腰痛とそれが軽減するマット?−その2(含 突然の腰痛のための対処法)

前回は購入して一息付くのもひとつのオプションであるという趣旨のコメントで終わらせていただきました。

今回は、少し腰痛について考えてみたいとおもいます。

腰やお尻が痛かったり、お尻から太ももの裏にかけて痛みが走る坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)と一般的に呼ばれている症状の方があお向けになったときにどうなるのでしょうか?

前回申し上げましたが、

「もっともリラックスできるはずのあお向けに寝た場合でも、腰には体重の約半分近く(=44%)もの重さが集中する」

また、体の各部分にかかる体重の比率は、あくまでも《体に歪(ひず)みがなく左右のバランスが取れている状態》ということでした。

そして、

“私たちの体は、ていどの差こそあれ、左右のバランスがくずれていたり、ねじれている状態である方がふつう。まして、腰痛やお尻の強い痛みや脚の裏側に線状(せんじょう)に痛みが走る坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)などで苦しんでいらっしゃる方々のばあい、筋肉のアンバランスの程度や骨盤を初めとする骨や筋肉の歪(ひず)みや捻(ね)じれは、もっとずっとひどいのです。その結果、あお向けに寝たばあいには、平均的なバランスの取れた人よりも、体重のかかりやすい骨の出っ張り部分へと体重が集中してしまう。”

とも申し上げました。

寝たときに体重が片寄り過ぎたり、数ヶ所に集中しすぎることで痛みや不具合をいっそう悪化させてしまいます。

そして、無意識のうちにその悪化自体を避けるための寝返りでさえも痛みを感じるために行なわなくなってしまうという悪循環。

寝ている間の悪化を防ぐだけではなく、腰痛自体の根本的な原因や間接的な原因を解決する方が、遠回りのように思えても近道ではないでしょうか?

骨の動きを良くすることと筋肉のアンバランスを矯正するという2つの観点から、こまかい問題点をすべて解消していく。

当院では、《骨と筋肉の両方が自由に動ける状態を作り出してあげることこそが、腰痛の完全改善への本当のショートカットである》と考えているのです。

ご自身でいろいろと調べられて特殊な矯正用のエクササイズを見つけ、また筋肉のこまかい部分をピンポイントで伸ばすストレッチをも研究し努力なさるというのもひとつの考え方だと思います。

でも、いくら正しい方法でセルフケアを行っても、特定の関節がある方向にだけスムーズに動けなかったり、あるいは片側だけ動く距離が小さくなったり、酷いばあいには動かない状態がつづいたために固まってしまったりしていては、解決は不可能なのです。

骨や関節の動きについてだけではなく、同じことが筋肉にたいしても言えるのです。

筋肉の一部分だけがピンポイントで硬直(こうちょく)や拘縮(こうしゅく)と呼ばれる、ひどくこり固まってしまい硬(かた)くて動けない状態だと、一般向けのテレビ番組や書籍や健康雑誌で紹介されているエクササイズやストレッチングを正しくつづけても完全改善はとてもむずかしいのです。

たとえば、体の深いところにある筋肉を伸ばすためには特殊な方法が必要不可欠です。

また、ひとつの筋肉のほんの狭い一部分や小さな点のような部分だけを伸ばす特別な方法を使わないとダメな場合も…

健康な方がより健康になるためのエクササイズやストレッチを、痛みを我慢しながら、毎日真面目に、あるていどの時間をかけて頑張りつづけたとしても無駄となってしまいます。

カチンカチンに固まってしまっているところはそのままで、良いところ、あるいは普通の状態のところだけが、“より良く”なって、悪いままのところをカバーし続けてくれるという不自然な状態はつづいてしまうからなのです。

この悪くない周(まわ)りの筋肉が代わりに働いてくれたり、できない動きを助けてくれることを代償動作(だいしょうどうさ)と呼ぶのですが、ご興味をお持ちくださった皆さまは下記のURLをクリックください。

→ 代償動作はこちらへ

残念ですが、骨格と筋肉の歪(ひず)みは、よりひどく、そしてより悪くなり、痛みもより強くなっていく可能性が高いと言えます。

当院でのチェックと施療をお受けいただくのがベストだと自信を持って申し上げられます。

でも、お住まいが遠方地である等の理由で火水流整体術院の施療をお受けいただけない皆さまは、お近くの専門家にご相談なさることをおすすめ申し上げます。

→ 遠方地への出張についてはお問合せください。

せっかくですので(!?)、ぎっくり腰を初めとした突然の腰やお尻や太ももの裏側へとかけての痛みにおそわれたときの対処法を紹介申し上げておきます。

万が一のときにお役立ていただければ幸いです。

自分だけは大丈夫だろうと考えていても、長年腰の負担が重なったり、年齢が中年を過ぎて筋肉の力も柔軟性も低下してくると、ぎっくり腰や突然のお尻や脚の裏側に走る痛みや痺(しび)れやひどい痛みの犠牲者となってしまいます。

何の前ぶれも無く(!?)です。

そんなときは、取りあえずどうしたら良いのでしょうか?

答えは、“安静”。

いちばん負担のかからない姿勢を取り、全身の力を抜くのです。

お母さんのおなかの中にいる赤ちゃん、そう胎児(たいじ)が横向きに体を曲げている姿をイメージすること。

腰の痛い側が上側になるように体をしっかりと丸めて横向きになってください。

大切なのは、お腹側が布団にたいして傾いた状態とすること。

体型や痛みがあるのは腰のどの部分か? お尻のどこか? 脚の付け根か? 太ももの裏側か?等々により、布団にたいして体のお腹側を傾ける角度は変化します。

でも、ご心配にはおよびません。

ご自身で痛みがもっとも治まり、一番楽な傾き加減にしていただければ良いだけなのですから。

ちょうど、横向きになりまくらを胸に抱いた感じでしょうか?

脚の付け根も膝の裏も力が入ってしまわないレベルで深く曲げてしまいます。

この姿勢を取ると、痛みの直接的な原因となっている腰の部分やお尻の骨である骨盤にある一組、2つの関節、そして両脚の付け根の関節である、股関節(こかんせつ)までもゆるんだ状態にしておけるのです。

そのため、ほとんどの“腰痛”が軽くなってくれるのですね。

しつこいようですが、「少し前かがみというか、布団にたいして斜めになった横向きの丸まった姿勢のまま、痛みや症状が落ち着くまで、とにかく脱力することに集中しましょう」

誰に連絡するのか、治療・施術・施療・セラピーの類をすぐに受けるのか、しばらく様子を見ることにするのか決めるのは、それからですね。


どうしても力が入ってしまう腰のもっとも痛い部分から力を抜く努力をお願いします。

眠っているあいだ、ふつうの人は無意識のうちに体を動かしたり、寝返りをうったりして、体の同じ部分に長時間の圧迫がかからないようにしています。

しかし、腰の痛みにたいする恐怖感が体に刷り込まれてしまった人は逆。

無意識のうちに体を動かしたり寝返りを打ったりしないようにブレーキをかけてしまうのです。

これは起きて行動しているときにも、無意識のうちにも腰に刺激が行かないようにかばってへんな姿勢や変な動き方をするのと似ているのではないでしょうか?

失礼な言い方ですが、がに股で腰を固めて一枚の板のようにしたゴリラのような歩き方。

→ “ゴリラのような歩き方”については、このリンクの記事の真ん中から下の方をご覧ください

腰痛で苦しんでいた頃の当院院長のような歩き方(!?)もそうでした。

このような痛みが生じる部分を使わないようにするという“かばう”動作が、痛みの生じる部分を固めてしまいます。

動くときだけではなく、リラックスしているはずの横になっているときも体を固める癖はつづくのです。

もっと言えば、起きているときだけではなく、眠っているときも…

かんたんに申し上げれば、

・痛みを避けるため常に力を入れて動かさないようにする

↓↓

・意識しなくても、つまり無意識のうちにその部分を固める癖が付く

↓↓

・筋肉だけではなく骨以外の軟らかい組織がすべて硬くなる

↓↓

・神経を圧迫され痛みが生じる
・血管が圧迫されその部分へと酸素と栄養が届きにくくなる
・リンパ管も圧迫され、むくみを初めとして様々な障害が起き始める。

といった、図式が完成してしまうのでしょう。

怖ろしい話です、今思い出しても。

私自身の腰痛による数々の異常な体験は、同じように酷い腰痛を体験なさったお客さまにしか理解していただけませんが。

思い込みではなく、実際に自分自身の体に感じる痛みや不具合のあまりの酷さに、頭が変になっているのではないかという錯覚に陥り・・・ (誤解を生じさせるのは本意ではございませんので、右脚に一時的な麻痺が生じて以降、メンタル面に生じた実体験については割愛させていただきます)

マットの話に戻りますが、お金に余裕がある方は無駄にはならないと思います。

私自身が、『地獄の腰痛、つまり腰の右側の広い範囲からお尻の右半分と真ん中の骨(?)の強く鋭い痛み、そして右太もも裏側に線状に走る、やはり強く鋭い痛みやときどき現れる麻痺(まひ)や右ふくらはぎの硬直(こうちょく)と右脛(すね)の横の部分につづく強い張りと痛みに苦しんでいたとき、このマットに出会っていたら飛び付いて購入していたはず』という主旨のことは、その1ですでに申し上げたとおり。

また、マットで悪化を防ぐことと施療を受けていただいて根本原因、間接的な原因、直接的原因を骨格と筋肉の両面から矯正(きょうせい)し、そのバランスを調整し回復することとは、まったく別物であると申し上げました。

両者は似て非なるものにすぎないのです!

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最後に、当院の宣伝となってしまうかも知れませんが、よろしければ、もう少しだけお付き合いください。

皆さまにとっての出費の面からも少しだけお話させていただきます。

マットの送料込みの平均的な購入金額を当院の施療に換算すれば、通常施療コースを4回は受けていただける額となります。

この4回の施療回数とは、よほどひどい腰痛でなければ、痛みは完全改善、あるいは多少は残っていても日常生活で問題がないレベルまでに改善できる回数です。

別の言い方をすれば、痛みにたいする処置は完了し、あとは再発防止用の特殊なエクササイズやストレッチを覚えて実践していただく頃なのです。

もし、マットのアクセサリなどもふくめてフル装備での購入金額と比較するならば、再発防止用の施療や指導の1〜2回分の施療料金もカバーできてしまいます。

当院の施療ならば痛みの改善は完了し、大部分の腰痛で施療をお受けいただいたお客さまが再発防止のエクササイズやストレッチまで完全マスターなさってくださってきた料金とほぼ同額ですね。

1.低反発マットレスを購入なさって、ご自身ではエクササイズもストレッチもなさらずに腰痛や肩こりの軽減し最悪の状態からは脱する。つまり、あるていどの改善だけで満足なさるのか?

2.マットを購入し、腰痛の悪化にブレーキをかけて一息つきながら、テレビ、DVD、雑誌、本などを参考にご自身にとって効果がある体操やストレッチを探し出し、それを独学で学んで毎日おこなうのか?

3.あるいは、とりあえず現状感じていらっしゃる他人には理解してもらえないほどつらく強い腰痛を完全改善なさってから、負担にならないていどで毎日少しづつ当院独自の効果が高いエクササイズとストレッチを実施して再発防止をなさり、お体全体の調子も整えてしまうのか?

以上、三つの明確な選択肢がございます。

3番目をご希望の皆さまは、ぜひとも当院までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

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可能な限り、即日にお返事申し上げております。

当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
東京杉並区を拠点とし、出張整体をご提供いたしております。
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