この記事は“よくあるご質問 Q&A”のページにあったものですが、その性格上、当ページ“お役立ち情報”に含めた方が良いとのアドバイスをいただきました。
確かにその通りですので、ご助言に感謝しつつ、当ページへと移動させていただきます。

Q. ふくらはぎには下腿三頭筋(かたいさんとうきん)という3つの筋肉があるそうですが、どの筋肉をストレッチングするのが効果的ですか?
また、どのようにしてストレッチングすべき筋肉を見つけるのでしょうか?
それとも、全ての筋肉をストレッチングすべきでですか?
ストレッチングに詳しい友人によれば、「分からなければ、ふつうのアキレス腱のストレッチングをすれば良い」とのアドバイスも受けましたが、いまひとつ意味が分かりかねます。

A.下腿三頭筋(かたいさんとうきん)とは、ふくらはぎにある3つの筋肉をまとめて呼ぶ名称で、表面にある腓腹(ひふく)筋2つとその奥にあるひらめ筋1つの合計3つの筋肉のことです。

最初に、表面にある腓腹筋に問題があるのか、その奥にあるひらめ筋が問題なのかのチェックしてみましょう。

腓腹筋チェック法.jpg

膝を完全に伸ばした状態で足首を足の甲の方向へと曲げてみてください。そのときの足首の動いた角度とふくらはぎにどんな感じがしたか覚えておきましょう。これは、表面の筋肉である腓腹筋(ひふくきん)に問題があるかどうかチェックするための方法です。

つづけて、今度は膝を曲げた状態で足首を足の甲側へと曲げてみましょう。こちらは、ふくらはぎの奥の方にある筋肉で、ムニエルで有名な舌平目というかシャモジを縦にしたような形をしているひらめ筋という筋肉の状態チェックです。

ひらめ筋チェック法.jpg

そして、そのときの足首の動いた角度とふくらはぎの感じを膝を伸ばして足首を動かしたときと比較してみます。

足首が曲げにくく、ふくらはぎにより引っ張られ感が強かった方の筋肉がより硬(かた)くなってしまっている可能性があります。そちらの筋肉をストレッチングすると良いでしょう。

せっかくですから、表面に2つある腓腹筋のどちらをストレッチングすべきかのチェック方法も紹介させてください。

立ったままでおこなう、いわゆる“アキレス腱のストレッチ”という言葉で知られているストレッチングをやってみましょう。
たぶん、伸ばす方の脚のつま先はまん前を向いているはずです。このときふくらはぎの外側と内側のどちらにより引っ張られ感がありますか?
より強く引っ張られるように感じた側の筋肉が縮んでいるはずです。

腓腹筋(ひふくきん)の外側、正確には腓腹筋の外側頭(がいそくとう)と呼ばれていますが、そちらに問題があれば、つま先を内側に向けてストレッチングしてください。

腓腹筋の内側である腓腹筋の内側頭(ないそくとう)が縮んでいる場合には、後脚のつま先を外側に向けてストレッチングをします。

以上のチェック方法を行ってみて、とくにどの筋肉だけが縮んでいるということがなければ、後足のつま先はまん前を向けた状態で、腓腹筋の外側と内側の両方をどうじにストレッチングし、その後に、ひらめ筋のストレッチングも行うと良いのではないでしょうか。

最後に、『どれをストレッチングするか迷ったら、ご友人からアキレス腱のストレッチングをやっておくよう』アドバイスを受けられたという件に付いて私の考えを付け加えさせていただきます。
その方は、施療・施術・治療、あるいはトレーニングを専門的に学ばれた方だと思います。
ご友人のおっしゃるアキレス腱のストレッチングとは、すでにご説明申し上げたように、立った状態で前後に脚を開いて、後方の脚のアキレス腱に伸びた感じがするように行う腓腹筋の外側と内側の両方に効果があるストレッチングのことだと思われます。

『1つの関節だけにかかわっている筋肉よりも、2つ以上のの関節にかかわる筋肉の方が硬くなりやすい』という主旨のことが言われております。そしてこのケースでは、奥にあるひらめ筋は足首の関節だけをまたいでおり、表面に位置している腓腹筋(ひふくきん)は膝(ひざ)の関節と足首の関節の2つをまたいでいます。そのためにより一般的な立ったままで行う前後開脚で後ろ脚の腓腹筋を伸ばす方法をお奨めになられたのだと思われます。

でも、念のために、膝を伸ばした状態で足首を反らす方法と膝を軽く曲げた状態で足首を反らしてのチェックを行っていただくようお願い申し上げておきます。なぜかというと、より確実にストレッチングすべき筋肉が発見できるはずですから。
ぜひともお試しください。

ちなみに、当院ではセルフ・ストレッチングやパートナー・ストレッチングのご指導も申し上げております。お問い合わせのほど、お待ち申し上げております。

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