背中の真ん中から少し下の位置の深い部分に感じられた鋭い痛みを改善するためにおこなった施療の一部を紹介させていただきます。
1. | 写真はありませんが、お話をうかがってからたった状態でいくつかの動きをゆっくりとしていただき、どう動くとどのように痛みや不具合が生じるかおたずねしました。 続けてリラックスできる床に横になった状態と、もっとも痛みを感じる状態だとおっしゃる椅子に座った状態で問題のヶ所を触りながらチェック。 最後にその椅子に座った状態で問題のヶ所をしっかりと押して固定しながら痛みが生じる動作を反復していただきました。 |
2. | ![]() ![]() 体の筋肉というのは何重にも重なっているヶ所が多いのですが、このケースでは外側の筋肉が硬(かた)くなっていることはなかったので、ドゥーニックも痛み軽減用のストレッチングも実施いたしませんでした。 直接、関節内部機能回復調整法の中の3種類の技法(写真は2つ目と3つ目の技法)を用いて、全部で12個あり胸椎(きょうつい)と呼ばれている胸の部分の背骨の8番目と9番目の間の動きを改善させていただきました。最初の写真も2枚目もその目的は同じですが、年齢と事前にいろいろとチェックさせていただいてあったお体の状態から、強めの刺激を加えさせていただいても問題無いと判断できたので、2枚目のより強い刺激が入る技法も最後におこなうことにいたしました。 この施療後に1と同じチェックをさせていただくと「70%から80%の痛みは改善し、少し鈍い痛みと引っ張られ感が残っているかな?」というご感想をいただきました。 |
3. | ![]() ![]() 痛みと奥の方で引っ張られるような感覚は完全に改善したとのことでした。でも「神経を鋭く研ぎ澄ませて“粗探(あらさが)し”をしてください」とお願いすると、「よく分からないが3%から5%位は違和感があるような気もするが、完全改善したような気もする」とのご回答。 きわめて軽くレジスタンス・ストレッチングをおこなってから痛みを生じさせていた動作をしていただき再チェック。ご満足をいただけました。 |
4. | ![]() 写真は背中部分のものではございませんが、同時に施療をさせていただいた肩こり防止対策の一環(いっかん)としてご指導申し上げた胸の筋肉の真ん中部分を伸ばすストレッチングの写真を紹介させていただきます。 |