以下は、ふくらはぎの攣()りと腰痛の関係に付いて当院にメールでご質問をいただいたものです。
しかし、ちょうど回答作成時にNHK総合テレビで2012年4月25日放映の“ためしてガッテン”の“痛ッ!“足がつる”に隠れた危険な病とは?”において、腰痛の原因ともなる脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさくしょう)の代表的な症状である間歇跛行(かんけつはこう)が起こる閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)に付いて解説されました。
そこで、この2つの病気の間歇跛行の違いに付いても説明を加えてご覧いただくことにいたしました。

Q.腰が悪いと“こむら返り”するというのは本当でしょうか? 学生時代の部活以来ふくらはぎのストレッチが習慣になっているのですが、左ふくらはぎだけ攣(つ)ることがあります。また、肉離れも左ふくらはぎだけ2回やっています。
確かに腰は痛くなったり、だるくなったりしますが、長くても4〜5日で治るし、ふつうは翌日には治っています。

A.腰の影響でふくらはぎが(つ)ることが多くなったお客さまも多くいらっしゃいましたが、私のケースも含めて 、いわゆる“攣(つ)り癖”が付いてしまっていた方もやはり多くいらっしゃいました。

 腰から出ている神経が影響する部分だからということもあるでしょうが、それ以外にも痛い腰を無意識にかばう癖があ るために本来のただしい歩き方ができなくなってしまっているというケースも考えられます。ですから、先ずは攣(つ)りや すいふくらはぎを柔軟にする習慣を付けていただきたいのです。

 さっそくですが、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋(ひふくきん)とひらめ筋のストレッチングと、できれば太ももの裏側の 筋肉である大腿二頭筋(外側)と半腱様筋・半膜様筋(内側)という筋肉のストレッチングを朝晩行って様子を見てい ただければと思います。

 インターネットでストレッチングのやり方を検索なさることを想定して、筋肉の名前を細かく記しましたが、スポーツ 雑誌や一般向けの雑誌の健康記事のばあいには、ふくらはぎのストレッチと記されているものと太もも裏の筋肉のスト レッチ、あるいはカタカナでハムストリング(ハムストリングス、ハムストなどとも呼ばれます)のストレッチと書か れているものを行ってください。

 たいへん失礼かも知れませんが、私自身もそうでしたが「ストレッチが得意」とおっしゃる方の中には正しいフォーム で正しい動きや呼吸や脱力方法とは異なる経験主義的な手法で行っていらっしゃる方も見受けられます。この機会に、 インターネットや書籍やDVDなどを参考になさって、ストレッチングの復習をなさってはいかがでしょうか?

 そして、正しいストレッチングをある程度の期間続けて、ふくらはぎと太ももの裏側が柔軟(じゅうなん)になってき たことが実感できるのに、それでもまだひんぱんにふくらはぎが攣(つ)るようであれば、腰の状態を専門家に相談な さると良いと思います。

 軽いとは言え腰痛をお持ちのようですので、もしふくらはぎの攣(つ)りがストレッチングにより完全改善したとしても 、次回腰が痛くなったり違和感を感じられたら、その時には専門家に腰の状態のチェックと対処を依頼なさるようおす すめいたします。

お答えは以上ですが、今から5日前(2012年4月25日)にNHKテレビのためしてガッテン『痛ッ!“足がつる”に隠れ た危険な病とは?』をご覧になっていらっしゃるかも知れませんので、その内容に付いてもコメントさせていただきま す。

 先ず、番組中に足が攣(つ)る3つの主要原因として挙げられていた「冷え」「運動」「脱水」という件ですが、その通 りだと思います。理論的にも、体験的にも納得できますので、なるべく冷やし過ぎないようにして、水分摂取を心がけ 、運動による疲れを強くお感じになったときには、入浴やストレッチング等々で早めの疲労回復をはかっていただきた いと思います。

 閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)で脚の切断につながるという件は、当院の専門ではありま すので個人的なコメントは避けさせていただきます。

 ただし、当院で施療をお受けくださるお客さまのひじょうに多くの方々が、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさく しょう)による間歇跛行(かんけつはこう)という『ある程度の距離を歩くと脚がだるくなり、酸欠状態のようになっ てしまうために歩けなくなるが、しばらく腰を前に曲げた姿勢で休んでいるとまた歩けるようになる現象。症状が進む につれて、腰を曲げて休むまでの距離がだんだんと短くなっていく(当院で通常ご説明する見解)』状態で苦労なさっ ていらっしゃいます。

脊柱管狭窄症”についてくわしくはこちらへ


問題は、この間歇跛行という症状が、閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)でも生じる点にありま す。

 ためしてガッテンでは、『ベッドにあお向けに横になった患者さんの足元からお医者さんがアキレス腱辺りを下から支 えて両脚を持ち上げた状態で、足首を曲げたり反らしたりしてもらった後の足の色が白っぽかったら閉塞性動脈硬化症 の可能性がある』といった主旨(しゅし)の説明がなされていました。

当院のサイトやこの記事をご覧になってくださる皆さまは、ほとんどの方々が腰痛や腰に問題を抱えていらっしゃいま す。そして、またそのうちの多くの方々が脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)に対して不安をいただいて いらっしゃるのです。それだけでも大変なのに、今度は脚の切断にまで進行する怖い病気までかかわってきたらたまり ません。
でも、以下の簡単なチェックによりだいたいの区別は可能ですので、間歇跛行(かんけつはこう)でお悩みの方はぜひ とも最後までお読みください。

  腰部脊柱管狭窄症 閉塞性動脈硬化症
腰の痛み ×
動いていない時の脚の痛み ×
歩いているときの脚の痛み
脚の冷え感
脚の痺れ感 
脚の色 普通 白っぽい
足の温度 普通 冷たい
自転車運転時の脚の痛み ×
足の脈 ×


これは“院長のプロフィール”にも記した、7〜8年前に脊柱管狭窄症とのことでいくつかの病院で検査や診断を受け たときに、2ヶ所でいただいた説明資料の言葉を分かりやすく変えたものです。

 この中でチェックに使いやすく分かりやすいのは:
腰が痛いか痛くないかという点ですね。痛ければ脊柱管狭窄症、痛くなければ閉塞性動脈硬化症の可能性。

 寝ていたり、動いていないときの痛みでもチェックできます。痛ければ閉塞性動脈硬化症の可能性有り。脊柱管狭窄症 では、安静時には痛みが気にならないのが一般的です。

 足首から先の部分の色でもチェック可能です。みょうに白い感じがすれば閉塞性動脈硬化症ですが、脊柱管狭窄症では 色は変わりません。

 足首から先の部分の温度ですが、触ってみて冷たければ閉塞性動脈硬化症の可能性がありますが、脊柱管狭窄症では血 行に変化はないので左右の足の甲や裏などを触っても同じていどの温かさを感じるはずです。

 いちばん分かりやすいのが自転車ではないでしょうか? 自転車に乗ったとき痛いか痛くないかは重要なチェック基準 になります。自転車を普通にこいているだけなのに痛くなってしまえば、閉塞性動脈硬化症の可能性が高いですね。

 当 院の院長は“自転車は脊柱管狭窄症の友”と呼んでいるくらい自転車は便利なものです。年配のお客さまの多くが真顔 でおっしゃるのは、『歩くのはだめだけれど、自転車ならばどこまでも、永遠にこいでいける(!?)』くらい問題はない のです。

 現在この記事をご覧の皆さまはほとんどが腰痛で色々と悩んでいらっしゃる方のはずですので、間歇跛行(かんけつはこう)で困られていらっしゃる方もおいでだと思います。簡単にできるチェックですので、念のために閉塞性動脈硬化症で はないことはご確認なさっておいてくださればと思います。

間歇跛行(かんけつはこう)でお困りの方へ:
手術を決断なさる前に、ぜひとも当院の施療をお試しください。多くの方々が完全改善なさっていらっしゃいます。

 このサイトを熱心にご覧いただいてくださっていらっしゃる足部反射療法とリフレクソロジーの先生が数名いらっしゃ るとお聞きしました。
最後に、先生方にに向けてのひとことを付け加えさせていただきます。ご存知でしたら復習の意 味でお読みいただければと思います。

施療をなさったときに、内くるぶしのかかとに一番近いヶ所(反射区の50.前立腺・子宮と52.直腸・肛門(痔疾)のつな ぎ目辺りというか38.内側の股関節の後ろ側ですね)を軽く圧迫してみてください。もし、脈が打っているのが感じられ なくて、且つ反対側の足とは異なり、その足だけが色が白かったり、冷たかったら上述のこともお尋ねしましょう。
も しクロであったら、病院での受診をおすすめになられてはいかがでしょうか?

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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
「関節内部機能回復調整法」という特殊な技術と「10数種類に及ぶ特殊なストレッチング」を用いて、無痛で痛みと動きを改善いたします。
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