本当のブログ(?)も開始します−Ⅰ:体を使った占い 三脈之法という占い
“ブログというものは、専門分野のことだけを記していてはあきられてしまうから、少しは自分自身の人間性がのぞき見られる日常生活のエピソードや専門外のテーマに付いても記したらどうですか? もちろん、1回1回の記述は短く書くのは大前提ですよ!”
というアドバイスを数人のお客さまからいただきました。
といって、当院のサイトの記事やブログの記事をお読みいただいていらっしゃる皆さまが何の変わり映えもしない私のプライベートなどに興味をお持ちのはずもないし、困りました。
そのとき頭に浮かんできたのが、自分の体を利用したこの占いのやり方。
一般的には“三脈之法(さんみゃくのほう)”や“三脈術(さんみゃくじゅつ)”と呼ばれていた(いる?)ものです。
昔の護身術や武術の秘伝とか口伝と呼ばれるもので実際に使える技術の研究に没頭し、自分自身の体を使って実験を繰り返していた頃、物理・化学・科学・心理学・オカルト・宗教・暗示療法・催眠術・呼吸法・金剛力法・不壊法・精神統一法・整体・初期のカイロプラクティック・手かざし・今で言う外気功・手品・動物催眠・護身法・解脱法・交霊術・帰神法・解脱法・真実・嘘などなどが複雑に入り混じる、霊術(れいじゅつ)という存在に遭遇しました。
今から25年ぐらい前から10年ほど前ぐらいまでの間、明治時代の資料の原本を古武術伝書の蒐集のためお世話になっていた古書店や古書展覧会にこまめに通う途中で発見したのが写真の2冊です。
片方は明治34年発刊でもう一方は明示43年発刊。
違った題名が付いてはいますが、内容はまったく同じもの。
改訂もされていませんでした。
実際に効果があるかどうかは????ですが、これも庶民文化のひとつと考えるとひじょうに興味ぶかいですし、少なくとも知的な(?)話のたねとしては使えそうです。
オカルトを信じない私でも、まじないの本や民間宗教の本、そして古い武道関係の書籍などで、この“三脈之法(さんみゃくのほう)”なるものが仙道や仙術のテクニックであると書かれているのを読んだことがあります。
正直、それらの説明は短すぎて試してみる気にもなりませんでした。
その後、写真の本の左側の新しい方を古書展示即売会で見つけて購入し、初めて細かい手順と正確なやり方(?)を知り興味を惹かれたしだいです。
そして、この写真の書籍が、それまで仙術だの仙道の技術だと紹介していた数冊の本の記述のタネ本だということがわかったのでした。
元ネタがわかったら、がぜん、試してみる気が。
これで食べている方ではなく、有名なお店の何代目かの、今でいう実業家のような方でしたので、はっきりと懇切丁寧に知る限りのことをすべて公開しているような印象を受けました。
いつもの記事のようにダラダラと長くなってきましたので、今週はこのあたりで失礼申し上げます。
占いがお嫌いな方も、占いが好きな方も、もし体を使った占いに興味をおもちいただけましたら、次回以降の実技編(!?)をお見逃し無きようお願い申し上げます。