“理論と実技で学ぶストレッチング講座 第2回目:大腿部”開催レポート

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2013年2月11日(月)東京都内にて、当院主催の下半身の筋肉へのストレッチングセミナーの第2シリーズ目となる“理論と実技で学ぶストレッチング講座 第2回目:大腿部”を実施いたしました。

今シリーズの副題である、「ストレッチングに関係する解剖学用語の基本を4回を通じて『一から覚える』、または『基本から復習する』」というコンセプトに従い、前回のテーマであった足首と足首からつま先の間にある関節の動きと今回登場した膝関節と脚の付け根の股関節の動き、そして参考として上半身の代表的な関節と背骨の動きを比較することで分かりやすく学んでいただけました。

筋肉、そしてストレッチングのやり方の基本と原則に付いては軽いおさらい程度にとどめ、今回の理論のメインのテーマである“ストレッチングにおける代償動作”へと進みました。

太ももの裏側の4つの筋肉(3つとも数えられます)をまとめてストレッチングする手法を参加者の皆さま方で実際に行いながら、どのようにして意識的な、あるいは無意識的な抵抗をストレッチングを行う相手から受けるか体験していただくことからスタート。そのひとつひとつの抵抗が生まれてしまう原因を筋肉のもつ作用や機能と呼ばれる動きと関連付けて学んでいきました。

具体的には、あお向けに寝ていただいた方の片方の脚の太ももあたりにつま先を立てた正座の形でまたがり、太ももの裏の筋肉を伸ばす方の脚を伸ばしたまま徐々に上に立てていき肩の前側に引っ掛けて固定するという方法です。

講師側からの説明がないうちに、立てる方の脚の膝の曲がりや骨盤のねじれ、そしてまたがっている方の骨盤の浮きや脚の外側へのねじれなど理解していただけました。

ひとつひとつの代償運動の防ぎ方と、そのために筋肉の走っている方向と縮んだときにどういう動きが生じるかを学ぶことの重要性、そして他の筋肉にたいしてもほぼ共通の問題点に付いて覚えていただいた次第です。

また、そのときの骨盤の動きを利用して、骨盤と股関節と背骨などの関節の動きがどのように組み合わされると合理的で無駄のない動きになるのかの実験につづき個別の筋肉のストレッチングへと入りました。

体の合理的な使い方やなるべく力を使わないでストレッチングを行う方法に興味が集中されましたので、講師の現代武道と日本武術の経験から得た体動法の一部をご紹介申し上げ『体幹と両腕の一体化と分離』や『脚を土台ととらえ丹田のみを移動する』、『相手から体を離すことで相手により力が浸透する』などなど、言葉では分かりにくい武術の口伝的な体の使い方を利用して体で覚えていただきました。

それらの体動を意識しながら、太ももの裏の筋肉を横に2つ、縦には2つから3つに分けて、それぞれのポイントを伸ばし分ける手法とその原理の他の筋肉への応用方法にじっくりと時間をかけて完全マスター。

それ以降は、太ももの内側の筋肉を3つ、外側を1つ、前側を3つと予定していた筋肉にたいするストレッチングの方法全てを学んでいただけたので、残りはセミナーの途中で軽い痛みや不具合を感じられた部分への特殊なストレッチングを関節単位で紹介しながら施療させていただいてしまいました。初めてのケースでしたが…

内容は、個別の筋肉をできるだけ細かくストレッチングするというセミナーの目的とは真逆の手法でした。

問題となっている筋肉がどれであるかの特定がむずかしいときに使っていただける、動きを通してできるだけ多くの筋肉をまとめて動かしながら伸ばすという方法。骨盤と肩甲骨でデモを兼ねた施療をご覧いただき、その後に股関節と骨盤の両方の動きを改善する一風変わったエクササイズを覚えていただきました。

一般的に日常生活では行うことがない体の使い方だったため強い興味をもっていただけました。色々と追加注文(?)もあり、今回はご了承のもとサプライズ技法は割愛させていただき、体の動かし方に付いて説明をつづけることとなりました。

いつもりも1時間も長い、5時間もの長時間セミナーとなり、退出時間の着替えと部屋の片付けでてんてこ舞い。苦笑いと共に参加者の皆さま方、講師共々大満足の結果となりました。

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