好転反応(こうてんはんのう)や東洋医学では瞑眩(めんげん)とよばれる反応について

じっさいに当院のお客さまの皆さまや私自身が以前感じたことがある好転反応(こうてんはんのう)の現れ方からご紹介していきます。

長年にわたって腰痛や肩こりで苦しんでこられた皆さまにはとくに強く、そしてより長く出るようです。

感じ方はさまざまですが、「今まで感じたことがないだるさ」や「だるさと疲れがいりまじったどうすることもできない倦怠感(けんたいかん)「まさにこれこそが疲れきってしまったという感覚そのものの疲弊感(ひへいかん)、あるいは「今までとは違う、感じたことがない種類の痛み」が出てきたとおっしゃる方がほとんど。

当院のお客様の大部分は様々な病院や治療院、そして施療院をまわった後、最後の最後にいらっしゃる方々です。そのためでしょうか、皆さまのお体は、ひじょうに長い間こり固まった状態で施療をお受けいただいております。

お仕事場の同僚の方やご友人、そしてご家族の皆さまからみて、明らかに変だと思われるほど腰や背中や首の異なる部分の筋肉を固めていらっしゃるのです。ご自身では少しも変だとは感じてはいらっしゃいませんが・・・

つまり、問題のヶ所とそのまわりの部分を使わえないように固めてしまっている状態が自然で普通の姿勢だと感じるようになってしまっているほどの方々が主流なのです。

その度合いが重ければ重いほど、問題点である腰痛や肩こりなどの改善時に、倦怠感や疲労感、そして今まで感じ続けていた物とは異種の痛みが現れてしまうようなのです。

腰痛のケースですと痛みよりも疲労感やだるさを訴えられる方が多く、早い方は初回施療の翌日の起床時から午後の1時から2時頃までつづき、その後はウソのように消えてしまいます。そして、「ここしばらく無かった位に快調」となるとのことです。

もっとも一般的なのが、「昨日は施療を受けてからずっとすっきりしていて痛みも消えてしまったのに、今朝はとても疲れていて起きるのがとてもつらかった。できるならば、会社を休んで一日中寝て痛かった…」というご感想ですが、一回でできる限りの痛みを改善して欲しいとご希望なさる方にたいしてこちらも頑張ったばあいに多いことは申し上げられます。もっとも長かった方ですと2〜3週間かかってじょじょに消えていったとおっしゃる方もいらっしゃいました。

ですが、肩こりという言葉では片付けられないほど重度の肩こり*のばあいですと、倦怠感(けんたいかん)や疲弊感(ひへいかん)よりも、今まで感じたことがない頭痛や肩甲骨と背骨の間や首に付け根から肩先までの部分のどこかに痛みを感じるようになる方が多いようです。あくまでも、当院の施療においてのみでのお話ですが。

もちろん、当院の施療をお受けになる前に苦しまれていらっしゃった、多くの不快でつらい症状が改善した直後から始まることは腰痛のケースとどうようです。

以前“痛い場所は移動するのですか?”でもご説明申し上げましたが、一ヶ所の痛みが改善すると別の部分が痛くなるというケースもございます。これは肩こりや首こりの問題をお持ちの方々よりも腰痛の方に多くいらっしゃるように感じております。

『痛みが移動したかのように錯覚する』件については繰り返しとなりますので、ここでは割愛させていただきます。下記のリンクをご参照ください。

→“痛い場所は移動するのですか?”

このような、“改善したいと希望なさった症状が改善した直後や直後から短期間にわたって生じる、疲労感やだるさや倦怠感、そして今までに感じたことのない痛みが生じること”を当院では好転反応と呼んでおります。

ですから、家族に強く肩をもんでもらったら翌日気持ちよかった場所が痛くなったとかジムでいつものプログラム以上に無理をしたら翌日体が痛くなった、あるいはストレッチングを無理してやりあったら(?)そこが痛くなったという、筋肉の表面の繊維である筋繊維(きんせんい)が少し切れたときの痛みや昔から言われているいわゆる揉み返し(もみかえし)とは異なるものだと理解いたしております。

当院の現在の技法では揉み返し的な影響については、つうじょうの施療において一切生じることはございません。ですが、アスリートの方や武道関係者に対して一気に筋肉の柔軟性をUPさせていただく場合には、そのことを事前にお伝えし、ご許可をいただいたうえでいわゆる“揉み返し”的な筋繊維を少し切る特殊なストレッチング法を実施することがあることはお断り申し上げておきます。

筋肉により関節を動かしたり、あるいは筋肉自体を動かすことで痛みが生じることを感じた人間の体は、痛みという人間にとって最大に近い敵から身を守るため、意識してその筋肉たちを動かさなくなります。

一般的な言い方をすれば、“悪いところをかばう”行為をおこなうようになってしまうのです。一種の自己防衛本能と呼んでもよいかもしれません。

問題となってくるのは、『かばうことで痛みが少なくなったことを感じ取ると、今度は無意識のうちにできる限り使わないようにしようとその筋肉を固めてしまう』点。この現象は“体の癖”や「変な動きをする人だな」とか、「使うべき筋肉をつかわずにその近くの筋肉を代わりに使う癖がある(=代償運動)」などと色々な表現をつかって言い表されています。

“代償運動”につきましては、“施療と講習会でのストレッチング指導の違いは?(含 代償動作)”において、『筋肉を固めること』については、“腰痛と花粉症:春になると思うこと”の真ん中から後半部分にかけてくわしくご説明もうしあげております。ご興味をお持ちの方はご参照いただければと思います。

ここでは、筋肉を最初のうちは意識的に、そのうちに無意識のうちに硬く固めてしまうことだけにかんしてご紹介申し上げましたが、じっさいには関節の内部で行なわれている私たちの目には見えない骨の動きが悪くなることでも筋肉はじょじょに硬くなっていくことも覚えておいていただければと思います。

そこで、当院の関節内部機能回復調整法が完全改善のため高い効果を発揮してくれるというわけなのです。

療法によりその効果の差の大小はあれ、(かた)くなった筋肉がゆるんでもとの状態に戻されると、硬かったときの筋肉によって圧迫されていた神経・血管・リンパ管の流れの悪さが一気に解消され、長年苦しんできた痛みが消えてしまうだけではなく、体の必要な部分へとじゅうぶんな酸素と栄養を供給し、ぎゃくに、体の部位から悪い物を体の外へと排出するために腎臓へと送ってくれるようになるのです。

ご参考までですが、当院では気の流れという概念は使用してはおりませんが、もしかしたらいわゆる“気の流れ”が良くなることも好転反応の原因であると考える方々も多くいらっしゃることをお伝えいたしておきます。

別の言い方をするるならば、圧迫されていた管の中を流れるべき血液やリンパ液が何の問題も無く正しく流れるようになるし、またもうひとつ圧迫されていて鈍くなっていた神経の伝達能力も改善されるのです。そのときに、体がすでに忘れてしまっている本来の円滑な状態に戻った結果として生じる、疲労、だるさ、倦怠感、今まで経験したことがない痛みなどを好転反応とご説明申し上げております。

最初の方で申し上げたことの繰り返しとなりますが、この好転反応“長年にわたって腰痛や肩こりで苦しんでこられたお客様にはとくに強く出るようです”し、また「筋肉のこり固まっていた期間は長ければ長いほど、そしてそのこり固まり具合は重ければ重いほど、倦怠感や疲労感、そして今まで感じ続けていた種類とは異なった痛みがつづく」と申し上げて間違いはないようです。

私どもの好転反応の解釈はいたってシンプルなものです。がっかりなさった方がいらっしゃったらお許しください。身もふたもない考え方かも知れませんが、これが30年近く多くの療法を実践してきた経験を尊重するかぎりはどうしてもこのようにしか考えられないのです。

当院独自の“三段階療法”で申し上げるならば、“T.痛みの解消:とにかく、痛みを取り去る”の段階で、好転反応が生じるケースはほとんどございません。しかし、筋肉のバランスの調整にともなう必要以上に硬くなっている筋肉、それもその固まっていた期間が長ければ長いほど、 U.無痛の矯正(きょうせい)&調整:痛みの間接的な原因である骨格と筋肉の歪(ひず)みの解消での効果が出るとどうじに好転反応が現れるようです。

もちろん、事前に何度も何度もご説明申し上げてはおりますが、ほとんどのお客様が驚かれたり、少しだけとはいえ不安になられてしまいます。

統計を取ったわけではないので厳密には分かりかねますが、だいたいのイメージで申し上げるならば、腰痛でも、また肩こりの場合でも、特殊なケースを除いては、V.再発防止のためのセルフ・ケアの指導:個別の自己施療法の作成&ご指導の段階で今まで感じたことがない違ったタイプの痛みやだるさを感じることは少ないと申し上げられます。

*頭部や首、そして胸や背中の上部の手術の後遺症や脳脊髄液減少症などの病気やけがでの専門病院での治療後の影響による筋肉の狭い範囲、広い範囲を問わず、いわゆる並外れて硬くなってしまっている症状等々をふくんだ広い意味で肩こりという言葉を使用いたしております。

関節内部の機能の不調が筋肉に与える影響とそれに伴なう筋肉の硬化(こうか)については、あくまでも当院の独自の解釈に過ぎないという理由から割愛させていただきましたが、いつか機会があれば、「筋肉を硬くし、硬くなって、それを自然な状態と感じるようになるため、症状が続く」という現象に付いて、その点も含めてお伝えできればと思います。

以上、好転反応について当院の代表の考え方をご紹介申し上げました。

今回の文章をお読みいただいて、好転反応はきつく長いものだとお考えになられた方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、今回ここで申し上げたのは、少なくとも20年、ほとんどの方が30年から40年間、良くなったり悪くなったりを繰り返し、ごまかしごまかし腰痛と何とか共同生活(?)を送られてきてどうしようもなくなって当院に助けを求められた方々のお話です。

肩こりのばあいには頭部に近いこともあり、問題点としては、改善直後からひじょうに神経が過敏となることがまれにありますが、それも特殊な手術や医療処置をきっかけとしたものがほとんどです。

ご自身がお持ちの個別の事例については当院までメールにてお問合せくださればと思います。

→ お問合せはこちらへ 

 ですが、実際には、通常レベルの腰痛や肩こりにおける好転反応の期間は、翌朝から午後の最初頃の半日程度。長くても、せいぜい1日か2日。1週間という方でさえも、ひじょうに少ないのが実情です。

このブログのせいで当院の整体に恐怖感を抱かれるのは本意ではございませんし、誤解にすぎません。

好転反応につきましても、施療前にきちんとご説明申し上げてから施療をお受けいただいております。

現在、このブログをお読みくださっている腰痛や肩こりでお悩み中の皆さまにおかれましては、《素早く痛みを完全改善し、その直接的原因と根本原因を解消し、再発防止のため簡単なセルフケアをご指導申し上げる》という当院のシンプルな“三段階療法”の施療哲学をご信頼たまわり、1日でも早く当院の施療をお受けいただくことにより、他人からは理解されずに長年おひとりで苦しみつづけられていらっしゃったその痛みに別れを告げていただければと思います。

 → お問合せはこちらへ

 

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