大学病院を含めて3ヶ所も回って検査したけれど、原因不明で治らない」って言うと
「肩凝りでしょう」って言う
みんなからは『馬鹿にするな!』っていう心の声が聞こえてくる
期待に応えるため最初は首に触る
「首はすごく楽になったし、動くようになったけれど、痛みはとれない」って言う
首の動きを良くしても何の変化も無い(っていうのは、予想通り)
やっと、ほかのところを触っても不満そうな顔はしなくなる
でも、『どうせこいつもダメだ…』っていう心の声が聞こえてくる
肩甲骨の動きを細かくチェックして、硬くなっている筋肉2〜3個にストレッチング
信じられなといった顔で、なぜ問題が消えてしまったかとたずねてくる
「肩こりだったからでしょう」って言うと、複雑な表情を浮かべてる…
首の筋肉も大事だけれど、肩甲骨周りの筋肉たちも相当の悪さをするんですよ!?
この文章は、ある団体に所属なさっているセラピストの方々のために記したものです。
文章がかたくなりすぎないように考えたあげく、とうじテレビでひんぱんに目にしたコマーシャルを利用させていただくことにしました。
筋肉に小さな傷などにより硬結(こうけつ)や拘縮(こうしゅく)と呼ばれる程度が強い異常な縮(ちぢ)みができてしまい、それが“引き金”となるケースもあります。
異状に縮んで硬くなってしまったヶ所を押したり刺激したりすると、ひじょうに強い痛みを感じます。でも、問題はそことは一見全く関係ない場所に痛みが生じることがあるのです。
神経痛というのは同じ神経の通り道の上というか中に痛みが出るのですが、この場合にはどう考えても全く関係ない場所に痛みが出てしまうのです。これは関連痛(かんれんつう)と呼ばれるのですが、この異常に縮んで硬くなってしまった部分はトリガーポイントと名付けられています。トリガーとは、ピストルやライフル等の引き金のことです。そこが刺激されると離れた無関係の部分に痛みを生じさせるのですから、ひじょうに分かりやすい名称だと思います。
腰痛ではこの説を強く支持する方も多いのですが、頭痛の場合にもあると言われています。
血管が広がりすぎるとその壁にたくさん走っている神経を刺激するために、頭痛を生じさせる原因となるという説。この特徴は脈がドクン、ドクンと打つ度にガンガンと痛みがくるタイプの頭痛でしょう。
これは体験的に分かります。副鼻腔炎(ふくびくうえん)で脈が打つたびにドクン、ドクンと頭の内部を大きなハンマーで殴られ続けるような痛みを経験していますから… 腎臓結石のときは連続した痛みでしたが、このときは心臓の鼓動と同じリズムで頭の中をピンポイントで叩かれつづけたようでした。
現在では脳血管障害(のうけっかんしょうがい)と呼ばれるようになった、脳卒中(のうそっちゅう)によるものもありますし、その前兆(ぜんちょう)としての頭痛もあります。具体的には、脳腫瘍(のうしゅよう)とか脳挫傷(のうざしょう)、クモ膜下出血や慢性硬膜下血腫が有名です。脳の病気やケガによるものですね。
精神的ストレスや寒さなどによって筋肉が緊張してしまったためにも頭痛が起きるとされています。
この最後の原因だけは、広い意味では肩こり原因に分類できるかもしれません。
施療経験では
頭痛関連の研究結果を読んだり、専門の団体の報告書を見せていただくと、この私自身でも、肩こり原因の頭痛など少数派だと思えてきてしまいます。でも、実際に肩こりが改善すると同時に頭痛も改善しまうという体験しては豊富です。お話というか頭痛体験談をうかがい「絶対に改善は無理だろう」と思っていた頭痛が改善してしまい驚いた経験が多くあるのです。
以前はお客さまから頭痛も改善したと連絡をいただくだけでしたが、最近では肩こり施療の後に頭痛も改善したかどうかおたずね申し上げることにしております。
すると「そういえば、頭痛も消えちゃったような気がする」といった意味の感想をいただくケースが一気に増えてきたのです。
そのうえ、肩こりで悩んでいらっしゃったほぼ全員の方々から「頭がスッキリした」、「気候のせいか頭が重くて嫌な感じが続いていたのが消えた」、「風邪の症状は改善しなかったけれど頭だけクリアになった」など、私には頭痛の一歩手前の状況が解消したというコメントをいただいております。
肩こり施療をお試しください
ここでは専門家ではない私の頭痛に対する仮説を記すのはさけたいと思います。今書いてきたのは事実そのままで、想像や推定はまぜておりません。
「子供の頃からの肩こり」、「私の肩こりは何しても治らない」、あるいは「絶対に治らない自信はあるけれど、ダメ元って言葉もあるし… 腰は良くなったから満足。失敗してもいいから、ついでにやってみて!」というひどい肩こりの方々。
このような、いわゆるひどい肩こりもおもちだった方々ほど、頭痛が改善するケースは多かったと申し上げられます。
「絶対に治らない自信があったはずの頭痛」、「どこへ行ってもダメだったから難病の一種かも知れないと思っていた頭の奥の方の痛み」、「深いところにあろうが筋肉なんか柔らかくしたって無関係のはずの頭重(ずおも)」などが改善しているのです。
→ 肩こりでお困りの方へはこちらへ
繰り返しとなりますが、
当院では、「いわゆる肩こりや背中の上の部分から首の部分にかけて、こりや張りをお持ちで無い方々の頭痛に対しては何もすることはできません」。
でも、「肩こりがひどくて困っている。そして頭痛も出ているという場合には当院の施療を一度お試しいただく価値は十分にある」かと思います。
また、「病院できちんと精密な検査や細かな検査をしたけれども原因が分からなかったという方で肩こりや首こりのひどい方のばあいは、とくに改善する可能性が高いのではないか」思っております。
ぜひ一度、当院の施療をお試しください!
火水流整体術院のお客さまにもっとも多い腰痛の症状
当院の専門分野は、“ひどい”《腰痛》と“ひどい”《肩こり》です。
確かに、ここ1年間は、あらゆる種類のダンスや踊り、そして身体パフォーマンスを行う方々と空手道を初めとする打撃系武道や格闘技の「今、普通にやわらかい体をもっともっとやわらかくしたい。そして、もしできるならば、そのハードなパフォーマンスや体には無理がかかる競技を続けながらも、現状ある痛みや疲労をある程度でも良いから改善したい」とおっしゃる皆さまへの施療や運動指導も増加してまいりました。
高いご評判をいただいているのは事実ですが、当院のお客さまがいちばん困っていらっしゃるのは、やはり“どうしようも無い”あるいは“最後の望みをかけてるので何とか改善してもらいたい”《腰痛》なのです。
そのうえ、当院の専門、とくに腰痛に付いての、ひじょうに細かいお問い合わせが増えてきております。
今回は、まず当院でとくに高いご評価をいただいている腰痛施療の分野において、どのような症状のお客さまが一番多く施療をお受けくださり完全改善なさっていらっしゃるのか、ありのままにご紹介申し上げます。
ちなみに、腰痛や肩こり、そして運動指導を問わず、施療や指導ををお受けいただくのは、《あちらこちらの専門病院や腰痛や肩こりを専門に掲げていらっしゃる治療院・施術院・施療院の著名なところを多く回られた、いわゆるドクターショッピングを熱心に行われても効果がなかったり、あってもその場から数日間だけの一時的な改善の後に元の状態へと戻ってしまったとおっしゃる皆さまとやはり名の通った運動指導を受けられた方々》が80%から90%ほど占めていらっしゃいることをご理解のうえで、ご覧いただければと思います。
今回はどのような種類の腰痛でお困りの方が多いかを申し上げますが、腰痛で施療をお受けいただいた皆さまの約60%〜70%、だいたい3分の2の方々の症状は以下のいずれかに当てはまっていらっしゃいます。
また、おひとりでこれらすべての症状をお持ちだった方も、上記の半分、つまり30%〜35%、だいたい3分の1以上もいらっしゃっるのです。
・立ったまま体を後に反らす(=後屈)と痛くて少しだけしか反らすことができない。または、まったく反らせられない。
・後に反ったり反ろうとすると腰の中に小さな固いかたまりがあるような感じがして、鋭く刺すような痛みを点で感じる。
・体を前に倒すと(=前屈)腰の広い範囲で筋肉が引きちぎられそうな感じがしたり、お尻や太ももの付け根の裏側から膝にかけて、やはり強く引っ張られるような痛みを感じる。そのため、脚(あし:太ももの付け根から足首までの部分)を伸ばしているつもりでも少し膝が曲がって逃げていることが多い。
・腰の左右、つまり両側が痛いが左右で痛みの強さに大きな差がある。片側がとくに痛い。場所も痛みの強さも、左右対称ではない。
・体を横に倒すと片側は鋭く小さい点で押されるようなズーンと奥に響くような鋭い痛みを感じるが、逆方向に倒すと引きちぎられるような別のタイプの痛みを感じる。それが左右で同じ場所のときもあれば、違う場所のときもあり、またその痛む範囲の広さ(=面積)は違っている。
・お尻のほっぺたの奥が突き刺されるように鋭く痛い、またはそこから太ももの裏側に電気が走るように縦に線状の痛みが走る。
・太ももの裏側や真横が強く張ったり、とくに裏側が攣(つ)ったことがある。
・ちょっとふつうに動いた瞬間に、何かのはずみというか拍子で、突然刃物を突き込まれるような痛みに襲われる。それが治まるまでには、そのままじっとしていても5分以上もかかる。
いかがでしょうか?
このような症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら、当院の施療で完全改善なさり、かんたんな再発防止のストレッチやエクササイズをなさっていただくことで腰痛とは無縁の生活を送っていただけるはず。
・左右どちらか片方のふくらはぎがツルことが多い方
・動かずに立っていると数分間で腰やお尻が痛くなる方(台所での調理や掃除機での掃除を含む)
・ときどき腰が固まったように感じて、腰を前に曲げたり、腰を後ろに反ることができなくなることがある方
・家族や友人から、腰や骨盤を動かさずに、ゴリラのように歩いていると一度でも言われたことがある方
・いつもお尻や腰から背中にかけて力が入っているのが分かるけれど、力を抜くことができない方
もしこの6つの症状のうち1つでも問題があると感じられたら、できるだけ早く専門家、できれば当院の施療をお受けいただくようおすすめ申し上げます。
最後に、今回ご紹介申上げた症状が当院で施療をお受けいただく前はどうであったか、完全改善後に皆さまが異口同音にお話くださるのは以下の内容です。
『痛みがひどくない時には専門家に診てもらっても良くならないし、ひどい痛みが出ているときに対処してもらってもその時だけ。家に帰るまでには元の状態にもどってしまう。運が良くてすごく効いても、その改善効果は1日〜1日半しかもたない。最悪なのが一番多くて、施療してもらったベッドから床に降りた瞬間、あるいは一歩歩いただけで元の痛みが復活する』。
このような皆さまは、ごくまれに内臓のご病気や腫瘍(しゅよう:良性も悪性も)が原因の場合もございますが、当院では今までに2名さましかいらっしゃいませんでした。
それ以外のケースでは、ご自身の間違ったお体の使い方を無意識のうちに行うことが癖となっていることが大部分。
このことに付きましては、また別の記事でご紹介と解説を申上げますが、もしも他の病院、治療院、施術院、施療院で対処を受けても、その効果が一瞬であったり動き始めるまで、あるいは最長でも1日半しかもたなかったとおっしゃる方々に対しても高い完全改善率を誇る火水流整体術院の施療をお受けいただければと思います。
受付時間 | 12:00~20:00(土日祝祭日は除く) |
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担当 | 水越 |
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ご予約とお問い合わせ専用のため、営業、セールスなどの電話、メールは固くお断りいたします。
土日祝祭日でも、前もってご予約いただければ通常の料金で施療させていただいております。
お問合せフォームやメールでのお問合せは、土日祝祭日でもお送りいただけます。
可能な限り、即日にお返事申し上げております。
当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
東京杉並区を拠点とし、出張整体をご提供いたしております。
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