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一般的な腰痛施療例2種類とぎっくり腰への施療法
Q.腰痛施療で“関節内部機能回復調整法”という技術と“特殊なストレッチ”を使われるとのことですが実際の施療例を教えてください。
施療時にはどんな痛みがありますか?
どんな小さな痛みについても知りたいです。
ぎっくり腰などはどんなことをしても痛いはずですよね。
A.このようなご質問はたびたびいただきますが、お客さまのおひとりおひとりのお体の状態や施療へのご希望により、施療の内容はだいぶ異なってまいります。
先日、標準的だと思われる施療をさせていただけました。ご許可をいただいき、大まかな内容をメモいたしましたので、軽い腰痛にたいする“初回標準コース” での実例をご紹介申し上げます。
お客さまは、86歳女性ですが、骨密度は検査のたびに、40歳代の女性並みと言われているとのこと。
2日に1回、マンションの階段上り下りの運動を1階から6階まで3往復実施なさり、下半身を中心に軽い痛みや張りなど気になることが生じると、その都度セルフ・ストレッチをご自身で実施なさっていらっしゃる。
もう2年半ほど前のこと、病院で3週間入院なさったときに、腰全体が痛い広い範囲の腰痛でベッドから起きられなくなり、人づてに当院の施療をご依頼いただいたことがありました。
そのときは「突然、ベッドから降りて歩けなくなってしまったので何とかできないか? とくに腰という腰、全部が痛くて、背中まで張っている感じがする。怖くて頭が変になりそう。お願いします」との伝言をうかがいました。
ひと言で申し上げると、3週間の寝たきりが原因の腰痛と突然の歩行不能におちいったケースでした。
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以前の腰痛施療例(初回特別コース)
2年半前の施療の実例からかんたんにご報告申し上げます。
入院中の病室までうかがい、関節内部機能回復調整法をお尻の骨(=骨盤:こつばん)と腰の骨にたいして合計4種類だけ施療させていただき腰痛は完全改善。
ベッドに横になられた状態での動作チェックにより、立つことができなかった原因は解明できましたので、神経と筋肉を活発に動かす施療方法を実施。その場でベッドから降り、病室のトイレまでおひとりで歩いていき、すぐに戻ってきていただいたと施療記録にあります。
初めての病院での長期間の寝たきり、そして初めての整体と不安が重なり、何をしても痛がられる状況でした。
そこで、つうじょうの施療では最初におこなう関節内部機能回復調整法を一時的にストップいたしました。
お体というか無意識に力を入れていらっしゃる筋肉を反射的に、つまりご自身のご意思とは無関係にゆるめてしまう方法*を15分ていど実施させていただいたのです。
*ちなみに、長い腰痛歴をお持ちの方にも使わせていただくテクニックで重宝いたしております。
その後、関節内部機能回復調整法にもどりましたが、腰の骨にたいする1種類の技法で6ヶ所すべて我慢できるレベルの痛みを感じられたとのことでした。
つづけて実施した、ダイレクト・ストレッチングやスタティック・ストレッチング では一瞬の痛みはあったが、気にならないレベルだったので、痛みとよべるかどうかは疑問だとのご感想。
前回は体が動かなくなるという恐怖感があったためか今回のケースよりも痛く感じられたとのコメントをいただいております。
それ以来、定期的に当院の定期メンテナンスコースをお受けいただいております。
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今回の腰痛施療例(初回標準コース)
数日まえに実施させていただいた今回の施療に付いてご報告申し上げます。
「風邪をこじらせて1週間半の間、寝込んでしまった。家の中ならば問題なく歩けるが、お尻と腰の骨のつなぎ目あたりとお尻のまん中の骨の上を合わせた部分が片方の手のひらぐらいの大きさで横長に痛くて困っている。歩けないことはないが、酷(ひど)くなりそうだし、だんだんと歩けなくなってきたので来てほしい」とお電話でのご連絡。
腰痛施療の内容と施療中にこのお客さまが感じられたとおっしゃる痛みについてご紹介申し上げます。
痛みはお尻の上の方の骨のまん中あたりと腰骨の一番下あたりが楕円形に痛い。
ちょうど、腰の骨と骨盤(こつばん:お尻の骨)のつなぎ目に小判を横にして貼り付けたような横に広い楕円状の形で痛むとおっしゃる。
立ったまま、6種類の方法でお体を動かしていただくと、そのうち3つの動きで痛みが増えるとのこと。
でも、それをかばうための上半身の動きや脚の動きは小さい。まだ、お体の他の部分への影響は出始めたばかりだと解釈いたしました。
こまかい検査に入る前に、骨盤の骨に対して2種類、腰の骨にたいしてやはり2種類の関節内部機能回復調整法を実施させていただきました。
痛みを感じたり動きにくさを訴えられていた最初とおなじ動作検査をしていただくと、すべてが完全改善。
問題点が改善すると、今まですっかり忘れていた《つね日頃からたまに感じることがある右脚の付け根の後ろ側の軽い痛みと引っ張られ感》が出はじめたとのこと。
あお向けに寝ていただき、2種類の脚の付け根の動きのチェックと骨盤の動きのチェック。
右脚をある角度で曲げて開いたときだけ脚の付け根の前側奥の方に、痛みが出てくることが確認されました。
骨盤の中の関節の小さな範囲での動きにたいするものを1種類と、脚の付け根の関節にたいするもの3種類の関節内部機能回復調整法を実施。
これにより、ご本人が気付いていらっしゃらなかった脚の付け根の問題も合わせて改善させていただけました。
脚の付け根の裏側の痛みと引きつったような感覚は2種類のストレッチで改善し、ご自身でおこなうストレッチをおぼえていただいたところで施療は終了。
初回標準コースでしたので、まだ10分ていど時間が余っておりました。
寝たきりで下半身が弱っているのが心配とおっしゃるので、上半身に少し変わった形で力を入れていただくことで、下半身にも自然に力が入り筋肉をきたえ、神経的な感覚も取り戻していただけるという方法をお時間まで実施させていただくことに。
「これで、また明日から階段の上り下りと教えていただいたスクワットとストレッチや肩こりやネコやオットセイの体操ができます」とすっかり、笑顔も気力も取り戻していただけました。
施療中に痛みを訴えられたのは2回だけ。
「2〜3秒間、ちくっと感じたが、その部分の力を抜いたままでいられるていど。痛くて力が入るほどではなかったから、まったく気にはならなかった」とのコメントをいただいております。
痛みを感じられた場所というのは、お尻の骨である骨盤と腰の骨のつなぎ目の左右の点のような部分で針で刺されたような痛み。それと腰の骨の一番下と下から2番目の骨のつなぎ目の片側。合計で2ヶ所でした。
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質問者様から『ぎっくり腰などはどんなことをしても痛いはずですから』とコメントをいただいておりますが、まさにその通りです。
当院のつうじょうの施療では、ぎっくり腰になられてから、少なくとも1日半以上経ってから施療をさせていただくことにいたしております。
ですが、チェックさせていただこうとお願いしても、お立ちになれない場合も多くございます。
基本的に、動かそうとしていただくだけでも痛みや問題点を感じていただけるならば、その感覚と問題の部位を触らせていただいた様子により、どの施療技術体系の具体的にどの技法で、どの方向にどのていどの力を入れて施療をおこなえば、痛みや不具合を最大限改善できるか見定めることから開始いたします。
そして、お体を伸ばしたり曲げたりできない場合には、クッションやお布団、座布団等々うかがったお宅にあるものをお借りして、痛み無くお取りになれる姿勢になっていただき施療を実施させていただくのがつうじょうのやり方です。
一般的な腰痛の施療では用いませんが、お尻の骨とお尻、つまり骨盤の関節とそこに付いている多くの大きな筋肉を固定する特殊な幅の広い強靭(きょうじん)なベルトやバンドを無料でお貸しして次回の施療をお受けになられるまで付けていただくケースもございます。
もちろん、状態に合ったかんたんな体操をお願いするばあいもございます。
また、ぎっくり腰への初回の施療内容として一般的なのは、できる限りこまかいチェックと骨盤と腰の骨にたいして、合計で6種類ていどの関節内部機能回復調整法を実施させていただくことです。
痛くされてから2日から3日以内の施療のケースですと、半分以上のケースにおいて、ふつうの伸ばすストレッチは実施いたしませんが、痛くないきわめて特殊なストレッチは数種類おこなうのがふつうですね。
施療を受けたために余分に痛い思いをされたくないという心配はご無用!
慢性の腰痛、急性の腰痛(=ぎっくり腰)を問わず、当院の施療をお受けくださったお客さまは、皆さまが
「電話やメールで小さい痛みが数秒間あるケースがあるなんて、あそこまでこまかく言う必要はない。受けてみれば、どんな人でも《無痛施療》だと認めてくれます!」
と異口同音におっしゃってくださいます。
痛み無く、あるいは最小限の瞬間的な痛みだけで、短い回数で効率的に腰痛を完全改善し、再発も予防なさりたい方
いらっしゃいましたら、今すぐご連絡ください!
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腰の痛みにかんする一般論となりますが、寝たきりが長い方や筋肉が部分的にひじょうに硬くなったままの状態が何年間もつづいてこられた方やそこに無意識のうちに力を入れ続けていらっしゃる方のばあいには、一瞬ではありますが、強い痛みを感じられることがあります。
ちなみに、その強い痛みは、その場限りですぐに消えてしまいます。
筋肉がたくさんついていらっしゃる方は、とにかく痛みや痺(しび)れのレベルが信じられないほど強いというのが施療で受ける印象です。
とくに男性のスポーツの競技者や武道家などの、ふつうの方よりもずっと痛みに強いお客さまほど、腰痛となるとより強烈な痛みを感じられる割合は高いようです。
「その場限りで後には残らないとは言え、そういう方ほど、関節内部の目に見えない関節内部での骨の動きを改善する施療により痛みを感じられてしまう」のです。
だだし、その一時的な痛みを感じられた直後には、ほぼ100%の方が、大幅な改善を体験なさり、まったく後に反れなかった方が、立ったままブリッジをしそうなくらい痛みなしで動けたり、体を前にべったり倒したり、左右に曲げたり捻ったりとこちらが驚くほど別人のようになられます。実際には、元の鍛え上げたお体の能力を発揮くだされる状態に戻られるというのも正直なご報告なのです。
最後にひとことだけ、コメントを付け加えさせてください。
このように、一瞬で完全改善に近い改善をなさったお客さまは、必ずご自身でのエクササイズやストレッチなどを、必要なだけ毎日休むことなく行ってくださいます。
その結果、筋肉のアンバランスや日常生活や競技により体の癖となって染み込んでしまったお体の間違った非効率的な使い方、つまり悪い習慣をご自身で地道に矯正(きょうせい)しつづけていただけるのです。
当院での施療とストレッチやエクササイズの指導がきっかけとなり、ご自身のお体のセルフ・ケアに目覚められてご専門の競技や武道での成績や特殊な体動法が大幅に向上なさった方々は多くいらっしゃいます。
ピンチをチャンスへと変換なさったケースと言えるのかも知れませんね。
長文へのお付き合い、ありがとうございました。
当院では、施療時の痛みをできる限りお客さまが感じずに改善していただけるよう、多岐多様な技術を組み合わせ、お客さまおひとりおひとりのお体の状態に最適な施療を心がけております。
当院の施療をお受けいただく方々の大部分が最後の最後にといらっしゃる酷(ひど)い腰痛で長期間苦しまれていらっしゃった皆さまです。
それでも、施療時に痛みを感じなかったとおっしゃるお客さまの方が多くいらっしゃいます。
施療時の痛みやお悩みの腰痛の酷(ひど)さのていどについてはご心配なさらずに、ご相談いただければと思います。
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担当 | 水越 |
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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
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