肩こりの原因も様々−首の動きと鎖骨や肋骨との関係

肩こりの原因も様々−首の動きと鎖骨や肋骨との関係


当院は《腰痛・肩こり専門》とうたっているためでしょう。

ザックリというか、ひとことでくくってしまうと、ご連絡をいただくお客さまの大多数の方々が腰痛と肩こり。

当たり前といえば、当たり前ですが…

でもよく考えてみると、《腰痛》という言葉も《肩こり》も、これだけでは抽象的すぎますね。
どんな症状がどの部分に出ているのか、ひと言でいえば、具体的にどのような問題でお困りかはわかりかねるのです。

腰痛にも、そして肩こりにもさまざまな原因や症状があり、そのひとつひとつによって、当院における対処方法や施療方法、そしてその後のご自身で行なっていただく、簡単な体操やストレッチングで伸ばすべき筋肉や、特殊な、でもシンプルな体操やエクササイズでトレーニングしていただく部位はちがってきます。

そのような理由から、当院の施療やセミナーでは腰痛の方という代りに『骨盤帯(こつばんたい)と呼ばれる、腰や骨盤や脚の付け根の関節など腰から脚の付け根までの範囲の問題でお困りの方』。あるいは、『腰痛や骨盤痛やお尻の痛みや股関節痛、そして坐骨神経痛と呼ばれる症状でお困りの皆さま』といった細かすぎる説明を付けさせていただいているのです。

どうように、肩こりのお客さまというばあいには、『左右にある2つの肩甲骨の間の部分をふくめた背中の上1/3から首全体までの間の部分と首の付け根から肩先までのこりや痛みでお悩みのお客さま』などといった言葉を付け加えております。

以前UPさせていただいた“肩こりとは?−スペイン語記事からの翻訳を含む”でも申し上げましたが、腰痛だけではなく、肩こりの原因も様々なのです。ほんとうに有りすぎるくらいたくさんあると言えましょう。

このホームページの中のいくつかの記事のでは、肩こりを生じさせるいろいろな原因に付いて述べてまいりましたが、“今回は数少ない、きわめて特殊なケースと思われがちなのに、実はひんぱんにある肩こり大きな原因のひとつ”に付いてご紹介申し上げます。

少し大げさに言わせていただけるならば、「首を中心とした肩こりや首の問題をおもちの方ならば、ほとんど全ての方がかかえていらっしゃる原因」ともいえましょう。

もちろん、そのていどやお悩みの深刻さのレベルにおいても大きな差はありますが、本当に肩こりでお悩みの方々のだいぶぶんが持ち合わせていらっしゃる問題なのです。

とくに、首こり・鋭い痛み・動きの悪さと動く範囲のせまさ・にぶい痛みなどの、ひと口に首の問題だと片付けられてしまう症状。頭が重いとかひんぱんに頭痛を感じている。頭がぼおっとしていることが多い。そして、それらの症状から肩甲骨の動きが悪くなって、肩こりにもなったような気がするとおっしゃる方々にとくに多いのが、体の背中側ではなく体の前にある小さな2つの関節なのです。

全く無関係に思えてしまう関節なのです。

ところで、現代女性の大きな魅力のひとつにデコルテからのぞく鎖骨(さこつ)の存在がありますよね。

鎖骨とは首の下を横に走っている骨で左右に1本づつあります。じつはこの骨が背中側の肩甲骨と体の前側の胸の真ん中を縦に走っている幅のある胸骨(きょうこつ)を結んでいるのです。ですからこの骨がなかったら体の前と後ろのつながりはなくなってしまうのです。

また、高校生のとき柔道の練習で右の鎖骨を骨折したことがありますが、その瞬間から右腕が上がらなくなったり、胸の右側部分に空気がじゅうぶんに入らなくなってしまったのを今でもはっきりとおぼえています。

胸の真ん中にある胸骨(きょうこつ)と鎖骨の体の中心側の端(はじ)とでできている関節があります。胸骨と鎖骨による関節なので、両方の名前を取って、胸鎖関節(きょうさかんせつ)と呼ばれています。

もうひとつは肩先に近いところにありますが、鎖骨の外側の端と背中の後にある肩甲骨が肩先までまわってきている部分との間でできている関節。これは肩先のところにある肩峰(けんぽう)と呼ばれる部分と鎖骨による関節ということで肩鎖関節(けんさかんせつ)という名前が付けられているのです。

分かりやすい例として、初回特別コースのお客さまに多い“背中の上の部分である、肩甲骨と背骨の間や首の付け根から肩先までの張り・痛み・こりが当院の施療でそくざに改善されたにもかかわらず首こりと首の疲労感やダルさが残っているケース”初回標準コース1回で“悩みのタネだった肩こりは改善したのに、その数日後から首が重く感じられたり、疲労感を感じることが多くなった”という方々のほとんどに共通する施療の流れにそってご紹介申し上げます。

あくまでも一例にすぎませんし、かんたんすぎるご紹介ですが、だいたいのイメージはつかんでいただけるのではないでしょうか。

首にたいする関節内部機能回復調整法により、外側からは見ることができない関節内部で起きる首の7つの骨の間の動きを改善します。首を前に曲げたり、後に倒したり、横に倒したり、横向きになるときに痛みを感じたり動きが悪いところをこまかく特定して、その動きに必要な関節内部の骨の動きを改善するのです。

つづけて、数種類のストレッチングの組み合わせにより、外側から見ることができる関節の動きも改善しますし、筋肉が硬(かた)くなったために生じた様々な症状もこれにより改善されるのです。

ところが、首そのものは関節の内部でも外部でも改善しているのに首の動きが完全改善しなかったり、首にまだ嫌な感じが残っているばあいに役立つのが今回のテーマとなる2つの関節なのです。

理由はかんたんです。一見関係なさそうに思えますが、解剖学的にも多くのお客様方に施療による改善をご提供申し上げてきた経験から申し上げても、胸の骨と鎖骨でできている内側の関節も、肩先の近くで後からまわってきている肩甲骨と鎖骨のもう一方の端でできている外側にある関節も、首が動くたびに動くのです。

別の言い方をするならば、「動かなければならない」のです!

もっと正確にいえば、この2つの関節の内部では、首が動くたびにいくつかの組み合わせによって骨同士が違った方向に向かって動かなければならないのです。そして、左右でも違いますし、4種類の大きな動きごとにも骨の動く方向のコンビネーションは違ってくるうえ、無関係そうに思える反対側のふたつの関節もやはり異なるコンビネーションにより動いているのです。

『本来、正しい方向へと正しい距離、まあ数ミリですが、で動くのが正常な状態の関節が何らかの理由で動かなくなり、そのうえその不自然な状態が硬(かた)くなってしまった、筋肉などによってしっかりと固定されてしまっている状態』が首の動きの不調や首の痛み、そしてその副産物として生じた肩甲骨の動きの悪さによって引き起こされた肩こりの原因であるとしましょう。

もし、それが原因であるならば、その関節の動きを改善すれば、首まわりに感じていらっしゃった問題点は改善するのです。

ほとんどのお客様がこのようなご説明を施療前にお聴きになると、不思議なお顔をなされます。でも、いつも通りに「信じないでくださいね。プラセーボはまだ早いですから!」というお決まりのフレーズにつづいて施療申し上げます。

すると首の不調が一気に改善なさることがほとんどです。そのうえ、「ゆっくりと深呼吸をしてみましょう」と「片腕づつ上にあげてみましょう。どうですか?」とおたずねすると皆さまひじょうに驚かれます。

というのも、事前に呼吸のことも、腕をあげるときに役立つとは、ひとことも申し上げてはないからです。つまり、プラセーボや暗示にかけられたのではないことが十分にご存知だからなのです。

せっかくですので、「このふたつの関節の内部における動きの悪さのていどが、首の動きの悪さや不調、そして腕の付け根にある肩の関節の動きや息を吸ったり吐いたりするときにふくらんだりしぼんだりする胸郭(きょうかく)、あるいは肋骨の動きにも大きな影響をあたえている」ことも覚えておいていただけたらと思います。

ちなみに、「病院で肺の機能は循環器の機能の検査をしても問題はないのに、少し息苦しさを感じる」。あるいは、「深呼吸で思い切り息を吸い込んでも息が奥深くまで入ってこない」という方々にも、この鎖骨と胸の骨でできている関節の動きを改善することとその下にある数ヶ所の胸の骨と肋骨で作られている関節の動きを肺がふくらむ方向へと動きを改善することで、一気に呼吸が楽になるというケースは多くあります。

体の他の部分の動きにかんしても同じ。関節内部機能回復調整法は、数秒から長くても数十秒で終了するため、長年気になっていたり悩んでいらっしゃった問題点が一瞬で改善されたとお感じになられるお客さまがほとんどです。

でも、その改善した状態を維持するためにはあるていどの期間、ご自身で当院処方のかんたんでシンプルなストレッチングやエクササイズのプログラムを毎日10分間ていどは行なっていただくことになります。

すでに、少し前の方で申し上げましたが、『せっかく関節内部の目に見えない骨が動きやすくなっても、外側にある筋肉が硬くなってしまうと困ります。じょじょに関節の内部での骨の動く範囲をせばめてしまうだけではなく、コルセットのようにその良くない状態を維持させてしまうことになるから』なのです。

「いろいろなスタイルの治療・施術・施療を病院や治療院や施療院でお試しになられたのに、効果が実感できなかった」
「いったんは良くなったが、また元の状態に戻ってしまった」
「何度も何度も、通い続けるのはキツイ」
「あるていどまでは改善したが、気になる点が残っている」
「やってもらうだけではなく、自分でもできることはやりたい」
など
とお考えの方々は一度当院の施療をお試しください。

この記事をお読みくださった皆さまに申し上げたいことがあります。

指導無しではむずかしいかもしれませんが、これをきっかけにして、鎖骨の動きを意識した動作をおこなっていただくことをおすすめもうしあげます。

具体的には、胸の骨のところの関節での鎖骨の内側の端(はじ)の動きと肩先側の鎖骨の外側の端の動きをイメージしていただきたいのです。

例えば、呼吸をするときや腕を上げたり、横に開いたり、そして首を前に倒したり、後に反らすときにも、鎖骨の端が動くのを意識しながら動作して欲しいということ。

慣れてきたら、肋骨の胸の骨と接している部分の動きも考えながら腕を上げたり、深呼吸をすると楽に呼吸ができるようになってくるはずです。

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