トレーニングによる全身疲労のときに行なったストレッチ−Ⅱ
半分寝ぼけた感覚がにぶい状態のなか伸びを感じるまでつづけていたので、45分もかけてゆっくりと(ダラダラと?)おこなったセルフ・ストレッチのご報告になります。
トイレに立つとき、正座から立ち上がるときの最初のポーズである、つま先立ちとなり、踵(かかと)に体重をしっかり載せることで、足の指を親指とそれ以外の4本の指の2つのグループに分けてストレッチ。
ふくらはぎの奥の方とふくらはぎの表面の左右というか内側と外側の3ヶ所を伸ばしました。
少し痛みを感じましたが頭がすっきりしたとたん、とつぜん「ストレッチをやろうかな?」という考えが浮かんできたのです。
立ち上がったところで、腰を少し沈めて、もう一度ふくらはぎの奥の深い部
分のストレッチ。
これはふくらはぎに芯があるようにかたくなっているときに便利なストレッチですね。
セミナーでは、反省のポーズというネーミングが受けている方法をつかっ
て、ふくらはぎの表面の内側と外側を伸ばし分け。
トイレから戻ってからは、両足を前にだして座り、脛(すね)の真横の部分と脛のすぐ横の前の部分のストレッチ。
その状態から片脚だけあぐらをかくように曲げて、体を前に倒すことで太ももの裏側のストレッチも。
そういえば、太ももの裏側のことを“ハムスト”*って呼ぶ方が多いですよね!
初めて聴いたときは、「突然、ハムトーストってなにを言っているんだろう?」って本気で勘違いしてしました。
*ハムストは、ハムストリング(hamstring:元々はハムをつるすひものこと)のカタカナ系の略語で、太ももの裏側にある3つの膝を曲げる役目をもつ筋肉をまとめて呼ぶ名前です。
閑話休題(ほんだいにもどりますが)、念のため、太ももの裏側の内側と外側を別々にやってみると内側だけに痛みが感じられたので、そこだけをねらってマニアックに40秒間のストレッチ。
横向きに寝っころがって、太ももの前の部分。
これはすごく硬(かた)かったので、逆さエクサで強制的にゆるめてから、ふつうの40秒間ストレッチも。
正座して体重を後ろにかけてみて、ストレッチの効果をチェック。
そのまま両方の踵(かかと)をほんの少しだけお尻の両側に出したオバサン座りで、体重を後ろに移動し、太ももの斜め前の部分を軽くストレッチ。
両足裏を前でくっつけて両膝を両手で上から押さえつけての太ももの内側のストレッチ。硬(かた)かったのでこれも逆さエクサを利用しました。
そのまま、体を前に倒してじっと40秒間のストレッチ。
今度は両脚を軽く開いて、太ももの内側の別の部分を伸ばしてから、無理しないていどに股割りを。
ここで突然頭に浮かんだのが、20年ほど前に教
えていただいたことがあった、座っておこなう八段錦(はちだんきん:十二段錦とも呼ばれる)という昔からある中国の体操の8番目にある“低頭攀足(ていとうはんそく)”という体操。
これも、スタティックストレッチの原則通りに40秒間キープする方法で行ないました。
本当のやり方は、座式八段錦(ざしきはちだんきん)も真向法という著名な体操もそうなのですが、連続で10回ていど反復するそうです。
ですが、今回は筋肉を伸ばすことでの疲労回復とリラクゼーションだけをねらっていたので、ふつうに力を抜いたまま40秒間同じ姿勢を取り続けました。
このとき座式八段錦(ざしきはちだんきん)の第7番目の 体操“托天按頂(たくてんあんちょう)”という両脚を前に投げ出して座り、両手を組んで頭のてっぺんを押さえて、そのまま手のひらを返して両腕を上に伸ばすのを繰り返す体操のイメージも頭に浮かんだのでやってみました。
肩のストレッチと背中を伸ばすのに効きそうな気がしたので、これだけは40秒キープをしないで、組んだ両手を返しながらの上げ下げを3回。
背すじを伸ばしておこなえば失敗はないので、ご興味をもたれた方は写真を参考にお試しいただければと思います。
起き抜けにストレッチをやるばあいには、こんな感じでぼんやり
と頭に浮かんだ、エクササイズや体操など、系統が違うものでも組み合わせておこなうことが多いのです。
話を実際に行なったストレッチの流れにもどします。
あお向けになって、お尻全体のストレッチとお尻の上斜め外側とその少し内側の3つをやって、下半身は終了。
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《“トレーニングによる全身疲労のときに行なったストレッチ−Ⅲ”へとつづきます》