バリスティック・ストレッチング 

昔の柔軟体操のように反動を使って筋肉を伸ばす方法ですが、スタティック・ストレッチングが主流になるに連れて嫌われ始めてしまった手法でもあります。 

百害有って一利無しという扱いを受けたこともありましたが、その効果が再び認められて復活をとげているようです。 

私たちが子どもの頃、夏休みに毎朝通ったラジオ体操やサッカー選手が行っているブラジル体操などもバリスティック・ストレッチングに分類できるでしょう。 

昔とは違って体をやわらかくするためというよりも、ウォームアップ、つまり準備運動で使われているようですね。 

利点は、あるていどのストレッチング効果に加えて反射力や反応を高めることができるから。 

スタティックストレッチングのところで防がねばならないと申し上げた伸張反射(しんちょうはんしゃ)という体の現象も利用しているからなのです。 

ここでは、スタティックストレッチングでは最大の敵(!?)となる、“筋肉のある部分が引っ張られすぎると切れそうになったと思い込んで、筋肉の本体を一瞬にして縮めてしまう伸張反射”を逆に活用しているから効果が得られるのです。 

そのため、脚のばあいなどうまく行なうと蹴ったときに、脚がグーンと伸びたように感じたり、脚が関節から離れて飛んでいってしまうような感覚にとらわれることさえあるほどです。 

でも、筋肉自体を伸ばすという点だけ見れば、スタティック・ストレッチングよりも数段落ちることは仕方ないといえるでしょう。 

専門家の先生方からは、的外れな考えだとお叱りを受けるかも知れませんが、「筋肉を伸ばすというよりも、『動かしたい筋肉の神経を刺激して一時的にその筋肉を活性化させることで競技のパフォーマンス性を高める手法だ』と考えるとわかりやすい」のではないでしょうか? 

また、ある時期嫌われつづけていた原因でもあったのですが『反動を付けて伸ばすために、十分に指導を受けて正しく実施しないと、簡単に筋肉や腱(けん)に損傷(そんしょう)や障害を引き起こしてしまいかねない』という大きな危険性をはらんでいることを忘れるべきではないでしょう。 

基本を指導してくれる方がいないばあいには、大きな反動をもちいることは厳禁。動かしたときに関節へと軽い振動が伝わるていどにとどめておく方が安全です。 

当院の再発防止プログラムでは、アスリートや競技者のお客さまからのご要望がない限りは、別の記事でご説明申し上げている“ダイナミックストレッチング”をご指導申し上げております。 

より意識を集中して使うことで正確に別のタイプの体の反射を引き出せるためと、一切の反動を使わないのでより安全性が高いというのが、その理由なのです。 

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