Q.肩甲骨(けんこうこつ)の内側のきわを押してもらったり、ゴリゴリと強く刺激してもらうと、その部分が温かくなり、肩こりが楽になるような気がします。でも、その夜から翌日に肩甲骨の内側から背骨にかけての部分が痛くなり腫(は)れたような感じがするので少し気になっています。

これはなぜでしょうか?
肩甲骨内側のこりが自分の肩こりの原因となっているということですか?

火水流整体術院の施療を受ければ、この症状の改善は可能ですか?

A.プロの施術師によるマッサージや指圧を受けた経験のある方がよくおっしゃるのが「肩甲骨の内側のきわを押してもらうとすごく気持ちが良い」というご感想です。

当院にいらっしゃるお客さまの中には、その部分を押す代わりに引き上げて欲しいとのことで吸玉(すいだま)をご希望になられたお客さまもいらっしゃいます。これも、その部分をつかんで持ち上げられる感じが気持ち良いからとのお話でした。

そのようにおっしゃる皆さまの共通点は、肩甲骨と肩甲骨の間の部分が硬(かた)くこっていらっしゃるということ。

なかには、肩甲間部(けんこうかんぶ)とも呼ばれることがある、その部分のこりが原因でいわゆる“肩こりの肩”である、首の付け根から肩先までの部分や首にまで、あるいは背中の上部から下部にまで強い張りを訴えられる方も見受けられます。

この原因は、肩甲骨を背骨に近づける筋肉がこっているから。あるいは、逆に背骨から肩甲骨を遠ざける、つまり体の横方向へと動かす筋肉がこっているからなのだろうと考えることができます。
動く方向が逆になるのに、肩甲骨を背骨に近付ける筋肉と背骨から遠ざける筋肉の両方ともにこってしまっているばあいも多くあるのです。

あくまでも、実際に肩甲骨の動きのチェックをさせていただかない限り、本当のことは分かりません。ですから、その可能性が高いという話には過ぎないのですが、とくに事務系のお仕事でパソコン作業を連続で毎日数時間にわたって行われていらっしゃる方々に多いという印象を強く受けております。

問題は、これらの2つにも3つにも数えられる筋肉は、家庭でのいわゆる“肩もみ”で揉(も)まれている筋肉とは違うし、また肩こり用のストレッチングとして雑誌などで紹介されている首の付け根から肩先まで走っている筋肉とは全く違うという点にあるのです。

そして、それらの筋肉を意識することは慣れていないととてもむずかしいため、指導を受けずに書籍等だけを頼りに頑張っても正しく効かせることは困難だともいえましょう。

施療でセルフストレッチングをご指導申し上げても、ほとんどの方がその筋肉が伸びる感覚をものにし、ご自身で正しくできるようになるまで、10分ほどはかかってしまうほどなのです。

もちろん、当院の方式である“最初にストレッチングをかけさせていただき、対象となる、つまり目的の筋肉が伸びる感覚を体感していただいた直後にセルフストレッチングをご指導申し上げ、実際にその筋肉をご自身で伸ばしていただく”方法を用いても、10分程度は必要になるほど大面倒な筋肉だというのが実感です。

でも、これは仕方がないことなのかもしれません。日常生活においては、使っている意識がまったく感じられない筋肉たちなのですから…

というわけで、100円ショップや健康グッズのお店で、肩甲骨の内側部分を指圧するための“U字型”の器具を購入してこっている部分を押圧(おうあつ)してその場をしのいていらっしゃる方が多いのでしょう。

ご質問者の方もおっしゃってはいますが、そのような器具をご使用になるばあいには「いくら気持ち良いからといっても、グリグリと動かしてはいけません。筋肉の繊維を傷つけてしまい、翌日ぐらいから痛くなったり、腫(は)れて熱をもってしまう」ことになりますので。

それ以外にも強い肩こりを引き起こす筋肉があります。それは肩甲骨を上の方に引き上げる役目をもっています。この筋肉も片側が肩甲骨の内側に付いているので、やはり“肩甲骨の内側のきわ”を押してもらうと気持良く感じるというわけなのです。

さきほどの筋肉はストレッチングがむずかしいのが問題で危険ということはほとんど無いはずですが、この筋肉のストレッチングは首を曲げておこなうため、前のものと比較すると効きやすいのですが、どうじに危険度も高いともいえるのです。

たしかにこれら3つから4つの筋肉のストレッチングを正しく効果的に行うことはむずかしいというのは正直な感想ですが、方法が無いということではありません。

他の記事“体が硬(かた)すぎて困っている”でもご紹介しておりますのでご参照いただければと思いますが、硬式のテニスボールを肩甲骨の内側の問題の“こっている部分”にあてて横になってみてください。そして、ボールの圧力が体の奥にまで入るように力を抜くようこころがけながら30秒から40秒ていど、言葉は悪いですが、ダラっとしつづけていただければと思います。

ぜひともお試しください。ご家族やお友だちに肩甲骨の内側をグリグリともんでもらったり、たたいてもらうよりもずっと効果的であることがお分かりになれると思います。

ここでおすすめしたテニスボールによる押圧(おうあつ:押して圧力を加えること)では、「その場だけで、すぐにまた同じ場所がこってしまう」、「きちんとやっても期待通りの効果がでない」という感想をお持ちの方。何か他に原因が存在する可能性もあります。

または「根本的にこりを取り除きたい。そして、かんたんな再発防止をおぼえたい」とお思いの皆さまは:

当院の施療をお受けください。

ご遠慮なさらずにお問合せいただければと思います。
 

→ お問合せはこちらへ
 

当院でひどい肩こりやそれが原因でお悩みだったお客さまの完全改善のご体験談は、以下のリンクをクリックください。

→ 肩甲骨のこりとぎっくり腰からの慢性腰痛はこちらへ
→ 肩の痛みと動作不良
→ 頚部付け根の腫瘍摘出手術後の肩関節の不具合と首の痺れや酷い肩凝りはこちらへ
→ 30年来の偏頭痛
→ その他の施療体験談はこちらへ 


また、以下のリンクもご参考いただければと思います。

→ 肩こりでお困りの方はこちらへ
→ 軽い肩こり解消法はこちらへ
→ 頑固な肩こり解消法はこちらへ
→“肩こり解消エクササイズ再び:エアー腕立て(!?)”はこちらへ

→ 頭痛でお困りの方はこちらへ
→ その他のお役立ち情報はこちらへ
→ 体が硬(かた)すぎて困っているはこちらへ
→ ストレッチングの使用比率とその種類の使い分けは?はこちらへ
→ よくあるご質問 Q&Aはこちらへ

お問合せ・ご相談はこちら

腸骨筋DS(虚血圧迫法).jpg

お電話でのお問合せはこちら

03-6273-8917
受付時間
12:00~20:00(土日祝祭日は除く)
担当
水越

ご予約とお問い合わせ専用のため、営業、セールスなどの電話、メールは固くお断りいたします。

土日祝祭日でも、前もってご予約いただければ通常の料金で施療させていただいております。

お問合せフォームやメールでのお問合せは、土日祝祭日でもお送りいただけます。

可能な限り、即日にお返事申し上げております。

当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
東京杉並区を拠点とし、出張整体をご提供いたしております。
お気軽にお問い合わせください。

対応エリア
東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県などご訪問いたします。