再発防止用ストレッチングご指導の一例(お尻のストレッチング)

お尻の筋肉のうち、もっとも大きい大殿筋(だいでんきん)という筋肉に効果がありますが、お尻全体にも効果があるため、冷え解消にも効果が期待できるストレッチングのご指導を申し上げたときにご家族が撮影してくださっていたものをいただいた写真です。

ストレッチングに興味をおもちの方々ならば、このポーズと手法はご存知だと思います。とくに変わったところはないのではないでしょうか?

当院では、必要であれば筋肉ひとつひとつを狙(ねら)った、もしそれが無理ならばできるだけ小さい筋肉グループのストレッチングをご指導申し上げております。特殊なだけに、形だけ真似ても全く効果がないため、体で覚えていただけるまでに10分以上の時間がかかることもあります。

しかし痛みやひどい緊張や硬(かた)さがなく、仕事中やスポーツの後に生じる広い範囲の疲労感やだるさを取り除きたいという方々には、つうじょう目にすることが多いストレッチングをご紹介するよう心がけております。
一度でもテレビや雑誌、あるいは書籍などで目にされたことがあるポーズの方がイメージしやすいと思うからです。

ただし当院の考え方として、間違いなく狙った筋肉を伸ばしていただくことを第一優先といたしておりますので、初めに対象となる筋肉をストレッチングさせていただきます。
そのストレッチング感というか“伸ばされ感”を覚えた状態で、正しく効果のあるセルフストレッチングを体に覚え込んでいただくようにしているのです。

そのとき重要なのが、『代償動作(だいしょうどうさ)と呼ばれる、その伸ばされる状態から本能的に無意識に逃げてしまう動作を予防する体の動きやコツをご指導申しあげる』ことだと考えております。

実際に伸ばされ感を感じずに、文章でお読みになられても混乱なさるだけだと思いますので、ここでは各写真に対してポイントを1つにしぼらせていただきます。

仰臥位お尻のストレッチング女性.jpg 仰臥位お尻のセルフストレッチング女性2.jpg 座位お尻のセルフストレッチング女性.jpg 筋肉チャートで施療内容の説明女性.jpg

脚を組んで入る方のお尻の筋肉が伸ばされています。見えない方の手では、反対側のお尻を床方向へと押し付けています。
このことにより骨盤の下側が天井側へと上がってしまうのを防いでいます

左と同じストレッチングをセルフ、つまりご自身で実施していただいております。
ポイントは、いったん浮き上がってしまった骨盤を最後に床に落とすイメージで力を抜くところにあります。
この欠点は“腕や手に負担が大きいこと”ですね。

この方が楽そうです。ポイントはどうしても浮き上がってしまう、坐骨(ざこつ:木の椅子に姿勢を正して座るとグリグリとして痛いお尻の下側の骨)を下すように力抜きをする点です。 最後に、いつも持参している筋肉のチャートを使いながら『なぜストレッチングにおいて守っていただけなければならないポイントがいくつもあったのか?』ご説明申し上げることで、疑問点を解消していただき施療の終了となりました。

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