腰の上の方が痛い

≪腰全体が痛いとおっしゃる方や腰の片側全体が痛いとおっしゃる方≫に多いのが、≪実際には腰の上の方が強く張ったり、こったりしている≫ケース。

この“一般には知られていないのに、実は、断トツに多い”症例についてかんたんな説明と共にご紹介申し上げます。

ご自身は腰の広い範囲での腰痛を訴えられているのですが、腰全体をチェックさせていただくと≪9割以上の方が、腰の一番上の部分、つまり一番下の肋骨のすぐ下の部分がガチガチにこっている≫

腰の上の方の痛みと腰の下の方の痛み.jpg

ガチガチになっている部分は、親指で1回〜3回押せばカバーできるくらいの小ささ。

でも、メチャクチャなかたさには毎回驚かされてしまう。

それこそ筋肉ではなく骨のかたまりが突然そこに現れたようなイメージ

≪このかたい部分をゆるめるだけで、ほとんどのばあい、腰の広い範囲のつらい痛みや耐えきれないだるさが一気に解消・改善≫してしまう。

このかたさにはいくつかの要素があるため、押したり、もんだりするだけではゆるめるのがむずかしいようです。

当院では、指以外のポイントをずらさず楽に押圧しつづけながらお客さまにその部分を動いていただいたり、逆に特殊な姿勢を取ることでその部分に力が入らないようにした状態で体重を載せる安全な押圧を行うことでとりあえずその部位のかたさを解消することで、腰全体の痛みを完全改善させていただいております。

その後に、腰椎(ようつい)と呼ばれる背骨の腰の部分にある5つの骨の動きの悪くなっているものをすべて元通りに動くようにしてから、胸椎(きょうつい)と呼ばれる背骨の胸の部分に位置している12本の肋骨(ろっこつ)が付いている骨の動きの悪さも完全改善するという手順を取らせていただいております。

当院で考える理由は、≪胸の骨、胸椎(きょうつい)の動きが悪くなり、背中の筋肉がかたくなり、また胸椎の動きをより悪くするという悪循環に陥った状態こそが、腰の上部というか一番下の第12肋骨の真下の腰の一番上の部分がかたくなってしまった原因であるケースがずば抜けて多いから≫なのです。

この≪腰の一番上の部分が強く張っているために腰の片側全体、あるいは腰の両側全体に広い範囲で痛みを感じていらっしゃる方で、その原因が背中にあるという状況≫は、10年から15年以上の長い年月にわたってデスクワークをつづけて来られた男性会社員の方にひじょうに多いと言えるでしょう。

また、デスクワーク経験の短い男性会社員や女性会社員の方であっても、さまざまな理由により姿勢に気を使いすぎてこられた皆さま

個人的な印象になりますが、≪姿勢を気にするあまり、背中の骨の動きが悪くなったり、あるいは体の前側の筋肉がかたくなっているために猫背で胸をとじている悪い姿勢を、背中の筋肉を使って無理に背中を伸ばして胸を開こうと頑張り続けていらっしゃる方々もデスクワークのベテランの皆さまとおなじ腰痛タイプの腰痛で苦しまれていらっしゃるケースが多い≫と考えております。

また、接客業を長年つづけてこられた皆さまに多くいらっしゃるというのも、体の後ろ側の筋肉を酷使しすぎることが多いからだと考えております。

この記事のテーマからはズレてしまうのですが、この背中の問題は当院のもうひとつの専門である≪肩こり・首こり・肩甲骨周りの背中上部のこりや痛みや問題≫の原因ともなっているのです。

では、「背中の上の方の痛みを改善して再発を防止するにはどうするか?」ということになりますが、セルフケアだけで解消するのは≪言うは易し行うは難し≫

理由は2つ。

1.プロの指圧師やマッサージ師の方ならともかく、一般の方が押してもゆるめるのはむずかしいから。

Th11&Th12 の表示入り骨格写真.jpg

2.このガチガチのこりができる部分が、第12肋骨という古武道では常識的に狙うことが多い、とても折れやすいうえ折れた骨が内蔵に刺さる可能性もあるひじょうに危険な弱い骨*であるから。

*肋骨は全部で12本あり一番上の第1肋骨から第10肋骨までは、胸椎という背骨の背中の部分にくっついているだけでなく、その先端は体の胸の部分で胸骨(きょうこつ)と呼ばれる胸の真ん中にある縦長の骨にしっかりとくっ付いています。

後ろと前の2か所でしっかりと固定されているのですが、第11肋骨と第12肋骨という下の2本の肋骨は、写真でご覧になれるように短かい。

背骨には付いていますが、先端は体の前まで届いておらず浮肋骨(ふろっこつ)という名前が付けられていることでわかるように不安定に浮いた状態のままなので折れやすいのです。

ご自身で対処しようとせずに、専門家による施療や治療を受けていただくのが一番だと思われます。

また、どこがこっているか正確にお分かりのばあいには、「治療院だから良いだろう」とか「安いからだめだろう」と判断せずに、受ける場所やスタッフの資格などにはこだわらず、とにかく経験が豊富な按摩・指圧・マッサージ師の方かベテランの押圧師にお願いして安全、かつ正確に問題のポイントをゆるめていただくことをおすすめします。

最近いただくことが多い、≪『どの名前の治療院、施療院などが良いのか?や『料金がリーズナブルなリラクゼーションマッサージやリラクゼーション押圧整体ではダメなのか?という種類のご質問にもできる範囲でお答えさせていただきました。

ご参考になさっていただければ、うれしいです。

マッサージやもみほぐしを受けても良くならない腰全体の広い範囲の痛みやひどいだるさ、あるいは腰の片側が広い範囲で気になり続けていらっしゃる方、当院までお問合せください!

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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
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