以前、このページに“足首から先の冷え解消法”と題する記事をUPさせていただき、多くのサイト訪問者の皆さまよりご好評をいただいております。
それと同時に、「脚全体に冷えがあるが、その解消法も知りたい」、あるいは「お尻も冷えるがどうしたら良いの?」というご質問もお送りいただきました。
当院として一番お奨(すす)め申し上げたいのは、足先から脚(あし)全体、そしてお尻までのストレッチングです。でも、ある程度の概略(がいりゃく)のご紹介だけでも、ぼうだいな分量となってしまいます。そこで、困ったときに使えそうな簡単な押圧(おうあつ)を用いた、対症療法と部分的なストレッチングを何回かに分けてご紹介申し上げていくことにいたしました。

今回はその第二弾として、当院の施療講習会でご指導申し上げている“膝から足首までの冷え解消法”のうち、ストレッチングを除いた押圧技法中で基本的なやり方のご案内をさせていただきます。リフレクソロジーや足部反射療法、そして経絡指圧等のセルフケアで指導されているものも一部ございますので、ぜひともお試しください。

当院では、膝から足首までの間を縦に7つに分け、それぞれのゾーンを縦に刺激していきますが、複雑になりすぎてしまいます。ここでは、分かりやすいように5つに分けて圧迫することにより血行を改善し冷えの解消をはかっていくことにさせていただきます。

では、仰向けになって始めることにいたしましょう。刺激したい方とは反対の脚を曲げて膝を立ててください。この立てた膝のお皿を使って、刺激したい脚のふくらはぎや膝から下の部分をを刺激していきます。
ポイントは、押す順序だけです。
膝側から足首側へと向かって押し下がっても良いし、逆に足首側から膝側へと押し上がっても問題はありません。でも、以下の5つ全てで同じ順序を使うことを忘れないでください。1で足首側から膝側に向かって始めたら、5までずっと足首側から膝側へと向かって押し上がる順序を守るようお願いいたします。もちろん、膝側から足首側へと押し下がったならば、最後までその順序ですよ。

脚冷え解消法脹脛真裏押圧.jpg
脚冷え解消法脛骨縁押圧.jpg

1.まず最初に、ふくらはぎの真後ろを膝裏から踵(かかと)まで縦につなぐラインを想像してみましょう。そのラインに沿って3点から5点、だいたいで構いませんので同じ間隔を保って反対の膝のお皿に押し付けて圧迫していきます。これを押圧(おうあつ)というのですが、踵(かかと)から膝裏に向かってでも、膝裏から踵方向へと向かってでも構いませんが、この記事の全ての技法で同じ方向を使って刺激をしてください。
このラインはふくらはぎの表面にある腓腹筋(ひふくきん)という外側と内側に分かれている筋肉のちょうど真ん中を通ることになります。

2.同じ姿勢のまま、脛(すね)の骨の際(きわ)の部分に膝の内側少し下から内くるぶしまでのラインをイメージしたら、そのラインに沿って、反対側の膝の内側斜め前側にある、脛のお皿のかどを差し込むようにし、膝から内くるぶしに向かって、あるいは内くるぶしから膝に向かって、1と同じ方向で3点から5点押圧していきます。
このラインは脛骨(けいこつ)という幅の広い脛(すね)の骨の横の際を走っています。

脚冷え解消法腓骨縁押圧.jpg

3.1や2と同じやり方で、今度はふくらはぎの外側の際(きわ)に膝横斜め後ろ側から外くるぶしの後ろ側へと頭の中でラインを引いてみましょう。
このラインは腓骨(ひこつ)と呼ばれる骨の後ろの際(きわ)を通ることになります。初めてこのラインを探すときは少しだけむずかしく感じるかもしれませんが、一度押してみると次からはその位置が楽に分かるようになります。このラインも2と同じく、膝のお皿のかどを骨の下に差し込むようにして刺激してください。歩くことが多い方には、わりと気持ち良く感じられる位置のようです。

脚冷え解消法下腿部外側押圧.jpg
脚冷え解消法前脛骨筋押圧.jpg

4. 3では、腓骨(ひこつ)という骨の際(きわ)をふくらはぎの後ろ斜め外側から刺激していただきましたが、ここではその骨に向かって真横から刺激を加えていただくことになります。
膝の真横から外くるぶしを結ぶラインをやはり3点から5点同じ間隔で刺激していただくのですが、3のラインより2センチ程度前に出たところを平行に走っています。そして、触ってみるとそのラインに沿って筋肉のふくらみを線状に感じられるのでかんたんに見つけられるのではないでしょうか?

5.最後は、両脚の役目を交代します。刺激したい方の脚の膝を軽く立ててみましょう。そして、反対の脚の踵(かかと)で、脛(すね)の骨の前側の際から外側に向かって5センチ程度の幅で、膝の前斜め外側から足首の前斜め外側まで走っている前脛骨筋(ぜんけいこつきん)という帯状の筋肉を3点から5点刺激するのです。
余談ですが、脚の付け根の関節や足首の関節の動きが悪かったり、歩き方が悪い方は、この筋肉の力を必要以上に使う癖が付いてしまっていることが多いので、ひじょうに硬(かた)くなっている可能性があります。


1から5までを連続で行っていただければ、ある程度の冷えは解消が可能なはずです。エアコンや最近復活してきた扇風機などで膝から下が冷えてしまったときにも有効です。ぜひともお試しください!

でも、これら一連の押圧をしているときに、「余りにも硬(かた)すぎる」、「痛くて我慢できない」、あるいは「真面目にやっているのに、全く効果が出てこない」などとお感じになられたばあいには、何か隠された原因があるかも知れません。そのようなときには、ぜひとも当院の施療や運動指導をお試しください。

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