体が少し傾(かたむ)いたり曲がったり…は調整可能?−U

体が少し傾(かたむ)いたり曲がったり…は調整可能?−U

 

前回の“体が少し傾(かたむ)いたり曲がったり…は調整可能?−T”では、ふつうの方でも背骨が片側へ軽く曲がっているケースが多いことをお伝えいたしました。

 

それがすぐにお体の不調につながるものではないとは言え、「年齢がすすむにつれ悪化したり、何か問題を感じられるようでしたら、整体施療やボディーメークに詳しい専門家にご相談なさることをおすすめします」ともお知らせ申し上げた。

 

今回は《40年以上にわたって背骨が左側へと曲がっており、ふだん歩くときでさえも注意していないとまっすぐではなく斜め方向へと進んでしまうという状態とその背骨の曲がりにより、背中の上の部分から肩、そして首がガチガチにこりすぎてしまった結果、その痛みやだるさなどの不快感を感じられなくなるまで悪化してしまった高齢男性への施療実例》をご紹介申し上げます。

 

お読みいただければ、《専門的に側弯(そくわん)と呼ばれる背骨の曲がりを手術無しに改善方向へと向かわせるための考え方と実際に受けるべき施療の種類。そしてご自身でストレッチやエクササイズ行うべきお体の部位》に付いて、ご理解いただけるのではないかと考えております。

 

年齢は70歳代の男性ですが、筋力は30代の方とほとんど変わらないほどの瞬発力と40代ていどの持久力をお持ちの方で、もちろん骨粗しょう症どころかひじょうに高い骨密度(こつみつど)をおもちのお客さま。

 

とにかく力が強く、歩き方とお体の曲がりというか姿勢、正直に言えば、見た目と実際の体力とのあまりの違いに驚かされたことは忘れられません。

 

施療では、一般的に高齢者と呼ばれる年齢の方にはぜったいに使用しない施療方法も使わせていただけたし、ストレッチやトレーニングのキツサの程度も回数もすべて30歳代の運動習慣をお持ちの皆さまと同じレベルでプログラムし、実行していただいたことをお断り申し上げておきます。

 

つまり、同じ内容の施療と指導を60歳以上の皆さまに実施させていただくことは無いということをご理解くださったうえで、お付き合いいただけますようお願い申し上げます。

 

若い頃に事故に遭われ、大きなケガをおわれた。

 

大ケガが治ったあとでもケガした部分をかばうというお体の使い方を、無意識といういうか習慣的につづけられたためことにより左側弯(ひだりそくわん)となってしまわれたのです。

 

背骨が左側へと曲がり、骨盤が左側へと少し移動してしまい、右脚も曲げにくく正座しても右脚が左脚よりも高くもりあがってしまうようになってしまわれたことだけはいつも気になっていらっしゃったとのこと。

 

その無意識的なお体へのかばいが生み出してしまった背骨の曲がりが、数十年にわたって重症化して、脚の問題や腰の問題を引き起こしてしまった。

 

そのうえ、背中から肩や首の部分は広い範囲で硬(かた)くなり、肩や肩甲骨(けんこうこつ)や首の動きも悪く、その動く範囲も小さくなってしまったにもかかわらず、ある時からまったく問題さえも感じなくなるという神経感覚に問題が生じるレベルにまで到達した。

 

当院の施療をお受けいただくきっかけは右脚と右膝まわりの問題でしたが、それも背骨の曲がりが根本的な原因。

 

2回の施療と指導により、ご自身で痛みが生じたときに解消する方法と日常生活でその問題が生じないよう維持する方法を完全にマスターしていただき、ご自身でのセルフケアを日々、10分ていどおこなっていただくようになりました。

 

そこで根本解決に着手しようということに…

 

徐々に気になってはいたが、年齢も年齢だからとあきらめていたお体の左側への曲がり(=左側弯症)の改善施療を二人三脚で開始した次第です。

 

過去にご紹介申し上げた2つのシリーズで申し上げた通り、まずは硬(かた)くなってしまったために、動きが悪くなり、かつ動く範囲がせまくなっていしまっている部分を特定し、その部分だけを弛(ゆる)め・伸ばすことで元の正常な弾力性(だんりょくせい)や柔軟性(じゅうなんせい)が回復されるよう細かい点でねらったストレッチ1種類・直接筋肉に触って刺激を与えて伸ばしてしまうストレッチ1種類・ご自身で無意識的に力を入れ続けているのを反射的に無効にしてしまうストレッチ2種類の合計4種類のストレッチを中心とした施療を行いました。

 

→ 腰痛がヤケドで体のひずみは火?−T
→ 体の歪み(=ひずみ=ゆがみ)の正しい調整法って?−T

 

その部分をおおまかに申し上げますと、“右わきの下近くの体の横・上半身の右側の真ん中・腰の右側・お尻の右側・右脚の付け根・右太ももの前”の6つの広い部分でした。

 

その6つの部分それぞれの中でもっとも縮んでしまっている部位にたいして4つの異なるタイプのストレッチを中心に伸ばすことで機能や動きを回復させる施療をさせていただいた。

 

当院の施療の通常の流れのとおり、《特殊なストレッチを受けていただいた直後、その感覚を忘れないうちに同じ部分や部位を伸ばすセルフストレッチをご指導申し上げることでご自身で反復しマスター可能にするという方式》でおぼえていただきました。

 

筋肉の縮(ちぢ)んだままでいた時間が数十年間という長期間であったことに加え、その収縮(しゅうしゅく)の度合いが強かったという2つの理由により、つうじょうご指導申し上げる細かい点をねらったストレッチだけでは効果がでにくいことをお伝え申し上げた。

 

ちょうど、当院主催の逆さエクサの入門セミナーに第1回第2回共にご参加いただいていたので、骨盤の左右のズレの矯正(きょうせい)などむずかしい課題もふくめ、逆さエクサもその長所と短所、そして危険性も十分にご理解いただいたうえで毎日行っていただきました。

 

その間、6ヶ月間、2〜3週間に1度のペースで施療と指導をお受けいただき、お体の調子はどんどんと良くなりつづけてきたものの背骨や姿勢の曲がりの矯正(きょうせい)というか改善がストップすることになってしまいました。

 

そこで、お体の左側の柔軟性を維持するために毎日5分ていどのストレッチはつづけたまま、新たにお体の右側へのトレーニングを開始していただいたのでした。

 

具体的には、右わきの下からお尻の右側までのお体の左側の部分全体の筋肉に力をつけていただいたのです。

 

サイト記事用左側弯矯正SRDTY5DIC2014Y6FEB2015.jpgそして1ヶ月間、毎日ご自宅で10分から長くても12〜13分間の右がへのストレッチと左側へのエクササイズを実施していただいた結果が写真でおわかりいただけるのではないでしょうか?

 

今回行っていただいたセルフでのストレッチも、また筋肉に力をつけていただくエクササイズもこのお客さまのために個別にプログラムさせていただいたものでした。

 

少しでも違う状態で同じプログラムを実施いただいても効果がないどころか逆効果。

 

逆に症状を悪化させてしまう可能性が大きいため、あえてストレッチとエクササイズの具体的なやり方は割愛させていただきました。

 

ですが、《硬(かた)くなって縮んでいるところを伸ばしてその柔軟性(じゅうなんせい)を取り戻させることで動きを改善すると共に、その動く範囲も広げること》《弱くなって、あるいは伸びてしまって必要な力が足らなくなってしまっている部分をトレーニングやエクササイズで強くすること》車の両輪です。


確かにどちらが欠けても不完全。

 

ですが、苦労されながらであっても実際に日常生活を送られていらっしゃる方でしたら、《まずは硬くなっているところを正しく伸ばす》ことを行ってみてください。

 

以前の記事の繰り返しとなりますが、やはり「弱いところをきたえるよりも、硬いところを伸ばす方が優先すべきケースの方が多くあります」ので。


《前回、“体が少し傾(かたむ)いたり曲がったり…は調整可能?−T”はこちらへ 

 

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お体の左右の曲がりには、内臓の問題点が原因となるケースもございます。

 

また、そうではなく、筋肉を中心とした体のやわらかい組織に原因があっても、改善がむずかしい場合も。

 

医学的に問題がないのにお困りのときには、一度、お体の歪(ひず)みの調整やボディーメークの専門家にご相談なさってはいかがでしょうか?

 

もちろん、当院でもよろこんでご対応申し上げます。

 

→ お体の歪み(=ひずみ=ゆがみ)の調整やそれが原因で生じる痛みやお体の動きへの悪影響の完全改善のお手伝いについてのお問い合わせやご予約はこちらへ


 

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