左右の“脚の長さ”の違いについて−1

このブログ記事を書かせていただくきっかけとなったのは、以下のご質問をいただいたことでした。

“治療系の整体が好きで評判の良さそうなところへはけっこう行っている方だと思います。
「足の長さが違っているから矯正しないと大変なことになる」というようなことをなんどか言われ、その度に矯正してもらいました。
いつも違う場所でやってもらいましたが、少し気になっていることがあります。
一応、矯正してもらった時には、足の長さは揃っているようです。
でも、本当に足の長さが違っていることがあるのですか?
火水流整体術院でも足の長さの違いを治すことはできますか?
足の長さが違っていると腰痛になったり、他の問題が出るということは本当ですか?
足の長さの違いについていろいろと教えてもらいたいです。
お願いします。”

質問をいただいた直後に、直接メールでかんたんにお答えしました。でも、このご質問のことはその後ずっと気になっていました。

ご質問中、ひと言では片付けてしまうことができないいくつかの重要なポイントがふくまれていたからなのです。

今回と次回の2回に分けて、「一般的に“足の長さ”と呼ばれる“脚の長さ”の意味」、「本当の脚の長さの測り方」、「本当の脚の長さは同じなのに、一見すると脚の長さが左右で異なるのはなぜ?」、「脚の長さが違ってしまう原因は?」、「骨盤の歪(ひず)みは危険か?」、「火水流整体術院の骨盤の歪みにたいする考え方と実際の施療方法」といった問題点について、何点か思いつくままお話させていただこうと考えております。

前置きが長くなりましたが、本題に入らせていただきましょう。

ご質問中、“足の長さ”とおっしゃっていらっしゃるのはふとももの付け根からつま先までのことだと思われます。ですが、一般的な意味合いで申し上げると、“足”は足首から先の部分を、そして“脚”はふとももの付け根から足首までの長い範囲を意味します。このブログ記事の中では“脚(あし)の長さ”という言い方を使わせていただくことにします。

ところで、脚の長さはどのように測ってもらったのでしょうか?

脚の付け根の外側にあるグリグリとした出っ張った骨と同じ脚の足首の上にある外踝(そとくるぶし)との間の距離を巻尺やメジャーで測ってみてください。

左右の長さを測ったら2つの数字を比較してみましょう。同じはずです。

 もし違っていても、事故や手術で脚の骨が短くなってしまったり、人工関節と置き換えをしていない限り、原因のほとんどは測り方が不正確だったにすぎないはずです。

ふとももには、うえは骨盤にはまり、下は膝にまでとどく太い骨が1本あります。大腿骨(だいたいこつ)と呼ばれる骨ですね。

そして、膝から足首までの間には、スネの前の内側にある幅が広い骨とふくらはぎの外側からさわれる細めの骨の2本があります。

 このように測定したふとももと膝から足首までの骨の長さの合計が脚の長さと言われているものです。専門的には、足ではなく、脚の漢字が使われて、脚長(きゃくちょう)と呼ばれる脚じたいの長さの測り方になります。

これが本当の脚の長さと言っても良いのではないでしょうか?

この長さの測り方はかんたんにできますので、メジャーや巻尺が手元にあればご家族やお友だちの脚の長さを一度測ってみてはいかがでしょう?

 脚そのものの長さには、左脚と右脚の長さに差は無いということがおわかりになれるはずです。

「でも、ふつうの脚の長さのチェック方法では脚の長さは違っているのに変じゃないの????」と納得がいかない方がいらっしゃるかも知れませんね。

『脚の付け根から足首までの脚の長さじたいは長さが一緒』であるばあい、可能性として考えられるのは、その先か手前か真ん中の部分の問題や関節のズレということになります。

その先というのは足首から先の問題ということになりますが、足首の関節が開いて伸びているというのは考えにくいので、足首からつま先までの部分である足じたいが左右で大きさが違うとご理解ください。

 もし、事故や手術で大きさが変わってしまったということがない限りは、かかとの部分、あるいは足全体がムクんではいませんか? 

まん中というのは、膝の関節の間が広がったりせばまったりということ。このばあいは、脚じたいの長さをくらべてわかるはずですからここでは無関係ですね。

そして、当院の経験からいっても、また昔から整体の世界で言われ続けてきている『脚の長さの違いの原因』をその伝統的ないくつかの矯正方法から探ってみても、脚の長さが違って見えるいちばん多い原因は「骨盤の左右や上下や前後のアンバランス・ズレ・変移・歪(ひず)み等々と呼ばれているもの」なのです。

問題はそれらが組み合わさって3D(スリーディー)というか縦・横・前後の3つの方向でのバランスのくずれが組み合わさっているので複雑な歪みであるような感じを受けてしまうのです。

その中でも当院のお客様の中でいちばん多くいらっしゃるのが、骨盤の左右の骨が片方は前に、もう一方は後方に少し回ってしまっているケース。そして、その状態が硬くなった筋肉によってしっかりと固定されてしまっている…

このばあいも、脚じたいの長さは左右で同じでも、見た目の脚の長さは大きく違ってしまう。骨盤の見た目の高さは左右で同じなのに、脚の長さには大きな差が生じているのです。

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