お尻の骨が痛いのが正しい座り方(!?)

イスでも、正座でも、あぐらでも、正しく座る方法は同じだといったら驚かれるかもしれません。

でも、それは本当のなのです。

ポイントは坐骨(ざこつ)で座ること。

これさえ守れば致命的な(!?)間違いをおかすことはありません。

今、いちばん多いのはイスに座る場合ですね。

イスでの正しい座り方をおぼえてしまいましょう。

そうすれば、毎日きちんと練習ができるし、正しい座り方をくせにすることもできるのです。

腰を曲げて座ってしまいがちなあぐらのときにも、坐骨で座る癖は役立ちます。

すでにご存知の方も、復習のつもりでお付き合いいただければうれしいです。

考え方としての原則は、ひとつだけ。

背すじをまっすぐに伸ばしてすわることです。

そしてそれを可能にするのが坐骨で座ることなのです。

背中はまっすぐに伸ばしたけれど体が後ろに少しかたむく、後ろへと倒れ気味になっていらっしゃるひとを見かけることがあります。

では、具体的にはどこに気をつけたら、後ろに傾いたり、そりかえったりせず、正しく座れるのでしょうか?

具体的なやり方も、ひとつだけ。

このときポイントになるのが坐骨(ざこつ)とよばれる、お尻の下にある骨の痛み(!?)なのです。

といっても見つけるのはかんたんです。

後ろから見た骨盤と坐骨矢印と解説付き.jpg

スマートな方が、硬(かた)いイスというか、クッションの効いていないイスに座るとお尻の下で2ヶ所のところに痛みを感じるはず。

私のように太っていてもかたいイスに座れば、ほんの少しお尻をゆり動かすだけでその位置はわかります。

小学校時代の木のイスに座った感覚

おぼえていらっしゃいますか?

左横から見た骨盤と左坐骨矢印入り.jpg


姿勢を正して、つまり背すじをピンと伸ばして座ると、

右のお尻のまん中あたりがグリグリと痛かったこと。

そうです。

あの、お尻の下の左右の骨に鋭い痛みを感じれば、それは正しく座れている証拠なのです。

今のイスはクッション性が高いので痛いことは少ないはずですが、なにかの拍子に痛みを感じることは誰もが経験済みではないでしょうか?

なぜ正しく座るとその2つの骨がイスに突き刺さったように痛みを感じるのに、腰を後ろに曲げた腰痛を引き起こす可能性の高い“悪い姿勢”で座ると痛くないのでしょうか?

話のタネというかウンチクになりますが、少々お付き合いください。

理由は坐骨というその骨の形にあります。

左から見た骨盤と坐骨の真下と後ろ矢印と解説入り.jpg

骨盤をまっすぐに立てた良い姿勢だと坐骨の真下のとがった部分がイスに当たるために、骨が痛いのです。

スマートな方は余分な脂肪がないために、お尻のクッション性が弱いために痛くなるのですね。

でも腰を曲げて座ると、真下ではなく後ろの丸くなだらかになっている部分がイスに触れるために痛くない

痛いのを我慢して座るのはむずかしい。

でも、薄い座布団やクッションを敷いて座れば問題は解決です。

それと、「体をまっすぐに立てることはできるけれど、2〜3分で背中やお尻の肉が疲れて、気が付くと背中が丸くなってしまっているんだ」とおっしゃる方はかんたんな方法をお試しください。

姿勢を正してイスの背もたれから少し離れて座ったら、腰の反った部分というか凹(へこ)んでいるところにクッションやヨガボールやエクササイズ用の小さいボールを入れてみます。

どうですか?

そのクッションやボールが腰の反りにはまって、正しい姿勢をバックアップしてくれているはずですね。

このチャンスに、正しい姿勢で背すじを伸ばして座る習慣をつけてみませんか?

今回はイスに座るときに正しく座る方法をご紹介申し上げました。

正座やあぐらについては、以下のふたつの記事の中で詳しくご説明申し上げております。

また、今回は割愛した背中の曲がりや後方へと倒れてしまいそうになるのを防ぐための、具体的なストレッチの方法なども写真入りでご紹介申し上げております。

今回の記事にご興味をお持ちいただいた皆さまには、ぜひとも以下の2つの記事もごらんいただければと思います。

→ 座ったときに腰が曲がってしまう悪い姿勢の原因と直し方と対処法は?−その1

→ 座ったときに腰が曲がってしまう悪い姿勢の原因と直し方と対処法は?−その2 

それ以外にも“脚を組むことや横座りやオバサン座り、なんでダメなの?−その1”“その2”“その3”など、「ひじょうに分かりやすくて、参考になった」などと高い評価をいただいている関連記事もございます。

合わせて、皆さまの健康維持のためにお役立ていただける“健康情報満載⇒火水流整体術院ブログ”もご覧いただければと思います。

座り方により、ひどい肩こりや人生を左右しかねない腰痛が引き起こされたり、それらが悪化するという事実は現在広く知られるようになってまいりました。

その重要性はわかっても、実際にどのようにしたら良いのかお分かりにならない皆さまが多くいらっしゃるのが現実でございます。

《まっすぐな姿勢がつづけられない》《あぐらをかくと腰が痛くなる》《あぐらをかくと後ろにひっくり返ってしまう》《座ると腰が痛くなるので、なるべく立ちつづけるようにしている》

腰痛の予備軍ではなく、腰痛が悪化する一歩手前にいらっしゃるのに、お気づきになられてない方が多くいらっしゃいます。

今回、この記事や上でご紹介申し上げた記事をご覧になり、ご自身の腰や肩の状態、あるいは正しい姿勢が取れないことにお気づきになられましたら、ご遠慮なさらずに当院までご連絡いただければと思います。

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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
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