お尻歩きをしよう!⇒骨盤の歪(ゆが)みがすぐにわかる−Ⅱ:その効果とは?
今回は腰痛とは直接関係のないお話となりますので、腰痛とお尻歩きの関係について興味をお持ちの皆さまはこの記事をスキップし、お尻歩きをしよう!⇒骨盤の歪(ゆが)みがすぐにわかる−Ⅲ:当院での考え方と対処法をご覧いただければと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪お尻歩きの効果≫にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここ10年ほど女性の間では有名なお尻歩き。
様々なことが言われています。
代表的なものだけでも
・下半身太りが解消できる
・ヒップアップできる
・ポッコリお腹が消える ←内臓下垂(ないぞうかすい)防止になる骨盤底筋(こつばんていきん)のトレーニングになるから
・女性がお困りになることが多い3大問題の下半身の冷え&浮腫(むく)み・便秘・生理痛が解消したり軽くなる
・ダイエットに最適 ←インナーマッスルが鍛(きた)えられるので座っているだけでも痩(や)せるから(?)
やはり女性を対象としてのお尻歩きブームのようですね。
これらの効果、間違いも嘘(うそ)もないのですが、ほかのエクササイズで言われる効果とおなじていどのイメージで受け取った方が良さそうです。
正しい方法で長期間つづけることが必要となるのですから。
たとえば、
・ウエイトトレーニングや体幹トレーニングをするとただ座っているだけでもエネルギーを消費するようになるから痩(や)せる。
・ストレッチをすると血流とリンパの流れが良くなるので、浮腫(むく)みは消えるし、冷え性が治る。
ウエイトトレーニングや体験トレーニングについては、つうじょうの筋肉やとすっかり言葉として一般的になったインナーマッスルが体に付いたら痩せるということ。
つまり、トレーニングをしたから痩せるのではなく≪アウターマッスルやインナーマッスルが付いたら(=筋線維が太くなったら)、車で言えば燃費の悪い体になり、コンスタントにエネルギーを消費するようになるから楽なダイエットになるはずだ≫という意味。
ストレッチもそれをするからではなく≪ストレッチをして筋肉がやわらかくなり血管とリンパ管への圧迫がなくなった時点で浮腫(むく)と冷え性が改善する≫ということなのです。
申し上げたかったのは、お尻歩きの効果も、1日に5分や10分ていどやってみてもあまり効果は期待できそうもないということだけだったのですが、話がずれてしまいました。
今回の結論ということでもないのですが、もしお尻歩きをやって何らかの効果を感じられたら、そのままお尻歩きをつづけていただいて問題無し。
でも、お尻歩きをきっかけに、その分野の専門家の指導を受けながら、ジムやスタジオやセミナーやお教室などで、ご自身が興味をひかれる様々なエクササイズやストレッチ系の運動を始めていただきたいというのが当院からのおすすめなのです。
次回はこのシリーズの最終回、お尻歩きにたいする“当院での考え方と対処法”についてご紹介させていただきます。
ご期待いただければと思います。
⇒ お尻歩きをしよう!⇒骨盤の歪(ゆが)みがすぐにわかる−Ⅰ:やり方はこちらへ
⇒ お尻歩きをしよう!⇒骨盤の歪(ゆが)みがすぐにわかる−Ⅲ:当院での考え方と対処法はこちらへ