ビールマン&キャンドルポジションのためのセミナー☆肩と胸と腹部のストレッチ”開催報告レポート

2016年11月23日(水) 16:30〜18:00新宿区内のスタジオ・ノガラさんにて、ビールマン&キャンドルポジションのためのセミナー☆肩と胸と腹部のストレッチ”の講師をつとめさせていただきました。

事前にコントーション・サークル「ノガラ」の主宰者であるMoco先生よりご依頼のあった肩と胸と腹部という広いゾーンに対して、講師の施療やストレッチング指導、そして数少ないとは言え、ビールマンポジションを取るための指導経験をベースに、具体的な筋肉とその伸ばすべき部位の詳細と追加部位を提案し内容のすり合わせさせていただくことからセミナーの具体的な準備は始まりました。

体の4つのゾーンにある5つの筋肉の8部位に対し、個別にストレッチすることをご提案申し上げた次第です。

*集中して伸ばす筋肉自体がビールマンポジションを楽に取るためのノウハウやコツである可能性もございますので、今回記事では割愛させていただくことにいたしました。ご興味をお持ちの皆さまは、コントーション・サークル「ノガラ」様のレッスンにご参加いただくようおすすめ申し上げます。

講師が不思議に感じたのは、もっとも重要なはずである股関節周りのストレッチングのご希望がなかった点。

考えてみれば、股関節に付いてはありとあらゆるストレッチング方法を研究なさっていらっしゃっているので取りあえずはそれ抜きでということだったようです。

今回のセミナーが、良い意味ではありますが、一風変わった感じがしたのは、参加下さったスタジオの指導者やインストラクターの先生方だけではなく、一般の練習に参加なさっていらっしゃる皆さま方でも、自分自身で行うアクティブ(いわゆるセルフ)のスタティック・ストレッチングはすでに正しく実施されていたという点。

そこで、指導させていただくストレッチングは2種類といたしました。

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1.1つの筋肉を細かく分けてその部位に神経を集中して行うスタティック・ストレッチング

ゾーンで伸ばしていて効果が出なかった部分のうち、伸びないという問題を生じさせている小さい部位を知り、そこをピンポイントで伸ばす方法を体で覚えてもらったのです。

すでに皆さんご存知であるスタティック・ストレッチングの基本の確認と再認識をしていただくことからスタートいたしました。

かんたんにご紹介するならば、

≪ゆっくりと、伸ばすところを意識しつつ、吐く息と共に力が抜けていくイメージを持ちながら、30秒間から40秒間、脱力状態のまま、正しいストレッチングの姿勢を保持する≫

というもの。

2.≪結果的に2回で合計8時間かけて指導者向けのコースで2回に分けて理論と実践を学んでいただいた特殊な脊髄反射を利用したストレッチング≫の中から効果がありながらも簡単な種類のもの(具体的には、火水流整体術院の逆さエクサでした)

脊髄反射を利用したストレッチは、危険性をはらんでいるにも関わらず、現在でも未だに一番使われている方法。

奇跡の技ではなく誰にでもできる方法だと、そして何よりも安全に使えるようになってお帰りいただけたのではないかと考えております。

ふだんのコントーションのクラスではおなじみのブリッジをした状態でのストレッチング”という皆さまがご存知で、かつ一度にできるだけ多くの筋肉を動員することで集合筋運動を行うことにより、通常よりも数段高い柔軟効果を得る目的で利用させていただきました。

火水流整体術院では、すでに5回以上の入門セミナーを実施した©逆さエクサ”をブリッジ動作で実施したとも言い換えられるのではないかと思われます。

限られた時間内で最大の効果を引き出すために必須の重要ポイント2点とお体の安全を確保するための2点の合計4点を強調しながらも、理論的な説明はすべて省略し、実践的な実技の反復のみを実施することで、この4つのポイントをふくめてやり方を体で覚え込んでいただいたのでした。

個別の筋肉の名前とその部位は割愛いたしますが、以下のストレッチングを一緒に覚えていきました。


1.胸部にたいする壁とテーブルを用いた3種類づつのストレッチング

2.腕の裏側2カ所と脇の下の2カ所の合計4カ所を連続で伸ばしていく方法

これに付いては最初に、こまかく個別に正しいストレッチング方法を覚えてから、連続したひとつの流れの中で行っていただきました。

3.補助運動:腕襷(うでだすき)やBack Grip(バックグリップ)と呼ばれる方法に脊髄反射を加えた方法のご紹介

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4.脊髄反射を利用したブリッジ・ストレッチング(意識する部位、力を入れていく順番、呼吸の維持、入れるべき力のていど等々の注意点を含む)

5.脊髄反射を利用したお腹のストレッチング:お腹のスタティック・ストレッチング4種類

6.5に組み合わせるお腹の同じ部位の筋肉をちぢめる筋肉の長さが変化しないエクササイズ

7.お尻の骨で正しく椅子に座った状態で行う背骨と体の側面の2種類のストレッチング

ひじょうに盛りだくさんの内容でしたが、ストレッチングのご経験が豊富な参加者の皆さまは最後まで頑張って反復練習をしてくださいました。

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参加者の皆さまへ:

祭日で本当はゆっくりなさりたかったはずなのに(?)、セミナーへとご参加いただきありがとうございました。

再確認のうえで守っていただきたくお願い申し上げるのは、以下の3点になります。

・胸・肩・お腹のスタティック・ストレッチングでは、必要な部位(≒苦手な部位)のみ行い、十分にやわらかい(≒伸びやすい)部位はストレッチングしない。

・≪呼吸・脱力・30秒〜40秒間保持・ゆっくり始めてゆっくり終える≫というスタティック・ストレッチングの基本を厳守。

・ブリッジストレッチングでは、とくに呼吸を続けることは苦しいですが、≪呼吸の維持(絶対に息を止めない!)・力を入れる順序を守り、その都度その部位を意識する・入れる力は最大でも半分≫

万が一にも、脊髄反射を利用したストレッチングのやり方が分からなくなってしまったり、ブリッジストレッチングの具体的な手順をお忘れになったときには、Moco先生とERi先生が理論も含めて実技は十分にご存知ですので、参加なさっていらっしゃるクラスの時にでもお尋ねいただければと思います。

今回のセミナーの内容が皆さまのコントーション、ならびにご専門の分野でお役立ていただけるよう強く願っております。



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当院では杉並を中心に腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々をはじめ、様々なお客さまへの実績がございます。
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