トレーニングによる全身疲労のときに行なったストレッチ−Ⅰ
施療をお受けいただいているお客さまや股割りやストレッチなどのご指導を申し上げているお客さま、そして当院主催のストレッチのセミナーや講習会に参加くださった皆さまから、しばしばいただくご質問があります。
それは、『私が個人的に、自分自身のために行なっているストレッチの内容とその回数や時間。そして、その頻度(ひんど)はどのようなものなのか?』というもの。
「腰痛や肩こりを初めとする体の問題点の完全改善後に体の良い状態を維持するためにおひとりおひとりにたいして、個別のプログラムを組んでいる人間が行なっている、セルフケアのためのストレッチやエクササイズはさぞや凄いものなのだろう」
そのように考えてご質問くださっているだとポジティブに(?)解釈いたしております。
直接おたずねいただいた方々やセミナーでのご質問には、正直にお答えしているのですが、答えは「痛みや疲労や硬(かた)さを感じたときは、その部分をピンポイントで軟(やわ)らかくなるまで徹底的にストレッチします。でも、全身が少しだるかったり、ちょっと疲れを感じたり、ほんの少しの張りやコリを感じたていどでは、行ないません」という皆さまががっかりなさる内容。
お客さまにたいしては、「ほんの少しでも変だと思ったら、すぐに40秒間キープするスタティック・ストレッチをしましょう!」とおすすめしているのに、自分自身ではやらない。
「人には言うのに自分ではやってないのですか…」とがっかりなさるのを見ると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
でも、「このままでは本当に危ないと感じたら、ぎりぎりのところで対処して
いるのでご安心ください」と言ったら無責任かもしれませんが…
セミナーに参加くださった皆さまはご存知だと思うのですが、セミナー開催の1ヶ月前からそのセミナーで一緒に勉強する、ストレッチやエクササイズとそれに関連するものも同じ分量ぐらい毎日練習しております。
そして、その中で苦手だと感じたものに関連するストレッチやエクササイズも加えておこないます。
ところが、偶然にも最近の3ヶ月の間、場所が取れずにセミナーが開催できなくなってしまいました。
この状況を利用して、本当に30年振りくらいで、自分の体の重さを使って色々なトレーニングを2ヶ月間ほぼ毎日行なってきました。
ボディーウェイトトレーニングや自重(じじゅう)トレーニングと呼ばれているものです。
体幹トレーニングのポーズから体の重さを感じながらゆっくりと動かす、いわゆるスロトレ(=スロートレーニング)が中心で、ほとんどの種目で10回を3セットほどづつ行ってきました。
それ以外にも施療目的で使用している腹筋ローラーを本来の目的でお腹の表面の筋肉をつよくするために使用したり、腕立て伏せのバリエーションを組み合わせて連続で実施したりと様々な思いつきを実行しておりました。
すでに“呼吸を重視した体幹トレーニング入門セミナー開催レポート”でご紹介申し上げた種目以外のものにつきましては自分自身の覚書として撮影した写真を掲載いたしますので、トレーニングの大まかなイメージはつかんでいただければと思います。
1日、せいぜい15分ていどに過ぎませんが、結構ハードに。
ちなみに、いちばんキツかったのはこの横の写真の姿勢を取り続ける地味で動きのないものでした。
その結果、3日前あたりからエクササイズをするたびにその反復回数が減り、呼吸が苦しくなり、目が覚めたときの全身の疲れ具合がどんどんひどくなってきました。
今日はとうとうトイレに起きるさえも少し
ちゅうちょするほどに。
意を決して(?)、下半身から取りあえずセルフ・ストレッチを開始しました。
セミナーで皆さまといっしょに行なってきたものばかりです。
そうとう細かく行なったのですが、あまりマニアックすぎるので、筋肉の名前は省略いたしますが、すべてをご紹介させていただきます。
以前ご質問いただいたのに実例を回答できなかったお客さま方のためにストレッチの終了直後にメモを取りましたので、たぶんすべてを網羅できていると思います。
よろしければ、ひどい全身の疲労を感じられたときの参考にしていただければと思います。
《“トレーニングによる全身疲労のときに行なったストレッチ−Ⅱ”につづく》
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