腰痛でお困りの方へ−2

腰痛のタイプのかんたんチェックとかんたん対処法
ぎっくり腰の
痛みが落ち着いて動けるようになってから、この椎間板ヘルニアタイプか腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)タイプかチェックしてみませんか?


もちろん、慢性の腰痛でいつも腰が痛かったり、だるくてお困りでいらっしゃる方は、今すぐにでもお試しください。

 

肩幅くらいに足を開き、リラックスして立ちます。脚を伸ばしたままで上半身を前に曲げてみましょう。いわゆる前屈(ぜんくつ)をおこなうわけです。


このとき腰が痛くなったら椎間板ヘルニアの可能性が高いことになります。

 

足を肩幅くらいに開いてもう一度リラックスして立ってみましょう。今度は腰に手をあててから後に反ってみます。どうですか?


後に反って腰が痛くなれば腰部脊柱管狭窄症の可能性が高いといえます。

 

このかんたんチェックをおこなう理由は、なるべく痛い姿勢を取らないためというよりも、痛くなったときに取るべき姿勢を事前に覚えておくためなのです。

 

腰を曲げて痛ければ反らすような姿勢を取れば良いし、反って痛ければ腰を曲げれば良いだけなのです。

もちろん、痛くなったときに、立ったままでチェックをしたときと同じように、リラックスして立った状態から上半身を曲げても良いし、後に反らしても効果はあります。

 

前に曲げて痛い方
四つん這いになります。太ももと体と腕の角度が90度になるようにしてください。その状態で腰の痛い部分だけを天井方向へと向かって押し上げます。お腹側を上に向かって押し上げるイメージを持つとかんたんにできるはずです。
 

もし、協力してくれるご家族の方や友人がいらっしゃるならば、腰の痛い部分を指で押さえてもらい、その部分を天井に向かって押し上げて丸くするようにしてみましょう。

 

後に反って痛い方
床にお腹がつくようにうつ伏せに寝ます。
両手は肩の前に手のひらを床につけておきましょう。

そのまま、腕立て伏せをするように腕を伸ばして体重を支えます。


腕と床が90度となるのは腕立て伏せと同じですが、体は力を抜いた状態でだらっとしたまま。


足先から脚の前面は床についたままで、体は床に対して斜めに垂れ下がっているイメージとなります。


ポイントは、お腹の力とお尻の力を完全に抜いて、お腹とお尻がだらっと床に向かってたれさがっているのをイメージする点にあります。

ぎっくり腰になってしまったときの対処法
安静が第一!

 
このばあいの安静というのは、

硬めの布団やベットで横を向いて寝るだけ。

腰に負担がかからなように背中を丸めるのがポイントです。


お母さんのお腹の中にいる赤ちゃん、胎児(たいじ)をイメージし横向きに丸まって寝ることです。


そのまま動けないばあいには動かないのがベスト。


オシッコも、できれば渋滞した車の中で使う携帯用トイレや尿瓶(しびん)、それらが無ければペットボトルにジョウゴを差し込んですませていただきたいということなのです。


とはいっても、事前にぎっくり腰になることを想定して倒れたままオシッコをする用意はしていないですよね…


オシッコを我慢続けられないので、どうしても仕方ないときだけ立ち上がってトイレに行くしかありません。


横向きの胎児のポーズから、痛みが最小限で済むように背中と腰を丸めたままで四つん這いになります。
そして、痛みが一番少ないポーズをゆっくりと探していきます。


不自然な姿勢になりますが、できるだけ腰は動かさずに曲げたままで中腰になったら、そのままきょくどのガニマタでカニのように足だけを使って腰に響かないようにトイレへいくのが最良の選択となります。


せいぜい2〜3日の間だけです。我慢です。無理すると回復が遅れてしまいますから…

ぎっくり腰の予防法
仙腸関節後屈上方滑り法女性.jpg もっとも有効なのは『骨盤や腰の骨である腰椎(ようつい)の歪(ひず)みや配列の乱れを直し、どこか一部分に力が集中しないようにする。
そして、その歪(ひず)みや配列の乱れによって引き起こされてしまった筋肉のアンバランスやその状態を調整しておく』こと。

 

当院の特徴である三段階療法をお読みくださり安心なさったうえで施療をお受けいただくのが一番。

→ 当院の特徴 “三段階療法”はこちらへ
 

でも、当院や専門家のチェックと施療をお受けになれないときには、少なくても以下のことだけには注意なさって日々の生活をお送りくださるようおすすめ申し上げます。


日常生活で腰に対して急激な負担や連続的な負担をかけないことが基本。


以下に、ぎっくり腰や急性腰痛の引き金となる可能性が高い、つい見すごしがちな6つの動作をおこなうときに注意していただきたい注意点をご紹介申し上げます。

 

最低限、このポイントは頭にとどめおかれ、腰への刺激にはじゅうぶんにご留意なさりながら毎日をお過ごしください。


ぎっくり腰再発防止の一例

重い物やサイズが大きめの物をもちあげるとき:

その物に足先がくっ付くまで近付き、完全にしゃがんでから腕と体で抱えるように持つ。“抱きしめる”といういうイメージがぴったりです。
絶対に立ったままで上半身だけを前に曲げた形で持ち上げてはいけません。
ポイントは膝をしっかりと曲げるということ。いつも意識して行動してください。
腕で物を抱きかかえるようにして自分の体と物をひとつの物のようにしまい、足で立ち上がります。体で持ち上げると言われる方法ですね。

できれば、お相撲さんのように蹲踞(そんきょ:しゃがんで両脚を開く)して股の間に荷物をはさむように入れてみましょう。
もしつま先で立っているのがつらければ片方の膝をつくと楽ですよ!

 

小さなものを拾い上げるとき:

床に落としたものや小さなものを立ったまま腰をかがめて拾い上げたいときには、手足の出し方を逆にしましょう。

たとえば、右手で床にあるものをつかんで拾うならば、左足を前にだして右足は後に退いたままで体をかがめます。

ちょうど、歩くときに右手と左足、そして左手と右足が前後でペアになっているのとおなじです。
ぜったいにイメージとして持って欲しくないのは、ゴルフでカップイン後にボールを拾い上げる光景やティーショット時にボールをティーに載せるときの、右手と右足、あるいは左手と左足を同時に前に出して腰をかがめ上半身を前に折り曲げている形。
ついやってしまいますが、腰に負担がかかりすぎますので厳禁です!

この拾う手と反対側の足を踏み出して拾う方法。慣れないうちは違和感を感じますが、すぐに慣れて習慣とすることは可能です。

とにかく手と足はそれぞれ、左右別々に合わせて使うようにしてください。

くしゃみが出そうなとき:

体を少し前に曲げた状態でお腹と腰の両方、つまり体の前後に力を入れ硬(かた)く固めてからくしゃみをする。
終わった後の爽快感(そうかいかん)は減りますが、ぎっくり腰も減りますので習慣にしてください。
慣れないうちは、お腹にだけ力を入れる方法でも効果はありますので試してください。

しばらくの間同じ姿勢、それも少し屈(かが)んだ状態を続けるとき:
台所で洗い物をするなど、15cmから25cm位の高さの台になるものを用意して、片足だけをそこに乗せる。

あるいは、肩幅位から肩幅の3倍くらいに足を開いたり、お相撲さんの四股(しこ)を踏み終わった瞬間をイメージして四股立ちになったりとしょっちゅう姿勢を変えてみる。
とくに、シンクが低すぎる方はぜひともお試しください。

オフィスワークや椅子に座った状態やあぐらのままの長時間作業:

最低でも1時間に1回は立ち上がり、上半身を前後に曲げる柔軟体操(じゅうなんたいそう)や下半身は固定したまま上半身を大きく回すラジオ体操のような動きをおこなう。
逆に上半身を固定するイメージで腰というか骨盤を左右に反動を付けて急激に回すのは避けてください。
すでに腰痛をお持ちのばあいには、刺激が強すぎてぎっくり腰の原因ともなりかねませんから。

それ以外におすすめしているのは、座禅のイメージでクッションをお尻の下に後ろからはさむように入れたり、空気の入ったやわらかいゴム(シリコン?)のボールをイスの背もたれの腰の部分にはさんだりするのも長時間の腰の曲がりの防止策となります。

朝、目覚めたとき:
あお向けのままあわてて起き上がらない。
先ず横向きとなり、そのまま体を丸めて胎児(たいじ)のポーズに。今度は四つん這いとなったら、両方のつま先を立ててから手は布団に付けたままでお尻をかかとの上にのせる。そしてつま先立ちの正座となったら、そのまま片脚を前に出して立ち上がっても良いし、つま先立ちをやめていったん普通の正座となって休んでから立ち上がっても良いでしょう。

ポイントは、ひとつひとつの間隔(かんかく)を開けて、ゆっくりとおこなう点にあります。

 

以上、“腰痛のタイプのかんたんチェックとかんたん対処法”、“ぎっくり腰になってしまったときの対処法”、“ぎっくり腰の予防法”、“ぎっくり腰再発防止の一例”を2回にわたってご紹介申し上げてまいりました。

 

これらの方法をためし、お役に立てていただけるならば、これにまさる喜びはございません。

 

ですが、腰痛のタイプにしても千差万別。じっさいにお体のチェックや動作チェックやテストをさせていただくと、色々なタイプが混ざり合ったものであることがほとんどなのです。

 

おひとりおひとりに対して、異なる部位にたいして違った施療テクニックの数々を組み合わせてご対応申し上げているというのが現状でございます。

 

《万人に効果がある腰痛体操は無い!》のとおなじで、施療のやり方もその内容もおひとりおひとりの病状によりまったく異なってまいります。

 

お住まいの場所の問題やお忙しくて時間が取れない等々、当院の施療をお受けになるためのご都合が付かないことも多いかと思われます。

 

ですが、“腰痛でお困りの方へ−1”と“腰痛でお困りの方へ−2”をお読みいただき当院の考え方にご納得いただいた、腰痛で長期間苦しんでいらっしゃる皆さまには、ぜひとも当院独特の腰痛に特化した施療をお受けいただけたらと思います。 

 

また、メールによる腰痛についてのご相談もお受けいたしております。

ご遠慮なさらずにご一報ください。


→ お問合わせはこちらへ
→ “腰痛でお困りの方へ−1”はこちらへ



▲このページのトップに戻る