腰痛の本当の原因って?


当院の施療で腰痛が改善されたお客さまからいただくとこがある質問についてご紹介させていただきます。

 いろいろな病院や治療院、そして施療院をまわられ最後に当院と出会われた方がほとんどのためか、さまざまな知識をお持ちの方も多くいらっしゃいます。

 そのせいでしょうか? ストレートにというか単刀直入に

 「腰痛の本当の原因は腰ではないと言われていますが、実際のところどこが悪いんですか? 私のばあいには、腰以外にも○○や××と△△をやっていただいたのですが、皆さん同じですか?」

 といった主旨がベースとなっているようです。

 具体的には、
・「股関節」
・「ふともも」
・「お尻」
・「首」
などが原因ではないかと考えていらっしゃった方々が多かったと記憶しております。

 それ以外にも、
・「膝」
・「ふくらはぎ」
・「足首のすぐ下の関節」
・「足裏」
こそが真の原因ではないか?とおっしゃるお客さまもいらっしゃいました。

 腰痛で苦しんだ経験をおもちの方も、そして現役(?)の皆さまも、いっしょに考えてみませんか?

 中にはいわゆる“にわとりが先か、卵が先か?”という場所もいくつかあるように思えますが、順に見ていきましょう。

わかりやすいのは、もしそこにひどい痛みがあったらどうだろうと考える方法です。

 股関節でも、ふとももでも、お尻でも、膝でも、ふくらはぎでも、そこに痛みがあるばあい、姿勢はそれぞれ違ってきますが、足を引きずって歩くようになるはずです。

 その結果、骨盤と背骨のつなぎ目あたりを中心にその周辺が痛くなるタイプの腰痛が出てきてしまう可能性は高いといえましょう。もちろん、そこからさまざまなポイントへと痛みが広がる可能性はあります。

 問題の部分が痛まないようにするため、なるべく動かさないようにしながら、立ったり、座ったり、歩いたり、階段を上ったり、掃除をしたりと日常生活の中で動くことになります。

 ひとことで言えば、その痛む部分をかばって動くことで、日常生活動作とよばれる動作のほとんど全てが不自然な動きとなってしまうのです。その結果、もっとも負担が集中しやすい腰の部分に力がかかりすぎて腰痛がでてくるということになります。

→ 「不自然な動きをするとどうなってしまうか」はこちらへ“施療と講習会でのストレッチング指導の違いは?(含 代償動作)” 

また、これと同じことが首に痛かったり、首から胸にかけての部分の姿勢が悪いというケースでも生じます。そういう意味では首が悪いから腰痛が出たという言い方ができるかも知れません。

 ところが、当院のお客様たちがお知りになりたかったのは『股関節、ふともも、お尻、首、膝、ふくらはぎ、足首のすぐ下の関節、足裏などの部分が腰痛の直接の原因になっているのかどうか?』というもっとマニアック(?)というか専門的(?)というべきなのかは分かりかねる疑問だったのです。

 あくまでも当院のみでの施療体験から申し上げるということをお断りしたうえで、つづけさせていただきます。

まずは股関節。腰の部分の痛みと骨盤部分の痛み、そしてお尻のいたみが改善すると、脚の付け根が痛いとおっしゃるようになられる方がいらっしゃいます。

でも、関節内部機能回復調整法で2〜3種類の施療を実施するだけで改善してしまうことも多くあるのです。時間にして1分半ていど。中にはそれで痛みが残る方がいらっしゃいますが、それでもいくつかの筋肉の調整で改善してしまいます。

→“痛い場所は移動するのですか?” 


当院の例では股関節のひどい痛みを訴えられない方が大部分と申し上げられます。そのため、股関節が腰痛の原因かどうかは不明です。

ふともものばあいは、とくに高齢者や、姿勢にあるていどの共通点が見られる方々のケースがありました。

そのようなお客さまには、セルフケアプログラムのなかに、ふとももの筋肉のうち問題のある筋肉のストレッチングを加えさせていただいております。

その運動レシピをおこなっていただくことで、再発防止が実現できていると申し上げられます。

お尻が原因という方は多くいらっしゃいます。というのも、初回の施療で骨盤や背骨の腰の部分の骨を関節内部機能回復調整法で調整すると、2回目からはそのズレや動きの悪さは消え、お尻の筋肉のいくつかを調整するだけで痛みが改善するというケースは多くあります。

ところがお尻から膝近くまで痛みが走るとか放射状に痛みが伝わる方はこのケースにはふくまれないようです。

首が原因かどうかは、まったくわかりません。

と申し上げますのも、当院には最初に腰痛でいらっしゃり、その完全改善後に「じつは、昔から肩こりがひどくて吐き気まで…」ですとか、「偏頭痛持ちの家系で…」、「交通事故以来…」、「○×の手術以降に…」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

私たちといたしましては、タイプやていどはそれこそ千差万別ですが、いわゆる腰痛だけにたいして施療させていただき完全改善させていただいております。

ということは、最初に申し上げた、『体の一部をかばったために腰に負担がかかり過ぎた結果の腰痛』という可能性は想像できても、首が腰痛の引き金になったと思えるケースに出会ったことはないとしか申し上げられません。

膝に関しましても、そこをかばった結果の腰痛はあるとは思われますが、やはり直接の原因となるかどうかは不明です。

「ふくらはぎが原因ではないか?」とおっしゃった数名のお客さま方は共通のお考えをお持ちでいらっしゃったようです。

 『ふくらはぎは第二の心臓である。心臓は血液を送るだけのポンプであり、心臓に戻すポンプはない。その代わりの役目を果たしているのがふくらはぎである。だから、腰痛は腰まわりの血流が悪いのが原因だから、ふくらはぎが原因である』

 でも、血行の悪化が影響するのは腰の部分だけではなく、肩こりでも首こり以外にも、それこそ全身にたいしてです。ですから、間違いとはいえませんが、どうでしょうか?

足首のすぐ下の関節というのは、足首のすぐ下の骨とかかとの骨の間の関節のことをおっしゃっているのだと思います。

お気づきにならなれないお客さまがほとんどですが、当院でも真っ直ぐに立っていただいたときと数歩歩いていただくときに後方から状態をチェックさせていただいております。必要に応じて矯正をさせていただいたり、そこの部分の動きを改善いたしております。

ですが、そこだけで腰痛が起きるとは考えにくいというのが正直な感想です。

もちろん、下半身のいろいろな関節にたいして影響を与える可能性が高い重要な関節であるという認識で施療させていただいております。

最後の足裏に原因がということですが、当院の院長は短い期間ではありましたが、台湾系とも治療系ともよばれていた、足部反射療法(そくぶはんしゃりょうほう)、いわゆるリフレクソロジーもおこなっていたことがあります。そして、当院の見解はきわめて一般的なものです。他の先生方とほとんど変わらないと思われます。

足裏にも反射区とよばれる部分がたくさんありますが、そこに体が悪くなった原因があるのではなく、その反射区には相当する体の部分の状態が投影されると考えております。ですから、その反射区とよばれる部分が悪いから体が悪くなったのではないということなのです。

たとえば、腰が悪いから腰の反射区と呼ばれる部分に影響がでるのであって、反射区、つまり足裏が悪いから腰が痛くなるのではないと申し上げたいのです。

 院長が教えていただいた足部反射療法の指導者の先生の言葉を使わせていただくならば「体がテレビの本体だとすれば、反射区はテレビのリモコンのようなイメージでとらえると分かりやすいですよ」とのことです。

当院の考え方は、まず最初に痛みを改善する。そして、それが再び現れないようにお体を調整させていただく。お客様にもかんたんな体操やストレッチングで再発防止のお手伝いをしていただくという三段階の考えのもとに施療をご提供申し上げております。

以上のご質問をいただいたお客さま方も、皆さま、腰痛の完全改善後のお話です。

当院では、根本原因を解決するよりも、まずはその痛みの状態とその直接的な原因を改善することが先決だと考えております。

現在、腰の痛みやいわゆる腰痛で苦しんでいらっしゃる皆さまには、まず第一に痛みを改善する、あるいは軽減することを考えていただくようお願い申し上げます。

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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
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