当院の施療の流れについて

せっかく当院のホームページにおいでになり色々とご覧くださったのに、文章による説明だけではイメージが浮かばなかった方が多かったかも知れません。大変申し訳ございません。

現在にいたるまで、お客さまのご家族の方が出張施療でうかがった際、施療中にお撮りくださった写真をいく度かプレゼントしてくださったことがございました。

このページではそれら実際の施療写真にたいして、実施した施療にかんするかんたんな説明を付け加えてみました。このページをご覧になり、当院でおこなわれている実際の施療の流れのイメージをつかんでいただけますよう願っております。

モデルとカメラマンを手配して施療のシミュレーションを撮影するよりも、現実に施療をおこなっているところの写真をご覧いただいた方がよりリアルな印象をお受けいただけると考えたためです。

いただいた写真だけを使用しておりますため、欠けている写真が多いうえ、諸事情により一部写真の加工処理させていただいておりますが、ご寛恕(かんじょ)のほどお願い申し上げます。

背中の鋭い痛み

背中の真ん中から少し下の位置の深い部分に感じられた鋭い痛みを改善するためにおこなった施療の一部を紹介させていただきます。

1. 写真はありませんが、お話をうかがってからたった状態でいくつかの動きをゆっくりとしていただき、どう動くとどのように痛みや不具合が生じるかおたずねしました。
続けてリラックスできる床に横になった状態と、もっとも痛みを感じる状態だとおっしゃる椅子に座った状態で問題のヶ所を触りながらチェック。
最後にその椅子に座った状態で問題のヶ所をしっかりと押して固定しながら痛みが生じる動作を反復していただきました。
2. 胸椎の関節内部機能回復調整法2男性.jpg胸椎の関節内部機能回復調整法1男性.jpg痛みが強かったり筋肉の緊張が強すぎる場合には、デゥーニックという一時的に痛みを軽減する手法や、痛みを感じにくい種類の特殊なストレッチングを選んでおこないます。
体の筋肉というのは何重にも重なっているヶ所が多いのですが、このケースでは外側の筋肉が硬(かた)くなっていることはなかったので、ドゥーニックも痛み軽減用のストレッチングも実施いたしませんでした。
直接、関節内部機能回復調整法の中の3種類の技法(写真は2つ目と3つ目の技法)を用いて、全部で12個あり胸椎(きょうつい)と呼ばれている胸の部分の背骨の8番目と9番目の間の動きを改善させていただきました。最初の写真も2枚目もその目的は同じですが、年齢と事前にいろいろとチェックさせていただいてあったお体の状態から、強めの刺激を加えさせていただいても問題無いと判断できたので、2枚目のより強い刺激が入る技法も最後におこなうことにいたしました。
この施療後に1と同じチェックをさせていただくと「70%から80%の痛みは改善し、少し鈍い痛みと引っ張られ感が残っているかな?」というご感想をいただきました。
3. 下部胸椎へのレジスタンスストレッチング男性.jpg胸最長筋・胸腸肋筋IDSTCH男性.jpg目には見えない関節内部の動きは改善できたので、次に関節の外側から筋肉などを調整いたしました。でも、まだそのために硬(かた)くなってしまっていた筋肉はそのままでしたので、関連する筋肉をまとめてストレッチングするMET(エムイーティー)という手法(終了直後の写真ですが…)ダイレクト・ストレッチングという直接筋肉を伸ばす手法(写真無し)と写真でご覧いただける背骨の問題の位置をピンポイントでじっくりと伸ばせるIDストレッチングの手法を実施いたしました。
痛みと奥の方で引っ張られるような感覚は完全に改善したとのことでした。でも「神経を鋭く研ぎ澄ませて“粗探(あらさが)し”をしてください」とお願いすると、「よく分からないが3%から5%位は違和感があるような気もするが、完全改善したような気もする」とのご回答。
きわめて軽くレジスタンス・ストレッチングをおこなってから痛みを生じさせていた動作をしていただき再チェック。ご満足をいただけました。
4. ストレッチング指導男性大胸筋胸肋部.jpg問題の部位の筋肉の伸びた感覚、いわゆるストレッチング感が残っているうちに数種類のセルフ・ストレッチングをご指導申し上げて施療が終了いたしました。
写真は背中部分のものではございませんが、同時に施療をさせていただいた肩こり防止対策の一環(いっかん)としてご指導申し上げた胸の筋肉の真ん中部分を伸ばすストレッチングの写真を紹介させていただきます。

再発防止用ストレッチングご指導の一例(お尻のストレッチング)

お尻の筋肉のうち、もっとも大きい大殿筋(だいでんきん)という筋肉に効果がありますが、お尻全体にも効果があるため、冷え解消にも効果が期待できるストレッチングのご指導を申し上げたときにご家族が撮影してくださっていたものをいただいた写真です。

ストレッチングに興味をおもちの方々ならば、このポーズと手法はご存知だと思います。とくに変わったところはないのではないでしょうか?

当院では、必要であれば筋肉ひとつひとつを狙(ねら)った、もしそれが無理ならばできるだけ小さい筋肉グループのストレッチングをご指導申し上げております。特殊なだけに、形だけ真似ても全く効果がないため、体で覚えていただけるまでに10分以上の時間がかかることもあります。

しかし痛みやひどい緊張や硬(かた)さがなく、仕事中やスポーツの後に生じる広い範囲の疲労感やだるさを取り除きたいという方々には、つうじょう目にすることが多いストレッチングをご紹介するよう心がけております。
一度でもテレビや雑誌、あるいは書籍などで目にされたことがあるポーズの方がイメージしやすいと思うからです。

ただし当院の考え方として、間違いなく狙った筋肉を伸ばしていただくことを第一優先といたしておりますので、初めに対象となる筋肉をストレッチングさせていただきます。
そのストレッチング感というか“伸ばされ感”を覚えた状態で、正しく効果のあるセルフストレッチングを体に覚え込んでいただくようにしているのです。

そのとき重要なのが、『代償動作(だいしょうどうさ)と呼ばれる、その伸ばされる状態から本能的に無意識に逃げてしまう動作を予防する体の動きやコツをご指導申しあげる』ことだと考えております。

実際に伸ばされ感を感じずに、文章でお読みになられても混乱なさるだけだと思いますので、ここでは各写真に対してポイントを1つにしぼらせていただきます。

仰臥位お尻のストレッチング女性.jpg 仰臥位お尻のセルフストレッチング女性2.jpg 座位お尻のセルフストレッチング女性.jpg 筋肉チャートで施療内容の説明女性.jpg

脚を組んで入る方のお尻の筋肉が伸ばされています。見えない方の手では、反対側のお尻を床方向へと押し付けています。
このことにより骨盤の下側が天井側へと上がってしまうのを防いでいます

左と同じストレッチングをセルフ、つまりご自身で実施していただいております。
ポイントは、いったん浮き上がってしまった骨盤を最後に床に落とすイメージで力を抜くところにあります。
この欠点は“腕や手に負担が大きいこと”ですね。

この方が楽そうです。ポイントはどうしても浮き上がってしまう、坐骨(ざこつ:木の椅子に姿勢を正して座るとグリグリとして痛いお尻の下側の骨)を下すように力抜きをする点です。 最後に、いつも持参している筋肉のチャートを使いながら『なぜストレッチングにおいて守っていただけなければならないポイントがいくつもあったのか?』ご説明申し上げることで、疑問点を解消していただき施療の終了となりました。

一般的なスタイルのストレッチングもご指導

当院の施療においては、ひとつひとつの筋肉を伸ばすようにいたしております。
場合によっては、ひとつの筋肉の真ん中部分を伸ばしたり、体の中心に近い部分、あるいは遠い部分を狙(ねら)ってストレッチングしているのです。
(かた)くなってしまっている問題の部分をストレッチングする方が、痛みの改善や筋肉の調整のために効果的だからです。

もしそれが無理ならばできるだけ少ない数の筋肉をストレッチングするよう心がけているのです。

そのためでしょうか? 一般的ではない、いわゆるマニアックな筋肉のストレッチングばかりをご指導させていただいているといった誤解があるようです。

定期メンテナンスコースにおいては、ご希望により、なさっていらっしゃるスポーツや武術・武道のパフォーマンス性を上げる目的で、一般的なストレッチングをご指導申し上げることもございます。
下記の4つのストレッチングは組み技系の現代武道修行者の方へのじっさいの指導時の写真です。

同じ筋肉に対するばあいでも、立ったまま、椅子に座って、あるいは床や地面に座ってという3つの姿勢の中からお選びいただいております。
ストレッチポールやフォームローラー、そして家庭用ストレッチング用具を用いての手法も、必要とあらばご紹介いたしておりますので、指導中にお知らせください。

もちろん、書籍などでは解説されることが少ない、でも重要なポイントやコツに付きましては細かくご説明申し上げていることはいうまでもありません。

セルフストレッチングや他人に対しておこなう施療的なストレッチングに付いてのご指導をご希望の方がいらっしゃいましたら、お問合せフォーム、またはメールにてお問合せください。

→ お問合せフォームはこちらへ

腓腹筋(ひふくきん)
 
ひらめ筋
 
ハムストリング
 
広背筋(こうはいきん)
腓腹筋ストレッチング.jpg   ひらめ筋ストレッチング.jpg   ハムストリングのストレッチング.jpg   広背筋ストレッチング.jpg

この筋肉は双子筋(ふたごきん)とも呼ばれ、外側と内側に分かれています。
この写真では、一度に両側2つの筋肉を伸ばしています。

 

左側の腓腹筋の奥にある筋肉で、ムニエルで有名な“舌ビラメ”の形に似ています。
膝を曲げることで表面の腓腹筋がゆるみストレッチングできるのです。

 

ハムストリングという膝を曲げるのに使われるため、大腿屈筋群(だいたいくっきんぐん)とも訳されている太もも裏側の4つの筋肉を伸ばしています。

 

ボディービルのポーズで有名な腰に拳をあてて肘を張ったときに上半身を逆三角形に見せてくれる筋肉である広背筋の右側を伸ばしているところです。

痛い場所は移動するのですか?−その2(施療実例付き)

 痛い場所は移動するのですか?−その2(施療実例付き)

  

半年以上も前になりますが、“痛い場所は移動するのですか?”と題した記事を“よくあるご質問 Q&A”にUPさせていただきました。

お蔭様でひじょうに反響が高く、そのうえ数件の問合せもいただいたほどでした。

前回の4ヶ所の痛みの移動(?)の倍以上の痛みが次から次へと改善するたびに現れては消えるという施療経験をさせていただきました。それも、性別も年齢も大きくことなるお客様への施療においてでした。

お一人のお客様から当院サイトでの公開をご許可いただきましたので、施療直後にご本人様に実施したことの確認に取らせていただきながら記したメモの内容そのままここにご紹介申しあげます。

今回は施療の流れの中に、技法名やその使用順序と共にストレッチングの種類も加えておきます。当院の施療の流れの一例として、また、ストレッチングの使い分けの一例としてもご覧いただければと思います。

このお客様は50代の男性。

 以前、数十年間苦しまれた腰痛を当院の施療で完全改善なさり、その後1回10分から15分とは言え、ほぼ毎日ご自身で当院指導のストレッチングや体操を実施なさっていらっしゃっていた方です。

その後、2年間ほど全くセルフケアも運動もほとんどなさらぬうちに以前とは別のタイプの痛みを脚の付け根に感じるようになり、再度当院の施療をお受けいただくこととなったのでした。

開口一番におっしゃられたのは、右脚裏側の付け根の骨のすぐ下の部分を中心に、そのあたりがとくに痛いとのこと。

 ちょうどクッションの効いていないイスに座ると当たってゴリゴリする骨のすぐ下あたりの部分の痛みでした。ひどいときには1分ていど立っているだけで痛くなってくるとのことでした。

 そして、「数年前とは違い骨盤にも腰にも痛みは出ていないので、腰痛とは無関係なのでそのうちに治るだろう」と考えていらっしゃったと説明してくださったのです。

いわゆる腰痛も骨盤痛も訴えてはいらっしゃいませんでした。

 しかし3年半ぶりの施療だったため、ふだんは腰部と骨盤部の関節の動きが原因で生じる痛みを改善する目的で使っている関節内部機能回復調整法からスタートしました。

もちろん、「この段階では、ある程度しか改善は期待できませんが」とご納得をいただいたうえでです。

具体的には、腰痛と骨盤痛用の5種類にわたるチェック動作を行なっていただき、そのひとつひとつのチェック結果に従って、骨盤内の関節と背骨の腰の部分の骨と骨の関節の動きの矯正を7種類の技法をもちいて実施させていただいたのです。

左脚の裏側の付け根近くの痛みが20%から30%くらいは改善しただけでしたが、矯正と調整後の動作チェックでは体の動く範囲がひじょうに広がりました。スポーツ系でROM(ロム)と呼ばれている、“関節の可動範囲(かどうはんい)”がひろがったため、体が一気に柔らかくなって何とも表現のしようはないが体が楽とのコメントをいただきました。

一番気になさっていらっしゃるポイント、右脚裏側付け根の骨の下の部分を指先でチェックするとひじょうにせまい範囲で硬くなっているのがわかりました。そこで、ふとももの裏側を6つに分けてそのうちの1つをねらってストレッチングをしたところ痛みの半分ぐらいは改善。

そこで、その部分をピンポイントでねらってダイレクトストレッチングを行なうとほぼ痛みが消えてしまったとのことでした。そこで、ふともものその部分をねらったIDストレッチングを行なってから動作チェックをしていただきました。

すると、今度は骨盤の右後ろ側の上部のまん中あたりに痛みを訴えられるので、その部分の筋肉が硬くなっているのを確認してから2種類のIDストレッチング。

改善したことをチェックする動作チェックでは、今度は「ひさしぶりに、坐骨神経痛だったときのような痛みが出てきた」とのこと。

とくに痛いヶ所をピンポイントで押しながら確認させていただき、その原因だと思われる少し離れている部分の筋肉にダイレクトストレッチングとIDストレッチングを行ないました。

それがかんたんに改善してしまうと、今度はふとももの外側真横の広い範囲に痛みが。その部分の痛みの原因となる筋肉をチェックしてみると硬くなっていたためスタティックストレッチング

そろそろ終わりかなと考えていると、ふとももの前側のまん中に軽い痛みが。そこで、その部分へのダイレクトストレッチングとIDストレッチングで痛みを改善し、最後にチェックの意味でスタティックストレッチングを実施。

その直後の動作チェックで痛みは消えたが、今度はふとももの前方斜め外側の広い範囲に張りが。ということで、その部分へのスタティックストレッチングを行なって施療は完了。

痛みが移動するのかと錯覚させられるほど、「ひとつの痛みが改善すると次の痛みが。それが改善すると、また別の痛みが…」といったように、次々と連続で痛みが生じてくるケースは珍しいことではありません。

しかし、今回のケースは多すぎました。いろいろとインターネットで調べられていたご本人様は、メンタル面に障害が起きてしまったのではないかと思い込まれていらっしゃったとのこと。

いわゆる、神経が混乱が生じた。つまり、別の病気へと移行してしまったか、あるいは別の病気を患ってしまったと考えてしまわれたようでした。

その翌週うかがったときに『あのときは、頭が混乱してしまった』という主旨のことをもっと直截的な表現でおっしゃっていたほどだったのです。「以前、改善していただいた腰痛や骨盤痛の位置が次々と変化していったときの恐怖感がよみがえってきました。そして、より怖さが増幅してしまい、どうして良いのかパニックに陥ってしまいました」とまで話されていましたから。

このような場合でも、生じたとおっしゃる痛みが全て改善するまで連続で施療を続けさせていただいております。でも、それだけでは筋肉や神経の緊張が次から次へと広範囲に広がっていってしまい、悪循環に陥る可能性が高いことは経験上わかっております。

そこで、足先から腰の部分までの主要な筋肉に対してその動きと硬さのチェック、そして必要なヶ所にはIDストレッチング、あるいはスタティックストレッチングを連続で実施させていただきました。

ある経絡(けいらく)に筋肉の硬い部分が集中していたので、東洋医学にベースをおいた経絡ストレッチングも該当する経絡のものだけは実施させていただきました。

また、ほんの数ヶ所の硬くなってしまっていた部位に対してではございましたが、広い面積であてることで痛みを無くした、連続的な足圧・前腕圧・膝圧やコンプレッションストレッチングも行なわせていただきました。

神経の混乱のレベルが軽かったため、この次から次へと別のヶ所に痛みが生じる症状はこのときの施療1回で治まりました。

その後3回の施療では最初に訴えられた左脚裏側付け根近くの痛みの直接的、そして間接的な改善とご自身で再発防止のストレッチングと体操を覚えていただいた次第です。

痛みが移動しすぎて困っていらっしゃる方も、当院までご連絡ください。もし、左右対称に痛みを感じられたり、その痛みが移動するように感じられる症状をお持ちのばあいには時間はかかりますが、改善の道はございます。あきらめず、当院までご連絡いただければと思います。

→ お問合せはこちらへ


受けられたご本人様から「だんだんと気持ちが良くなってしまった。まさか火水流整体術にも深いリラクゼーション効果があるとは驚いた」とのコメントもいただきました。まだ、ご存知ない方がほとんどのようですが、当院には5Sのリラクゼーションコースという心底から心身をリラクゼーションに導くことを目的にしたコースも用意いたしております。

よろしければ、こちらもお試しいただければと思います。

 

→ 痛い場所は移動するのですか?”はこちらへ 
→ 関節内部機能回復調整法についてはこちらへ 
→ スタティックストレッチングについてはこちらへ 
→ IDストレッチングについてはこちらへ 
→ ダイレクトストレッチングについてはこちらへ 
→ 5Sのリラクゼーションコースについてはこちらへ
→ お問合せはこちらへ
 

 

▲このページのトップに戻る