“第1回 足部反射療法指導者のためのストレッチング講座:下腿編”開催レポート


先週、2012年10月22日の月曜日、都内の公共スペースにおいて当院主催のスタティック・ストレッチングのセミナーが開催されました。

 当初はプロの足部反射療法家とリフレクソロジストの先生方を対象とされていたのですが、参加くださった先生方が、流派や団体は異なるとは言え、全てプロの足部反射療法家を養成するコースの指導者として活躍中の方々でした。
そのため、内容も当初の予定とは異なりだいぶ専門的。ふくらはぎの全体を伸ばすかわりに、ふくらはぎの筋肉を3つに分けて伸ばすなど、筋肉のひとつひとつをねらってストレッチングをするものとが実技でのメインとなりました。

また、少人数限定のセミナーのため、講師が参加者の先生方全員とストレッチングを相互に実施しあうという時間的な効率は悪くとも、ストレッチング体得のためには最良の環境をご提供できたのではないでしょうか。

実際のセミナー内容に付いてかんたんにご紹介申し上げます。足部反射療法の専門用語が登場いたしますが、ご寛恕いただけますようお願い申し上げます。

前半1/3の時間をしめた理論編では、解剖学の基本用語の復習に続き、ストレッチングの効果やその主な原理Ⅰb抑制伸張反射スタティックストレッチングの原理相反抑制自原抑制PIR等々に付いて、参加者同士でペアを組んでいただきデモンストレーションやテストを体験していただきながらの解説となりました。

後半2/3の実技編では、お客さまが足部反射療法やリフレクソロジー用のリクライニングシートにお座りの状態のままでストレッチングを実施する“シートサイド・ストレッチング”の方法をご紹介申し上げました。今回のセミナーでしか学べない、足部反射療法に従事した経験をもつ院長が工夫したオリジナル技法も多く含まれておりました。

セミナーテキスト写真第1回下腿部編サイト用.jpg

ふくらはぎの表面のふたつの筋肉である腓腹筋(ひふくきん)の外側と内側を別々にストレッチングする手法とふくらはぎの奥の方で“芯がある”ように感じることが多いひらめ筋に対する方法。脛(すね)の骨のすぐ横にあり、硬(かた)くなると解しにくい前脛骨筋(ぜんけいこつきん)とふくらはぎの外側にある腓骨筋(ひこつきん)のストレッチング法という反射療法家の先生方には必須の技術を完全にマスターしていただけました。

とくに、腓骨筋を事前にストレッチングしておくことにより、痛みなしに外側の“63.坐骨神経”の反射区を刺激することが可能となります。

だそくですが、内側の坐骨神経の反射区をゆるめるには、最初に申し上げた腓腹筋の内側頭(ないそくとう)と呼ばれる部分のストレッチングが有効です。

それ以外にも、ふくらはぎの腓腹筋(ひふくきん)のストレッチングが分かれば、それを応用することでかんたんに伸ばすことができる、足の親指を曲げる役目を持っている長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)と足の人差指から小指までの4本の指を曲げている長趾屈筋(ちょうしくっきん)へのストレッチングを体得していただけました。

ストレッチングではありませんでしたが、サプライズのプレゼント技法もお伝えできました。
理論編でご紹介申し上げた、ゴルジ腱器官と呼ばれる筋肉をゆるめてくれるセンサーの機能を利用することで筋肉を弛(ゆる)めてしまう当院のオリジナル技法や異なる技術を組み合わせる場合の効果的な順序も身に付けていただけました。

今回は初回ということで、特別に会場への出入りを含めて3時間45分という長時間となりましたが、ストレッチングの実技の反復練習とその復習に時間をかけたため、ひとつひとつの筋肉に関する情報やデータはご自身でテキストの記述を参考に復習していただくということで省略させていただきました。

足部反射療法家やプロリフレクソロジストの先生方のみならず、フーレセラピー、健身健康法、楽健法等の足圧家の先生方や若石スタイルの点穴法を施療に用いていらっしゃる先生方にもプラスアルファとして強力な武器となるストレッチング法の数々を体得できるセミナーとなるはずです。

ご興味をおもちの先生方におかれましては、当院までご連絡いただければメールにてその時々に予定させていただいている講習会やセミナーの開催要項をご送付申し上げます。

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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
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