2013月10日(日)東京都内の公共施設にて、当院主催ストレッチングセミナー第2シリーズとなる“理論と実技で学ぶストレッチング講座 第3回:殿部”を実施いたしました。

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今シリーズで第1回からつづいている《解剖学“基本の『き』”》のパート3として、「基準面上の動きという切り口で、矢状面・前額面・横断面上での、足首・膝関節・股関節・骨盤・背骨・手首・肘関節・肩関節の動きを基本から復習」いたしました。

休憩中には、私たちが日常生活の中でおこなっている動作やポーズを解剖学用語を使って正しく説明しあう参加者の皆さま方のお姿も見受けられました。

一例をあげますと、
 正 座=足関節(そくかんせつ:足首)内返し+膝関節屈曲+股関節屈曲
 あぐら=足関節軽度内返し+膝関節屈曲+股関節屈曲・外転・外旋
といった感じでしょうか。

いかがでしょう? このように文字だけで見ると、むずかしそうにお感じになるかもしれません。

でも、ご安心ください。この関節や体の部分の動きを表す専門用語はとっつきにくいだけ。ほんの15個くらいしかない基本的な用語だけを覚えてしまえばとりあえずはOKなうえに、新しく未知の広い世界へと足を踏み入れることが可能となるのです。

このことは、第1シリーズ4回全てに参加してくだった皆さまも、そして今回の第2シリーズのここまで3回参加いただいた皆さまも全員が異口同音におっしゃってくださっております。

ここで理論のみの説明は終了し、理論と実技を照らし合わせながらお尻の多くの筋肉を一度にストレッチングできる2種類の方法の反復練習へと移りました。

最初のスタイルは、ストレッチングのフォームの維持の仕方がむずかしい方法で、少し強すぎるだけでお客様には無意識のうちに逃げられてしまいやすい手法を覚えていただきました。どのような代償動作、つまり逃げが起きるのか体と頭の両面で覚えていただくためにおこなわれました。

また、上下・左右・前後の3方向へと少しづつ体を動かすだけで、伸ばされる筋肉や

あるいは同じ筋肉の中でもその伸びる位置が変化することの体験と実験をペアを組んだ参加者同士で相互におこなっていただきました。

その経験と感覚を忘れないうちに、形は複雑でもその形に入りさえすれば、代償動作と呼ばれる逃げが生じにくく体全体をつかって楽にストレッチングができる手法を反復練習いたしました。

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写真掲載のご許可をいただいた2名様のみのUPとなっております。

この2つを理論と実技の両面から覚えていただけたため、つづいておこなった、“イスに座って”、“脚を前に投げ出して座って”、“あぐらをかいて”、“床に座って両膝を立てた脚を組んで”、“仰向けに寝そべって”という5種類の姿勢でのセルフストレッチングの理屈や動かし方、そして伸ばされる部分の変化が全て共通していることをそくざに理解し、そのもっとも大切な守るべきポイントもお分かりいただけた次第です。

つづけて、施療で実際に用いられる、ひとつひとつのキーポイントとなる筋肉のストレッチングへと移行し、その筋肉が硬(かた)くなった場合の問題点や痛みなどの解説も交えながら何度も何度も反復練習をおこなっていただきました。

大またで歩けない原因とのなるとのことでテレビや雑誌でも最近有名となっている腸腰筋(ちょうようきん)を腸骨筋(ちょうこつきん)と大腰筋(だいようきん)の2つに分けて。

お尻の表面の筋肉である大殿筋(だいでんきん)と中殿筋(ちゅうでんきん)の前側と後ろ側の伸ばし分け。

お尻の奥にあって足を外にひねる働きをもち、お尻の痛みや太ももの裏側の神経痛のような痛みの原因となるといわれる6つの筋肉を3つのグループに分けて。とくに、骨盤の真ん中の骨と太ももの骨の外側を結んでいる梨状筋(りじょうきん)という筋肉に関してはうつ伏せと仰向けの2つの姿勢でストレッチングする手法を完全マスターしていただけるまで何度も何度も講師の体もつかっていただき練習をつづけました。

他にも恥骨筋(ちこつきん)、大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)、薄筋(はくきん)などの筋肉のストレッチングのストレッチングについても相互練習していただきました。

いつもよりも15分短い4時間弱のセミナーでしたが、参加者の皆さまが翌日から現場で使えるレベルまで当院のスタイルのストレッチングを身に付けていただけたことは、セミナー講師にとって大きな喜びとなったしだいでした。

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