腰の下の方が痛い

腰の下の方が痛い

 

腰痛と言っても腰全体や上の方ではなく、「腰の下の方が痛い…」とおっしゃる≪ご本人の感じでは腰の下半分が痛い≫という場合も、本当に痛いのはもっと小さい部分であるケースががほとんど。

 

腰の上の方の痛みと腰の下の方の痛み.jpg別の言い方をすれば、「≪腰の下半分という広い範囲≫だと感じていても実際には≪1カ所の腰の骨と骨の間の痛み≫だということが多い」のです。

 

腰痛に限らず他の痛みのばあいでも実際に痛みがある部分がどこだがわからず、その周辺のふくめた広い範囲に痛みを感じることはよく起こることだと言えましょう。

 

ほとんどすべての種類の腰痛から骨盤痛(こつばんつう)、そして坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)を長年にわたり体験し続けてきた私の個人的体験*と当院の多くのお客さまたちからお知らせいただいた情報をもとに、あくまでも体験ベースで記させていただきます。

*腰椎(ようつい:腰の骨)椎間板ヘルニアが3カ所あり、そのうちの1カ所が脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)になっていたのに、長年にわたり根本的な対策をせず、神経を圧迫していると考えられる筋肉を弛めることだけで一時しのぎの対処法を取り続けていただことが原因だったと考えております。

 

腰の下の方、あるいは腰の下半分が痛いとおっしゃる皆さまの“腰の下の方”をチェックさせていただくと分かるのが、≪ほとんどの方が腰の下半分ぐらいの範囲に痛みを感じる≫と思っていらっしゃるが、実際には写真の≪赤色で囲まれている一番下の腰の5番目の骨と骨盤との間≫≪黄緑色で囲まれた5つある腰椎(ようつい)と呼ばれる腰の骨の上から4番目と5番目の骨の間≫のどちらかがほとんどだということ。

 

少しだけ慣れが必要ですが、ご自身で本当はどこが痛いのか限定することは可能なのです。

 

1.リラックスして床やベッドに顔を下に向けてうつぶせに寝たら、親指と四指をそろえて広げた両手をウエストにあてる。このとき親指が体の後ろの腰側で四指が前のお腹側にあたるようにします。

2.そのまま両手を少し足の方へとすべらすと腰の骨の一番高い部分でストップします。

3.左右の親指がちょうど背中側の骨盤のふちに当たっているので、そのふちから親指を話さずにを背骨に向かって斜め下方向へと滑らせていきます。

腰の下の方が痛いの記事用写真.jpg4.背骨をはさんで両親指が2〜3p離れたところでストップしますが、そのすき間の位置が≪赤色で囲まれている一番下の腰の5番目の骨と骨盤との間≫です。この部分は腰仙関節(ようせんかんせつ:腰椎と骨盤の真ん中にある骨の仙骨とで作られる関節という意味)と呼ばれています。

 

もうひとつの部分のチェック方法もスタートはおなじですので、こちらもお試しください。


1.リラックスして床やベッドに顔を下に向けてうつぶせに寝たら、親指と四指をそろえて広げた両手をウエストにあてる。このとき親指が体の後ろの腰側で四指が前のお腹側にあたるようにします。

2.親指と四指の間の水かき(?)の部分が当たっているところが骨盤の一番上の位置なので、その両方から親指の先端を背骨に向かってどうじに背骨に対して直角になるように線を引くように滑らせる。

3.この想像上の線をヤコビー線と呼ぶのですが、ここが≪黄緑色で囲まれた5つある腰椎(ようつい)と呼ばれる腰の骨の上から4番目と5番目の骨の間≫となります。

 

ちなみに、腰の中でもっとも負担がかかる部分だというのが定説である黄緑色で囲まれている腰の骨の4番目である第4腰椎と5番目の第5腰椎の間の痛みがもっとも多く、次に多いのが赤色で囲まれている5番目の第5腰椎と骨盤の間の痛みであると言われています。

 

どちらの場合も椎間板ヘルニアが腰の骨から神経が出ているところで神経が圧迫されて痛くなると言われますが、現在では昔のように強く手術をすすめられることは少なくなっています。

 

どちらの痛みの場合でも、とりあえずはご自身で曲げると痛い方向と逆の方向へと曲げるセルフストレッチをお試しになることをおすすめします。

 

基本的な考え方としては、≪立った状態で体を前に倒して曲げると痛ければ体を後ろに反らすストレッチをして、体を後ろに反らすと痛ければ体を前に倒すストレッチをする≫ということ。

 

このセルフストレッチをするときのポイントは2つ。

・リラックスし脱力を心がけながら行う

・体を前に倒すストレッチをするときには、後ろに反ったときに痛かった部分:写真の黄緑の部分か赤の部分が伸びて広がるるようにして行う

 

この2つに注意しながら、30秒から40秒の間連続で行ってみてください。

 

これで一時的にでも痛みやダルさが軽くなるようでしたら、定期的におこなって様子を見ていただけばと思います。

 

ただし痛いが増えるようでしたら、止めていただき、できるだけ早めに専門家のチェックや施療をお受けいただくようお願い申し上げます。

 

また、上でお話した腰の中で負担がかかるという以外にも、お尻の筋肉がかたくなって血行が悪くなるとすぐにだるくなったり痛くなったりすることが多いのがこの腰の下の方の2か所なので、“お尻の痛み”の記事でもご紹介したお尻のストレッチングも試す価値は十分にあるはずです。

⇒ 手軽にできるお尻のストレッチング

⇒ “おしりの痛み”はこちらへ

 

痛くなってからしばらく経つと骨盤の真ん中の痛み”を感じることが多いため、腰の下の部分からお尻の真ん中の骨にかけて広めの範囲が痛くなったり、そのどこかがいつもだるかったり痛かったりと不快な症状に悩まされつづけることが多くなる可能性がある≫ので早めに対処していただければと思います。

 

ちなみに、当院では最初に骨盤の中にある関節のうち動きの悪くなっている方をいくつかの方向で動きを改善してから、5つある腰の骨と骨の間の関節や骨盤と腰の一番下の関節、そして胸の骨の一番下と腰の一番上の骨との関節の斜めの動きやねじりの動きを中心に改善。

腰の部分の筋肉とお尻の筋肉のうち、うまく収縮できなくなっていたり、かたくなり過ぎている部分をねらった10数種類のストレッチの中から適するものを数種類使ってやわらかくすることで、痛みを生み出している神経の圧迫の改善を。

 

最後にその原因を探り、お体に癖が付いているのならば、それを解消するためのセルフケアの方法をご指導申し上げるところまでが当院の施療となっております。

 

いろいろと施療や施術、そして治療を試したが良い結果がでなかったり、良い結果が出ても短期間しかそれが持続しなかったとお困りの皆さま。

長年にわたって、数多くのそして多くの種類の腰痛の症状に対して真摯に対処させていただいてきた当院へとご相談ください。

⇒ お問い合わせはこちらへ


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