Q. |
痛みが移動したり、変わったりすることはあるのですか? |
A. |
どのような状態で処置を受けられたのか分かりませんが、たぶんその先生がおっしゃったことは事実であると考えられます。当院でも、痛みが神経に沿って移動することは無いと考えております。 以前、バキバキ整体的(?)な手法で施療を長い間行っておりましたが、その時でも1ヶ所が改善すると、別の場所が痛くなられるとおっしゃるお客さまはひじょうに多くいらっしゃいました。 また、現在の技法をもちいるようになってから、ほとんどのお客さまは毎回痛みを感じる部分が変化するというのがふつうの状態となっております。 最初に申し上げたとおり、“施療を受けていただくと、毎回違うところに痛みを感じ、それを毎回改善していき、最後の痛みを改善して完全改善にいたる”ということはひじょうに多くございます。 具体的に申し上げると、最初は「お尻の間の上の方で骨のところ」とおっしゃられた、骨盤の上の真ん中の部分から上下左右に広がる痛み」とのこと。 骨盤の中にある関節にたいする関節内部機能回復調整法でその痛みを改善させていただくと、次に「骨盤と腰の骨のつなぎ目の右側の骨の横を中心に腰の上の方へと広がる痛み」とのこと。 直後に3番目の痛みが生じました。「右のお尻のホッペの真ん中辺りから太ももの裏を下に向かって痛みが走る」とのと。 続けて「右のお尻と右脚の付け根のところから太ももの外側に引っ張られるような痛みが今、急に出てきました」とのお話。 さて、次はと待ち構えていると、しばらく黙ったままお体というか脚とお尻と腰を色々な方向へと動かしていらっしゃいました。 その後は、痛みが出たり消えたりした4ヶ所を動かしていただきながら、細かいチェックをさせていただきました。そして、その4ヶ所全てに関係がある筋肉にたいして数種類のストレッチングを実施させていただいた次第です。 太ももの裏の外側を上から下へと走っている筋肉の、硬(かた)い木のイスにすわると痛いことがある骨にくっついている近くの部分を伸ばすセルフ・ストレッチングをできるようになるまで練習をしていただいたところで初回特別コースの2時間強が終了いたしました。 昨日「2週間の間、教えていただだいたストレッチングを続けていただいているお蔭で、その後骨盤やお尻や腰の痛みはもちろん、太ももの裏側を縦に走る痛みも現れてはいない」とのご連絡をいただいたところです。 例外を除き、基本的な考え方をまとめてお答え申し上げることにいたします。 当院でもひとつの痛みが改善されると、次の、そしてそれが解決するとまた別の…という繰り返しが続くことは多くございますのでご安心ください。 「1ヶ所の痛みが改善し別のヶ所に別の痛みが生じるまでに何回の施療が必要か?」というご質問への回答は、お客さまのお体の状態により変化いたしますので具体的な回数をここでお答えすることはできません。申し訳ございません。 上でご紹介申し上げたように、『初回特別コースの施療時間内で最後の痛みまでが出きってしまう』というケースもございます。ただ、「腰痛の場合ですとだいたい1回の施療で、骨盤と腰の両方の痛みが改善されることがほとんど」であると申し上げられます。 また、少なくとも「1回の施療で1ヶ所の痛みが改善されるのはふつうのケースである」と考えております。 当院の施療を受けられた場合でも、いわゆる“ゆり戻し”と呼ばれる、いったん改善したものが元には戻らないものの、ある程度だけ元の状態に近付くというケースはございます。 平均的な施療の回数を申し上げるのはむずかしいですが、当院側からは「痛みを感じられなくなっても合計で4回ていどは」施療をお受けいただくようお伝えいたしております。 他所での治療、施術、施療、セラピー、セッションなどをお受けいただいた方で、「一度は改善したけれど、ゆり戻しで元に戻ってしまった」、「1ヶ所の痛みや不具合が改善するまでの回数がかかりすぎて不安だ」、「違うところが次々と痛くなったのはよいが、また最初のところが痛くなり、ぐるぐると同じことの繰り返しだ」、等々とお悩みの皆さまは、ぜひとも当院の施療をお試しいただくようおすすめ申し上げます。 初回の施療後に、「お体の状態の説明とだいたいどのくらいの回数が必要で、その理由は何か」をお伝えさせていただいております。 そのうえで、『お客さまのさまざまなご都合を第一に考えて、その後の施療をお受けいただくか、大変でもご自身によるセルフケアだけで何とかなりそうか』お話させていただいております。 「長期間通わされてしまうのではないか」などといったご心配はなさらずに、ご連絡いただければと思います。 |