脚のケアの方向(経絡のこすり方付き!?

メールでいただいたご質問ですがQ&Aの形式はやめ、皆さまがじっさいに試していただける形に変えてご説明申し上げます。

日々の脚のケアにプラスアルファしていただけば、ムクミ解消や冷え取り効果がアップしてくれるはず。

 女性の皆さま、ご活用いただければと思います!

 脚の付け根からつま先に向かってマッサージしたりこすり下げたりする方法を遠心性(えんしんせい)とか東洋的とか呼ぶ方もいらっしゃいますね。

このように行行われるばあいには、心臓からでた血液を体の末端にまで送ってあげるのを手伝うという感じでやると良いのではないでしょうか。

もし、あなたが気を感じられたり、気の存在にたいして肯定的な考えをおもちならば、体にたまった疲れや悪い気を体の中心側から末端へとじょじょに送り、最後には足先から悪いモノを出してしまうというイメージでやってみるのもおすすめですね。

つま先から脚の付け根に向かって揉んでいったり、指などで押したり、こすり上げたりする手法は求心性(きゅうしんせい)や西洋的とおっしゃるばあいもあります。

こちらは逆に、体の末端まで送られてきた血液とそれに連れられて流れてきたリンパ液を心臓に戻してあげるという考え方でOKなのでは?

血液の流れに引っ張られて流れるといわれるリンパですが、もしムクミがあれば、そのムクミの中身を血液と一緒に心臓方向へと送り返しているというイメージをもちながらやってみましょう。

でも、どちらのやり方でも“一方通行”を守ってくださいね

下へこすり下げたり揉みおりたり、手の指などで押しながら下がったら、一度手を離し元の位置へと戻ってから同じようにまた下がっていきます。こすり上げたり揉みあがるときもおなじです。ぜったいに上下方向に連続で動かさないでくださいね!

小さな部分で上下に往復をつづけていると、その部分で血液が渋滞を起してしまうと考えると分かりやすいでしょう。

さあ、ここで問題となってくるのが、わりと根強い人気を誇っている経絡をベースにその方向性を考えてしまう方です。

最近では経絡を通して全身に気を巡らす方も増えてきているようですね。昔は、マニア扱いされたものです…というのは余談ですが。

個人的には正確に経絡をとらえてそこを指の腹などでこするのでなければそれほど気にすることはないと思いますが、せっかくいただいたご質問ですので直球でお答えさせていただきます。

基本となるのはそれぞれの経絡の陰陽(いんよう)です。陰の気は大地から天へとあがり、そして陽の気は逆に天から地へとさがってきます。

人間はその陽の象徴ともいえる天と陰の地の間に存在しています。ですから天地の間に軽く脚を開いて立ち、両腕を万歳するイメージで上にあげてみてください。両手のはばは両足のはばくらいにしてみましょう。

このときに、陰の気は足から脚を通り、腰を通り、体を通り、腕を通って指先から出て行くとイメージしてみましょう。逆に陽の気は指先から足先に向かってさがると考えるとどうでしょうか?

座っても、寝ても、この気の流れの方向は変化せずに同じであるとすると、かんたんですね!

ここでは脚には6本の経絡が走っているという標準的な前提でお話させてください。もし、手足それぞれに12本づつということでしたら、それぞれの陰陽にしたがって陰の経絡はつま先から脚の付け根に陽の経絡は脚の付け根からつま先に向かってこすってください。

ここで登場する陽の経絡は3つです。
脚の前側の斜め外側部分を走っている胃経(いけい)とだいたい脚の裏側の真ん中あたりを走っている膀胱経(ぼうこうけい)、そして脚の真横外側の走る胆経(たんけい)です。
それぞれの経絡の本名(?)は、手の陽明胃経、手の太陽膀胱経、手の少陽胆経ですが、その陽のレベルによってこする強さを変化させるという考えはマニアックすぎると思います。
強すぎて痛みを感じる直前の強さ、あるいは気持ち良く感じる強さで脚の付け根側からつま先側へとこすってはいかがでしょうか。

陰の経絡も3つあります。
脚の内側の前寄りを走る脾経(ひけい)、脚の裏側の内側寄りを走る腎経(じんけい)、脚の内側の裏寄りを走り途中で内側へと走る肝経(かんけい)
正式名称は足の太陰脾経、足の少陰腎経、足の厥陰肝経です。

さいごに、私が一時行っていた自己流の経絡こすりケア(?)を紹介しておきます。これは、経絡の刺激に敏感で、どうしても経絡やつぼと関連したケアをしたいという、ごくたまにいらっしゃるお客さまにもご指導申し上げているセルフケア方法を少しシンプルにしたものです。

かんたんですので、一度お試しいただき、気に入られたらしばらくおつづけください。

右脚には右手を、左脚には左手を使いましょう。

右脚のばあいには右手を外側から脚太ももの付け根の辺りにあてます。そのときに四本の指は軽くそろえその指先が太ももの裏側の外側から半分ぐらいのところにあて、親指だけは軽く離れた状態で太ももの前斜め外側にあてるようにします。

そのまま手を足首あたりまで滑らせておろしていきます。気持ち良いていどの強さで手を押し付けながらゆっくりとさげていくと良いですよ。

これで、陽の経絡が3つとも刺激できるはずです。

左脚も左手をつかって同じように上から下へと向かってこすりさげていきます。

今度は、陰の経絡3つをまとめてこすりあげてみましょう。

右足首を左手で内側から触れてみます。このとき親指の先端が脛(すね)の骨に乗っていて、軽くそろえた四本の指先がふくらはぎの半分から少しだけ内側に位置しているようにします。

そのまま、脚の付け根に向かってゆっくりと手でこすりあげます。

両方共に、ゆっくりと行うならば2〜3回でじゅうぶんですし、すばやく行うならば5〜6回といったところでしょうか。
温かさや気持ちよさを感じたらそこでストップして大丈夫。ここで記した回数はだいたいの目安に過ぎませんし、効果は個人差が大きいのであまり気になさらないでくださいね!

今回の内容を、“足首から先のの冷え解消法” 、“膝から足首までの冷え解消法” 、“脚の付け根から膝までの冷え解消法” 、“手軽にできるお尻のストレッチング”などの記事でご紹介申し上げた方法と合わせて試してみてください。

以前されたときよりも、冷えやコリやムクミにたいする改善効果がより高まるはずです。

ストレッチングや体操をやったけれど、趾・足・脚を揉(も)んだけれど、足裏のリフレクソロジーをやったけれど、それ以外の脚のセルフケアをしたけれど、冷えやこりやムクミや下半身太りが解消できないとお悩みの皆さま。

たぶん、隠れた本当の原因があるはずです。当院の施療でその根本的な問題を解決改善なさってから、セルフケアを行うことで今までの数分の1の努力と時間で数倍以上の効果が得られます。

冷えやムクミが他の大きな問題を引き起こす前に、

ぜひとも、当院の施療をお受けいただければと思います。

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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
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