2012年2月15日NHK総合テレビに於いて、20:00から放映された『ためしてガッテン!』の“腰痛&手の痛みに新技 ついに劇的回復! ”で紹介されたのは、『日記を付けながら姿勢を正してウォーキングをおこなうことで腰痛が改善した』という旨(むね)の報告とその方法の説明でした。

この番組の内容と、それに続き、当院でお奨(すす)めしたい方法に付いて簡単に述べさせていただきます。もし、この番組をご覧にならなかった現在腰痛でお困りの方は、NHKのホームページなどで放映された内容をご確認のうえ、以下の部分をお読みいただければと思います。

番組内容の主旨

1.医師の診断を受ける
最初に医師の診断を受けて腰痛が手術が必要かどうかを確認するということに付いては、私も賛成です。確率はひじょうに低いとは言え、背骨のひとつひとつの骨である脊椎(せきつい)やその周辺の癌(がん)を初めとした重大な病気が腰痛を引き起こしている可能性も捨てきれないからです。
私もそうしました。もっとも、小さい整形外科病院から中型、そして大病院と3ヶ所で診断を受けましたが・・

レントゲンやMRIも薦められたら、撮影することをお奨めします。でも、取り合えずは手術の決断はしばらくお待ちください。即決は後悔のもとになりかねませんよ!


2.ペインスケールを含めて、日記を付ける
まずは日記を付けるという点に付いてですが、一般的にペインスケールと呼ばれている、1から10までの段階に痛みの強さを自分の感覚で分類するという方法。
これは話で聞いただけで試さずに考えると主観的過ぎるようですが、実際にやってみるとひじょうに客観的に自分の痛みの変化を見つめることができる優れた方法です。

どうじに、その日の状態を自分の言葉で日記的に毎日記すということも、そのときの腰痛の状態を客観視することがより可能としてくれるのではないでしょうか? もちろん、文章として吐き出すことで多少の精神的ストレスの解消という面も期待できそうです。

この2つは、実際に不安と絶望感に苛(さいな)まれていた私が、オリジナルの腰痛体操と骨盤を固定した状態での毎日数時間に及ぶウォーキングの2つを主軸にして、自らの脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で手術が必要、あるいはその一歩手前といわれていた腰“激”痛を試行錯誤しつつ完全改善させているさいちゅうに毎日実行していたことです。

唯一の欠点は、書きたいことが徐々に増えて、また書きなれて表現することが上手くなってくるに連れて、徐々に日記を付ける時間が増加し、最後の方では1時間程度も時間がかかってしまったことでしょうか? というのは、だそくですが…

3.ウォーキングのための正しい姿勢を作る
番組内で具体的に解説・指導された手法は、『立った状態から肘をその場で上に引き上げることで姿勢を正し、その姿勢を保ったままで腕をそのまま脱力してさげ、ウォーキングをおこなう』というものだったと思います。
これは、「骨格の歪(ひず)みと筋肉のアンバランスを矯正も調整もしないでそのままではありますが、一時的に筋肉の力を使って、強制的に体の前後の姿勢を正したり背骨を本来の正しい真っ直ぐの位置へと保たせる方法であり、可能ではある」というのが当院の考えです。

骨の配列、この場合では、頭と24個の背骨を構成する骨と骨盤の配列が重要ですが、それが正しい位置関係にあれば、筋肉たちは最低限の力さえ入れていれば姿勢を保つことができます。これが一番自然な姿勢の保ち方なのです。いわゆる『力みが感じられることなく、自然に立っている』ように見える場合がこれですね!
でも、この場合は骨格も筋肉もバランスが崩れたままですので、姿勢を保つために必要な筋肉とそれ以外にも本来の仕事ではないのに協力してくれている余分な筋肉を必要以上に緊張させることになっています。そのために、番組に登場した実験をなさった方がおっしゃっていたように、「15分程度で疲れてしまう」ということになってしまうのです。
そのためでしょう。番組内でも、「無理をせずに」とのコメントがありました。これは、悪い姿勢になっているのに続けると、かえって腰痛が悪化するということを意味していたのだと思います。

4.正しい姿勢でウォーキングをおこなう
正しい姿勢を保ったままウォーキングを実施するというのは大賛成です。番組で言っていたように、何よりも血行の循環が良くなります。とくに下半身の大きな筋肉たちがポンプの役目を担ってくれるので、ひじょうに血行促進が進みます。
番組ではさほど強調されていませんでしたが、これは、NHKの別の健康番組でウォーキングの具体的な実行方法や注意点に付いては何度も扱っているからだったのでしょう。

でも、ひとことだけ付け加えさせてください。散歩などのように風景を楽しんだり、目的地までの道を楽しみながら歩くというのでは効果は激減します。あくまでもウォーキングですから、ある程度の速度で歩くこと自体を目的として歩かねばなりません。

ただし、「本当に痛みをほとんど感じない状態でできれば」という条件を付けさせていただきますが…

当院でお奨めしたい『ウォーキング療法の改訂版(?)

 A.骨格の歪(ひず)みの矯正
骨格の歪(ひず)み、つまり骨の配列を矯正なり調整して正しい位置に並べる。これに付いては、スポーツの分野では、アライメントを取ると言われる場合もありますが、同じ意味だとお考えください。
これにより、一時的に痛みが改善するはずですし、正しい姿勢を保持するために必要な筋肉に余分な力を入れずにすむし、余分な本来使わないでよい筋肉まで動員する必要がなくなります。
できれば、腰痛の原因となっている歪みを専門家によって改善・解消してもらうことをお奨(すす)めいたします。
 当院の三段階療法の“Ⅰ.痛みの解消:とにかく、痛みを取り去る”に対応します。

B.筋肉の状態の調整やそのバランスの調整を行う
この場合の筋肉とは関節を動かすために使われている筋肉のことです。

どこかの関節を想像してみてください。たとえば『曲げる』という動作だけではなく、『伸ばす』という動作も行わなければなりません。つまり、反対の動作をする筋肉たちがチームを組んで活動してくれているのです。
ですから、ある関節の動きが悪いというときには、硬くなったためにその動作にブレーキを掛けて邪魔している反対の動作をする筋肉をストレッチングなどで伸ばしてあげて、ブレーキを解除してあげます。

もしそれだけで不十分ならば、関節を動かす筋肉自体の力不足が考えられるので、その場だけで有効な方法を用いてその筋肉の力を一時的にアップしたうえでウォーキングをしていただきます。もちろん、その後にはトレーニングを行っていただきます。

これが筋肉の状態の調整とそのバランスの調整のことです。

このAとBを行えば、少なくとも一時的には痛みを感じずに正しい姿勢が取れるようになったはずです。もちろん、そのまま痛みなどが完全改善なさる方もいらっしゃいます。

この段階に付いても、施療・施術・セラピーの専門家の施療とその後のセルフケアの指導をお受けいただくのがベストであると考えます。
 当院の三段階療法では、“Ⅱ.無痛の矯正(きょうせい)&調整:痛みの間接的な原因である骨格と筋肉の歪(ひず)みの解消”までに相当します。

C.正しい歩き方でウォーキングをおこなう
正しいウォーキングのやり方自体は省略されていましたが、注意点として『骨盤を固定して足先でちょこちょこと歩くべきではない』といった主旨(しゅし)の注意点があげられていました。

様々なメディアでウォーキングのやり方は具体的に説明されているようですので、それらを参考になさって実施されると良いかと思います。

 当院の三段階療法で言えば、“Ⅲ.再発防止のためのセルフ・ケアの指導:個別の自己施療法の作成&ご指導”に含まれる部分になります。ですから、腰痛の原因や症状に適した骨格の矯正体操と該当する筋肉に対するストレッチング以外にも、正しい“骨盤に刺激を入れるウォーキング”を細かくご指導申し上げております。
勿論、歪みがひどかったり、筋肉が弱かったりとさまざまな原因で、ウォーキングにより問題が再発する可能性がある方には、ウォーキングをせずに別のエクササイズをお奨(すす)めしたり、それでもどうしてもという方には、歪みが生じないような補助具の使用を含めての実施方法を紹介させていただいております。

院長の個人的な壮絶な体験から学んだポイントや重要な注意点も加えてご指導申し上げております。

専門家の指導を受けろばかりで申し訳ございませんが、やはりスポーツトレーナーやウォーキング指導者、あるいは施療や施術の専門家からご自身の体の状態にもっとも適したウォーキングを個人レベルで詳細に学ばれるようお奨めいたします。

もし、東京都内、あるいは東京近郊にお住まいの方で腰痛でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院の施療とセルフケアの指導をお試しください。オーダーメードの施療と再発防止プログラムのご指導を心がけております。

 ぜひとも当院の施療をお試しください。

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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
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