本当のブログ(?)も開始します−Ⅲ:体を使った占い 三脈之法のやり方

第一図

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左の手で左右の奥歯の下にある大迎(たいげい)の脈拍を感じてみましょう。大迎(たいげい)というのは、足の陽明胃経(あしのようめいいけい)という経絡(けいらく)のツボの名前で、下アゴの骨の角から1〜2センチ手前にある骨の凹みにあります。

右手で下アゴの下をつかむようにして、親指の腹を左側へ、人さし指か中指か薬指のどれかの腹を右側へあてましょう。

第2図

三脈之法02.jpg

右手で左の手首をつかんで、人さし指か中指か薬指の腹でその手首の脈を軽く押さえて脈をみる。この脈と両側の奥歯の下の大迎の2カ所の脈の3つの脈にズレがなく同調していることを感じます。

これを『三脈の大事(だいじ)』と呼ぶのです。

同調しているということは、自分に対して不幸や悪いことは起こらず無事である印だと理解すべきです。

第3図

三脈之法03.jpg

この第3図に示されているのは左右の奥歯の下にある大迎(たいげい)の脈2カ所と左手首の脈打ちを比較している状態を右側から写した写真です。

この3ヶ所での脈打ちの比較は毎日2〜3度づつ試しておくことが大切です。

使おうと思ったとき、うまくいかずに慌てふためいてまごつかないようにするためです。

くれぐれも油断してはいけません。

第4図

三脈之法04.jpg

もし第1図の解説でお話しした奥歯の下の所にある大迎のツボの脈打ちが弱くて分からない人は、喉仏(のどぼとけ)の両側にある2本の動脈を一度に2カ所押して試してください。

ここは十四経では足の陽明胃経(あしのようめいいけい)の人迎(じんげい)と呼ばれるツボで、天五会(てんごえ)という別名もあるところです(柔道の絞め技で使われる頸動脈のことですね!)

昔の、今小路道三(いまこうじどうさん)翁*の三脈秘法中のひとつです。

* 今小路道三というのは、この三脈術を思い付いた創始者での方です。号は一渓翁。公家の三男として生まれ、田代三喜に医業を学びその頭角を現しました。

氏が有名となったのは、明応8(1499)年の秋、現在の静岡県西部にあたる遠州浜名に宿泊したときのこと。

頼まれてその地の住人を4〜5人診察したところ、全員が死脈、つまり死期の近づいた弱い脈拍だったため不審に思って自らの脈をみると通常とは異なっていた。

これはただ事ではないと良く考えてみると、そこが海岸だったので津波が来るのではないだろうかと思い当たったのです。

そこで、奥さんを説得して直ちにその場を離れ去ったのでした。

その夜、津波のせいでその地の全てが流されて失われてしまった。

ちょうど東海道の今切の渡し、荒井の海でのことでした。

本業の医師として活躍する他にも人々を災難から救ったため、人々は皆な、今小路道三のことを神仙と呼んだのでした。

写真でご紹介申し上げた2ページの解説以外にも、この本の別のページに記されていたことがらもまじえて解説させていただきました。

いかがだったでしょうか?

信じる信じないは別にして、自分自身の体をつかった占いなどには心を惹かれます。昔の人たちも当時の科学のレベル以上の予知をしたかったのだと考えると、現代人とさほど違いがないことに気付き、親近感を感じてしまいます。

聞いた瞬間に、「そんな馬鹿な!」と笑ってしまうようなものも多くありますが、機会があれば昔出会った別の秘法(!?)もご紹介できればと考えております。

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