肩こりとは?−スペイン語記事からの翻訳を含む
以下は、以前UPしたスペイン語の記事“¿Qué es Katakori?”の拙意訳です。
スペイン語の技術通訳者だった前職時代に多くのスペインや中南米の多くの国々のお客さまたちと話すとき苦労したのが、肩こりの概念でした。
説明の仕方が悪かったり、“肩こり”という言葉を文字通りに訳すと100%通じません。でも、実際にいわゆる“肩こりの肩(!?)”を触らせていただき、それを施療により柔らかくしたり、関節内部の見えない動きや、外から見える関節の動きをなめらかにすると、95%以上の方々が「楽になった」と感動してくださいました。
「肩こりという概念は存在しなくとも、肩こり自体は海外にも存在している」ということなのです。
もっとも、最近では「外国人には肩こりはない。日本人の骨格や生活様式に起因する独自のものである」という言葉は耳にすることが少なくなってきましが…
外国人のお友だちや知人がいらっしゃる方は、ぜひとも参考にしていただけるのではないでしょうか?
また、この記事がご自身の肩こりはどの部分が原因なのか特定するお手伝いができればとも思います。
その部位の動きを良くするエクササイズやストレッチングをしていただければ、改善が見込まれるはずですから。
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“肩こり”とは、諸説はあるが、今から1世紀ほど昔に《我輩は猫である》で有名な日本人小説家、夏目漱石によって作られたことばであるといわれている。
その意味するところは、日本語の肩ということばの狭義の意味よりもはるかに広い範囲に生じる症状を意味するのである。
矛盾しているように感じられるかもしれないが、ここ日本において肩こりという言葉には、実際の“肩”の問題はふくまれてはいない。
肩こりということばは、おもに背中の上部と首に生じるピリッとした筋肉痛、硬化、痛み、疲労感、だるさやこの種の異なる症状をふくんでいる。
しかし、より正確さを期するならば、肩こりとは3つの部分に現れるこれらの症状と言うことができるであろう。
それは、
・首の後ろ側の部分
・首の付け根から肩先までの部分
・肩甲骨から背骨までの部分
註 後の2つの部位については、左右片側だけのばあいもあるし、どうじに両側に問題が生じるばあいもあり得る。
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この記事で再確認いただけたと思われますが、腰痛ほどではありませんが、“肩こり”ということばも多くの症状をひとくくりにまとめたことばです。
当院の施療でこまかく動作チェックやテストをおこなうと、ここで申し上げた3つの部分の中のさらにどこが問題であるか分かってきます。
ひじょうに狭い部分で1つの筋肉の1つの小さい部分が問題であることもあれば、広い部分の疲労蓄積や筋肉が硬くなってしまっていることもあります。
また、首や胸の背骨のひとつひとつの動きや肩甲骨の6つの基本的な動きのうち1つが悪かったりするケースも。
場合によっては、背中の後にある肩甲骨とつながっている体の前にある骨の動き、それも外側からは見えにくい動きが悪くなっていることが原因であるばあいが多くあるのです。
そのため、深呼吸をしても胸に十分に空気が入ってこないような、少しだけ息苦しい状態がいつも続いているような気がしたりするケースもしばしば耳にいたします。
当院でも以下の2つのページでいくつかの肩こり改善エクササイズをご紹介申し上げておりますしご好評もたまわっております。
→ 軽い肩こり解消法
→ 頑固な肩こり解消法:陸上水泳(?)のお薦め
ですが、様々なタイプの体操も試したし、運動も行なった、治療・施術・施療も受けたが肩こりや、それに伴なう息苦しさや胸の動きが改善されないという皆さま。
当院の施療も再発防止方法の指導も、全てお客さまおひとりおひとりの原因と症状に合わせた根本解決を目指す、個別の手法やプログラムです。
たかが肩こりとあきらめたり、我慢しつづける前に、ぜひとも火水流整体術院の施療をお試しください。